歴男歴女の皆様へ:高輪ゲートウェイ150年の史跡
東京で最も古い街?高輪げえとうえぃの魅力とは。
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高輪ゲートウェイ駅の開業から約2年...
街の原型が出来上がりつつあります。
JR山手線線50年ぶりの新駅、皆様はもう降りましたか?
「高輪ゲートウェイ駅」
実は高輪は東京で最も古い街かもしれません。どういうことでしょうか?
今から150年前、港区・高輪の海上を列車が走っていました。
日本”初”の鉄道は明治4年に開業!「江戸が終わり、明治時代の幕開けの象徴」として、明治天皇も乗りました。
その名残が出土し、重要文化財として保存されようとしています。
鉄道遺構「高輪築堤」
この石の上を、日本初の鉄道が走っていたのです。
日本初の鉄道の線路が見つかりました。
「高輪大木戸」
古来から交通の要所だった高輪。
徳川の治世では、江戸の出入口でした。
現在の高輪大木戸跡
仙堂仮御所「高輪皇族邸」
高輪といえば、上皇さま上皇后さまがお住まいです。
独特の雰囲気を放っています。お引越しされる前に一度訪問されてみてはいかがですか。
仙堂仮御所には、かつて熊本藩細川家のお屋敷がありました。
「旧細川邸のシイ」
東京都指定天然記念物
細川邸にゆかりがあるのが、赤穂浪士です。江戸の町民の心を捉えた『忠臣蔵』の舞台は高輪にあります。
寺が多い街・高輪「泉岳寺」
数々の大名家が菩提寺にしました。
義士祭:赤穂浪士の吉良邸討ち入りの日である12月14日に合わせて開催。
高輪は文学の街でもあります。
「柴田錬三郎旧居」
直木賞作家で歴史物で著名な作家・柴田錬三郎も高輪にゆかりがあります。遺作は赤穂浪士もの『復讐四十七士』(未完)
旧宅は桂坂に。昔は東京湾が見えたことでしょう。
現在の第一京浜
文学好きは一度探訪を。
芥川賞作家の又吉直樹さんも高輪へいらっしゃいました!
幕末、高輪は国際的な舞台になり始めました。
その一つが「東禅寺」英国の公使館が始めておかれた場です。
江戸といえば、火事と喧嘩。
高輪を火事から守ってきたのは「高輪消防署日本榎出張所」
歴史的建造物に指定されています。約90年前に建てられました。庁舎内部も見学可能です。
1階に置かれたクラシックカーは1945年から19年間、高輪消防署で活躍していたポンプ車。日本で作られた初の国産消防車です。
まだまだ紹介し足りませんが、高輪ゲートウェイ、いかがでしたでしょうか。暖かくなったらぜひ一度遊びにきてください。
《番外編》
高輪のお隣、三田には「古墳」もあります。
それが、亀塚古墳公園。縄文時代の住居跡が発掘されたそうです。高輪にお越しの際には、ぜひ足をのばしてみてはいかがでしょうか。
(おわり)