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あつまれどうぶつの森 奉仕篇

子供と一緒にあつまれどうぶつの森をプレイしている。同じ境遇の人たちならこれだけで察しがつくだろうが、足りない素材、欲しいレシピ、花の交配、博物館への寄贈は基本私の仕事である。慈悲はない。

一番きつかったのは最初のてっこうせき30個持ってこいよだった。木材各種30個の納品でマイルを使い果たし、高台にも行けず川も渡れない状況でのてっこうせき30個。どうぶつの森シリーズはスマホのポケットキャンプしか知らない私でもわかった。たぬき一族は許されない。あまりにも集まらないのでてっこうせきは子供たちに年貢として要求した。

しかし初めて触るどうぶつの森がこんなにおもしろいとは思わなかった。つみきもレゴブロックもマイクラも苦手で、オンラインゲームの自宅のインテリアはお金を払って他人に依頼するくらい、ゲームの機能を使って見目よくデザインする事が苦手だがなんとか我が島も星5になった。スズランが咲き金のジョウロも手に入れた。薔薇は黒が2株、オレンジと紫が1株ずつ咲いたので隔離して高級な金のジョウロ水を与えている。水やりはだるいからレンガで道を繋いでどうぶつたちに協力も仰ぐ。彼らは働き者だ。ドーナツを分けてくれないのが納得いかないが。

そう、どうぶつの森を初めてプレイして感動したのだがどうぶつたちがとても優しい。花を植えればおれは見てたぜ…と感謝を伝えてくれ、道を整備すれば散歩しやすくなったわ…と笑顔を見せ、スロープを作れば島が広くなったと喜んでくれる。楽しい。すばらしい。愛らしい。もっと役に立ちたい。おねだりされた家具をラッピングして届けてあるのにもう3日も放置している我が子とは大違いだ。

ちょっと呼びづらそうなあだなをつけてきたり、不用品を押し売りしてくる事もあるがこれからもどうぶつと子供たちに尽くそうと思う。

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