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【社会考】「知能」は70歳まで伸びるの?.

0.「今日の記事のポイント」

☆「知能は70歳まで伸びるそうだよと、コロちゃんの知識力と情報量は高齢になっても多いのか?」

☆「好奇心は旺盛な方が良いよと、真面目で責任感が強いと認知症になりにくいよ」

☆「若者へのあどばいすだよと、コロちゃんと70代の生き方」

1.「知能は70歳まで伸びるそうだよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「知能は70歳まで伸びる」との見出しが目に入りました。

コロちゃんは、これを見て「ん?」と思いましたよ。
(๑˙―˙๑)ん?

コロちゃんはもう70歳過ぎていますから、「ではもうコロちゃんの知能は今後伸びないのかな?」とずうずうしい事を考えたのですよ。

そこでこの記事をジックリ読んでみることにしましたよ。

この記事は「国立長寿医療研究センター」が「40歳以上の住民を対象とした老化に関する疫学調査」の結果でした。

その内容は以下でしたよ。

◎「流動性知能:情報処理スピードなどが該当」
・50代中ごろまで維持され、その後急速に低下する。

◎「結晶性知能:経験や学習によって獲得」
・70歳ごろまで伸び続けた後、緩やかに低下する。

上記の内容が、何を意味するのかを下記で考察してみますね。

➀「流動性知能は50代中ごろまで維持だよ」

それでは最初に「流動性知能(情報処理のスピード)」を見てみましょう。コロちゃんは、新聞記事の記載からあちこちを調べて、元データを探し出しましたよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「国立長寿医療研究センター 情報処理スピード得点」より

https://www.ncgg.go.jp/ri/advice/04.html
出典:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 在宅医療・地域医療連携推進部ホームページより:1月24日利用

上記のグラフは、「国立長寿医療研究センター」が発表している「流動性知能(情報処理スピード)」の年齢別推移です。

グラフを見ると「50代半ばがピーク」ですね。それ以降は急激に低下しています。

ふむふむ、コロちゃんは今70歳を過ぎているから「流動性知能(情報処理スピード)」は・・・ダメじゃん! もう遅いんだー!
(x_x) アチャー

ただし記事内容によれば、「西田裕紀子老化疫学研究部副部長」は、以下のように語っていました。

「従来の学説では、流動性知能(情報処理スピード)のピークは10代後半といわれていたが、実際には中年期まで充分に維持されていた」

ふむふむ、「流動性知能」って「情報処理スピード」だよね。
φ(゚Д゚ )フムフム…

これは確かに10代後半の方が高いのは「スマホ」の扱いなんかでわかるけど、それが「中年期まで維持」ってことは、もうコロちゃん(70代)が今から高くなるのは無理だってことだよね。
( ¯ O¯)アー

いやいや、そんなことはコロちゃんだって自覚していますよ。「スマホ」も「タブレット」も、とてもとても若い方には追い付けないと思っていましたからね。

だけど、なんとなく「くやしい!」。
( ;`皿´)グヌヌ

➁「結晶性知能は70歳ごろまで伸びるよ」

そして次は「結晶性知能(経験や学習)」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「国立長寿医療研究センター 知識力の得点」より

https://www.ncgg.go.jp/ri/advice/04.html
出典:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 在宅医療・地域医療連携推進部ホームページより:1月24日利用

上記のグラフは、「国立長寿医療研究センター」が発表している「結晶性知能(経験や学習)」の年齢別推移です。

上記のグラフを見ると、「70歳ごろまで伸びた後緩やかに低下」だから、今のコロちゃんは「低下中なの?」。
∑ヾ(;゚□゚)ノギャアアーー!!

おっかしいなー? 今のコロちゃんは「新聞「だって「読書」だって「学習中」なんだけどなー?
(。・_・?)ハテ?

なお、記事中では「西田裕紀子老化疫学研究部副部長」は、以下のように語っています。

「結晶性知能(経験や学習)は学説同様、高齢になっても向上し、高い状態が保たれていることが分かった」

おー、良かった良かった。コロちゃんは「自分の結晶性知能(経験や学習)」が高い状態に保たれていると言うことにしておきましょう。
(*´ن`)エガッタエガッタ…

だけどグラフを見ると「明らかに緩やかに低下」していますから、「西田副部長」は新聞記者の取材では「高齢者にリップサービス」したように思えますね。

この「西田副部長」」は「お年寄りにやさしい人柄」と思いましたよ。ネットでフォトを見ても「ものやさしい女性研究者」そのもののお姿でしたよ。

なお、この新聞の記事「知能は70歳まで伸びる」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

2.「コロちゃんの知識力と情報量は高齢になっても多いのか?」

上記の新聞記事を読んで、もう70代に足を踏み入れているコロちゃんは、自分の「脳みその能力がいつまで維持されるのか」が気になってきました。

コロちゃんは、自身の「知的能力や知識量」が決して「高く・多い」とは考えていません。

コロちゃんの長い人生の中には、「こいつにだけはかなわない」と思ったヤツが何人もいましたからね。

だけどコロちゃんは、若い時から「読書が趣味」でしたから、「世の中の平均点」よりはいささか高い・多いとの自負も持っていましたよ。

そこで「脳みその老化」が気になったコロちゃんは、上記の新聞記事の「国立長寿医療研究センター」の研究をポチポチ調べてみましたよ。

3.「好奇心は旺盛な方が良いよ」

上記の新聞記事のネタ元は、「国立長寿医療研究センター」が発表している「すこやかな高齢期をめざして ~ワンポイントアドバイス~」のトピックスの1つでした。全部で56話ありました。

その中で、コロちゃんが興味を持った「トピックス」をいくつかご紹介し、コロちゃんの感想を書いてみますね。

次は「好奇心が旺盛な方が知的な能力が高い」という研究結果です。

まず最初に「心理学」の言葉のようですが、「好奇心が強くて新しい経験に挑戦することが好き」とする「心の持ち方」を「経験への開放性」というそうです。

コロちゃんは、この言葉は初めて知りましたよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「国立長寿医療研究センター 経験への開放性と知識力の10年間の変化」より

https://www.ncgg.go.jp/ri/advice/04.html
出典:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 在宅医療・地域医療連携推進部ホームページより:1月24日利用

上記のグラフは、「国立長寿医療研究センター」が発表している「経験への開放性と知識力の10年間の変化」です。

上記のグラフを見ると、一目で「左側の好奇心が旺盛な75歳」のグラフの目盛りが高いことが分かります。

さて、コロちゃんは「どっちかなー?」。
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

この調査は「NILS-LSA」という調査方法で、40~82歳の2205名を対象にした調査です。

その内容は、「経験への開放性」の高さは12個の質問項目によって評価し、「知的な能力」は「知識力検査」や「情報処理のスピード検査」などを用いて、10年間にわたって繰り返し測定とされています。

まあ、コロちゃんは70歳を過ぎてから、このブログを書き始めたりしていますから、「好奇心が旺盛」と言っても・・いいよねー?
♡(´ー`)ネ-♡

やっぱり、コロちゃんは「何でも見てやろう※」を読んだ世代ですからね。

(※何でも見てやろう:1961年:著・小田実:河出書房新社:26歳の著者がアメリカから東回りでヨーロッパ・アジア22カ国を貧乏旅行した記録)

今のコロちゃんも、まだ「読書の世界」でもっと知りたいことがいっぱいありますよ。

4.「真面目で責任感が強いと認知症になりにくいよ」

次は「パーソナリティと認知機能」です。これも「専門用語」ですね。なかなかわかりにくい言葉ですよ。

この説明によると、「パーソナリティ(性格や人格)」は、心理学で以下の5つの特性で構成されています。

◎「パーソナリティ(性格や人格)の特性」

➀「神経症傾向 :不安や緊張の強さ」
➁「外向性    :社交性・活動性」
③「開放性:好奇心の強さや想像力の豊かさ」
➃「調和性    :共感性や優しさ」
➄「誠実性:真面目さや責任感の強さ」

この上記の5つの要素を数値化して、「認知症」との関係を調べたようですね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「国立長寿医療研究センター パーソナリティと認知機能」より

https://www.ncgg.go.jp/ri/advice/04.html
出典:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 在宅医療・地域医療連携推進部ホームページより:1月24日利用

上記のグラフは、「国立長寿医療研究センター」が発表している「パーソナリティと認知機能の関係」です。

コロちゃんも詳しい内容は分かりませんから、結果のみを書き出しますね。

グラフの真ん中より下に記載がされているのは、「認知機能が低下するリスクが低い」とされる「パーソナリティ(性格や人格)」です。

一言でいうと、グラフの下に記載があるほど「認知症になりにくい」となっています。

5つの項目のうち、これに該当するのは「③開放性:好奇心の強さや想像力の豊かさ」と「➄誠実性:真面目さや責任感の強さ」の2つですね。

つまり「③好奇心が強く、➄真面目なコロちゃんは、認知症になる可能性が低い」と言うことですね。
ヽ(*゚▽゚)ノ バンザーイ♪

えっ、違うって? そう言うことにしておいてくださいね。
(*゚・゚)エッ?

ではダメな方をあげてみましょう。

つまり「➁社交性があり、➃やさしさがあり、➀緊張している」向こうの角の家のおばあさんは、「認知症になる可能性が高い」ってことですよ?

あ、このブログを隣のおばあさんが読んでいないかな?
Σ( ̄Д ̄;)ヤバッ

これはあくまでも「可能性」ですからね。それにこれを言っているのは「国立長寿医療研究センター」ですからね。

コロちゃんが言ったわけじゃないから、悪くないもーん。
( ◍´罒`◍)エヘヘ

5.「若者へのアドバイスだよ」

今日のテーマは「知能は70歳になっても伸びるの?」と、コロちゃんのような「高齢者」が対象ですから、このままでは「若い読者」が逃げてしまいます。

そこでコロちゃんは、「若者へのアドバイス」を書いてみたいと思いますね。

上記で読んだ「流動性知能」と「結晶性知能」に分けて「人の知能」を分類するやり方は、イギリスの心理学者のレイモンド・キャッテル氏が発表していました。

上記でも、ちょっと説明したように「流動性知能」とは、「暗記力・計算力・直観力」ですから、ピークは若い年代になります。

コロちゃんのような「高齢者」は、どんなに頑張っても、もう「若い方」にはかないません。この「流動性知能」は、誰しもが「年とともに衰える能力」のようです。

しかし、「結晶性知能」は違います。「洞察力、理解力、批判や創造の能力など」になります。言わば「経験値」なのですよ。

コロちゃんは「経験」だけは、誰にも負けないくらい「多彩な経験」を重ねてきましたよ。

だから、今の若い方たちは既に「流動性知能(暗記力・計算力・直観力)」は持っているわけですから、今後は「様々な経験」を積んで「結晶性知能」を高めることが大切になると思われますよ。

「結晶性知能(洞察力・理解力)」は、多くの「体験」の中で積み重ねることが出来るものですからね。

これの「具体的な例」を、ちょっと考えてみますね。

例えば「リスキリング」で、新しい分野を学ぶスピードは「若い方」が早いでしょう。

しかし、その「学んだこと」を具体的に生かす方法は、「経験値」によって組み立てられます。

学んだ内容を、そのままの形で導入できることはあまりないかと思われます。それをカスタマイズして、現実に落とし込むのは「経験値」が生きる現場ではないでしょうか。

長い人生の中での、多くの「失敗の経験」は決して無駄にはならないのですよ。

だからコロちゃんは、「いずれやろう」とか「年をとってヒマになってからやろう」とか考えている方には、昨年亡くなった「小倉智昭さんの言葉」を贈りますよ。以下ですよ。

「体が動くうちに海外旅行をすればよかった。ワインのおいしいお店に行っても自由に飲めない。若いうちにやれることがあったらやったほうがいい。老後にやろうと思っていても、老後になるとできないことがあまりにも多すぎる」by小倉智昭

テレビのニュースキャスターで有名だった「小倉智昭さん」は、昨年12月10日に「膀胱がん」で亡くなっています。77歳でした、合掌。
 (-人-)ナームー…

この上記の言葉は、「小倉智昭さん死去」の後に「日経新聞1面の春秋欄のコラム」にも引用されて、「言葉は若者たちに届いただろうか」と記載されていましたよ。

だからコロちゃんは、若い方には「若い時でなければできないこともあるから何でもやってみなさいよ」とアドバイスをおくりますよ。

それが結果的には「人生の多様な経験値」を得ることになるんですからね。老後に振り返って「あー、いい人生だったなー」と言えるようになれますよ。

6.「コロちゃんと70代の生き方

コロちゃんは、今毎日「ブログを書く生活」となっていますが、70歳を過ぎてこんなことをやるようになるなんて、若い時はもちろん60代の時点でも全く考えていませんでしたね。

昨日のブログでも書きましたが、コロちゃんの「人生双六」は以下の様でした。

◎「コロちゃんの人生の時代区分」

➀「20代:サークル活動の時代」
➁「30代:子育ての時代」
③「40代:ボーイスカウト・ボランティアの時代」
➃「50代:仕事熱中時代」
➄「60代:がんとの闘いの時代」

コロちゃんは、上記の➀~⑤の全期間を「目いっぱい走り続けた」ように記憶していますよ。

もちろん、その時の視線は「足下の現実」のみです。「遠い将来」はまず見ていませんでしたね。

コロちゃんは、いつも「全力投球で生きる」のが好きだったのですよ。そんなコロちゃんが若い時に「老後の生活」などを考えるわけがありません。

それが70代になってから、ヒョンなことで「次男一家家長様」が「ブログを書かせよう」と準備万端のおぜん立てをしたことから、コロちゃんの「人生双六」が変な方向へと転がりました。

その結果、今のコロちゃんがある訳ですが、いまここ2年間続けた「ブログ連載」を振り返ってみると、これだけの原稿を書き続けられたのは、すべて上記の「➀~⑤のコロちゃんの人生経験」ですね。

これだけの原稿を書くだけの「スキル」にしろ「社会への関心」にしろ「社会への視点」や「コロちゃんの意見・考え」は、すべて上記の「➀~⑤の人生経験」から生み出されたものです。

そう考えると、このブログはまさに「コロちゃんの結晶性知能(経験や学習によって獲得)」そのものですよ。

今日は「70歳の知能」をテーマとして書き始めましたが、最後はコロちゃんの「生き方」とその「到達点」を全力で語る結果となってしまいました。

どうか、お若い方は「うぜー!」とか言わずに、暖かい眼で見ていただければコロちゃんは幸せですよ。
(ꐦ ‾᷄꒫‾᷅ )ウゼェェェ

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

PexelsによるPixabayからの画像

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