下請け宅配業という奴隷制度③
【配達の困難と非効率】
AM8:40。荷物を積み終えた僕は、車を営業所の端に移動させた。持ち出し荷物は40件、メール便は13件。伝票とメール便を、住所別に分ける。よりによって一番遠い地区に午前中指定の荷物がある。仕方がないので、その荷物を一番に訪問し、手前に戻るようにルートを設定した。
時間帯指定をしているのに在宅していないというのはよくある話だ。一番遠い家でその状況に陥ったのは厳しい。イライラしたところで客が帰宅するわけでもないので、不在票を機械から出力してポストに投函