高齢者の娯楽と洗脳

母親からLINEでやたらとYouTubeのURLが送られてくるようになった。そういえばお盆の前に住んでいるマンションのネット環境の話をしたときに、最近はテレビはサブスクの配信か録画したドラマしか見ない。YouTubeが楽しいと話をしていた。
普段は縫い物や花の世話、たまに買い物に行って、うちの娘（ようするに孫）の相手をしている母。昔からネットというかコンピューターに理解が深く、これからは必要になるものだと僕が高校にあがる時にPC9801を買い与え、超氷河期でやっと就職したときにはこれまたMacintoshLC630をポンッと買ってくれた。おかげで就職してからもPCに苦労したことはないし、逆にいつもその手ことについて相談を受ける立場になった。
自身もiMacを買って趣味をホームページに公開したり、ネットで繋がった々趣味の人とやりとりをして楽しんでいたまでは僕の記憶にある。

最近のテレビはYouTubeを見られてしまう。勿論スマホやタブでも同じ事だが、テレビで見られるというのはある種、革命が起きたと思う。アメリカのケーブルテレビが何百局という放送局を介して様々な放送をしているという事を知ったときはたいしたもんだな。日本では1〜12までまでしかないのに（まだデジタル化していないころ）と感心したのだけど、いまや、それどころでないほどの数の放送局というかYouTuberが配信を行っている。しかも自分が興味を示して見た動画に関連する内容の動画を集めてくるというサービス付きだ。

そこで母からのLINEに出てくる、YouTubeの内容なのだが、外国人に生活保護を配る日本政府や、皇族ご一家の裏口大学受験など、正直どうでもいい内容の動画ばかりだ。もちろん僕は興味もないしスルーしているのだが、こんなものを見ていて楽しいと言ってるのかな･･･とすこしばかり母の生活に不安を感じる。実家は父は健在、妹も同居していて日常生活に不安はなかったけど、これは一体。

女性週刊誌にでてくるような内容の記事をもっと過激に煽ったものをよく見ているように思う。そういえば昔から週刊誌をよく読んでいたし、新興宗教にも片足を突っ込んだことがある人だから、そういうものを引き寄せるのだろうけど･･･。

娘に聞いたら、娘たちにも送ってきているらしい。うーん。どうしたものか･･･。