オープニングスタッフという働き方〜後編〜
HSPさんにおすすめ!
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こんな悩みはありませんか?
私は全部当てはまります。いわゆる"コミュ障"や"陰キャ"と言われるたぐい。他の言い方では"内気、引っ込み思案、内向的、人見知り、あがり症"などでしょうか。
HSPさんの中にも社交的で明るくハツラツとした人もいるかもしれませんが、大人しく物静かで一人が好きなイメージですよね。
自分を演じてしまったり、顔色伺って合わせ過ぎてしんどくなってしまうことも多いと思います。
多くの仕事は「明るく元気に!」
一般的に社交的で積極性があって物怖じせず行動のできる人材が好まれる職場が多いです。社内の空気を悪くしない、周りと問題を起こさずうまくやっていける協調性も大切。何気ない雑談、コミュ力も求められる。
演じることはできても、無理をしてるので続かない。ありのままの自然体で働きたいけど、自分の性格では万人に受け入れてもらえない。人間関係でストレスが溜まって働きにくい。
私の場合、基本的な挨拶もきちんとするし、業務も真面目に取り組むのですが、活気がなく暗い印象を持たれ、評価されにくい。だからモチベーションも上がらず、この仕事向いてないのかな、そもそも働くこと・生きることに向いてない、と悩んでばかりでした。
「接客業」は外しましょう
はじめてするアルバイトは必然的に大手チェーン店の「接客業」が多くなります。飲食店ホール、スーパーやコンビニのレジ打ち、品出しなど、特に資格のない高校生や主婦が気軽に働けると謳っているものがほとんどです。
不登校やうつ気質、HSPさんなど、そもそも生きにくいタイプの人にはとても「気軽に」は働けないのが実状。人と関わることにとてつもない神経を消耗し、すぐに力尽きてしまいます。
まずは少なくとも「お客様」と関わらなくてよいものに絞りましょう。「接客業」は外して考えると求人件数は一気に減りますが、長い目で見て、特殊な自分が無理を最小限に続けられるものを探しましょう。
「オープニングスタッフ」という働き方
接客以外の事務や軽作業などの中で、通える範囲、時間的条件に当てはまるものが見つかっても、いざ働き始めると先輩やお局さんが最悪というパターンで潰れてしまうことも多々あります。
そこも極力排除するために「オープニングスタッフ」を狙ってみるのです。実際私が続けられている現在の2つのアルバイトは、どちらもオープニングで入社しています。
周りのスタッフと同時スタートだから上下関係もないし、店長や上司もスタートメンバーを大切にしてくれる可能性が高い。仕事のやり方もある程度自由に開拓して決めていけるものも多く、HSPさんにとってメリットの多い働き方ができます。
自分が最初のメンバーだと、ここから先はみんな後輩・部下ですから、偉そうにされることもない。
人に教えることに向いている
HSPさんは自分自身が"人"で辛い思いをしてきた分、責任を持って仕事を教えたり、新人さんのトレーニングをすることはとても向いている人種。優しく丁寧に思いやりを持って教えることが自然とできるので、後輩にも慕われ、職場自体からも重宝されるでしょう。
本来、人に何かをしてあげて感謝されること、尽くすことは好きなはずなのです。それ自体は大いに接客業にも活かせる部分。しかし、心無い態度や暴言などを吐くお客様と接すると脆く崩れるHSPさんのメンタルですから、続かない。
お客様に寄り添い、親身に対応できるスタッフではなく、鋼メンタルで割り切って淡々と対応できるスタッフしか残っていかないわけです。
さいごに
大丈夫、働きにくいHSPさんにも自然体で活躍できる場は必ずあります。私がそうですから。天職を見つけるまでに時間はかかっても、これまでの苦しみはそこにたどり着くための必要経費。培った強みは自分の中にちゃんと残っています。
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