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「型」紙と基礎について

先日息子の極真空手で昇級試験がありました


極真空手をがんばる

極真空手のイメージと言えば格闘技イベントのイメージですが

伝統空手と同様に

極真空手もいわゆる「型」の試験も試合もあります

それ以外にもちろん「組手」といって

格闘技イベントなどで見られる

二人の相手が対面して実際に技を出し合い、

攻撃や防御で戦う試合があります


空手も「型」が攻撃や防御の基本となり

上級や上段になればなるほど

技術の高い「型」が求められるようです

型は空手の全ての基本となる様です


当社のアパレル製品やドレスなどの生産も

それぞれのデザイナー様のデザインやアイテムで

いわゆる「型」が存在します

それがパターンです

それを紙に起こしたものが「型紙」です

パターンはそれぞれのアイテムやデザインの

生産や品質管理の基礎となると考えています

その為このパターンを制作する為には

それぞれのデザインやアイテムの知識

ブランドコンセプトなどの

商品開発としての知識と経験

基礎的な知識や経験はもちろん

高い縫製技術や仕様などの

深く論理的な知識と技術と経験が必要となります

それはアパレルの商品生産や開発の基礎となるためです

要は基礎の基礎となります

その為当社では全てのアイテムに対して

しっかりとパターンを制作してから

サンプル縫製や修正、量産を行うようにしています

またそのデータや型紙を依頼されたデザイナー様やブランド様に

再利用できるような形で納品しています

1点ものウェディングドレスなども同様です

基礎をしっかりとブランドやデザイナーと固めていきながら

商品開発や生産を行う事で

精度の高い商品開発と

品質の高い商品が生まれると考えています

基礎とは

知識を覚える

経験する

訓練する(練習する)

事で身に着けることが出来ます

この考え方は広くモノづくりや技術の習得などに

共通する考え方になっているのではないかと思っています

先日とあるダンスの先生がおっしゃっている動画をみました

基礎が無くても個性や独創性があれば
問題ないとか言ってるダンサーのダンスは見るに耐えない
論理的思考をしている時間のほとんどは
記憶の中から知識を取り出すことに集中している
そもそも知識がないと深い思考などできない
ダンスにおける個性や独創性も
既に存在している基礎から少しだけずらすってことで生まれるので
「基礎を無視した個性や独創性なんてない」
って思った方が上手くいく

色々な考え方があるので
100%正しいと感じるかどうか人それぞれですが
当社の商品開発における生産技術や工程は
この基礎としての「型」や知識を大切にしていきたいと考えています

その上でデザイナーやブランドに対して

深い論理的思考で

個性や独創性を生み出せるように

お手伝いが出来ればと考えております


パターンのスタッフなどは

この「型」=パターンを制作する為の基礎を大切に

要はこれが商品開発や生産における基礎と考えます


縫製スタッフにおいても基礎を十分に理解して

技術を身に着けるために

知識を覚え

経験し

訓練する(練習する)

事で身に付けられるように

現場教育と整備を行いたいと考えています

当社の様なアパレルOEMや生産業者は

アパレルやドレスと言っても

様々なアイテムの特徴や

それぞれの業界やブランドコンセプトなどによっても異なるので、

それぞれに基礎があり

身に着けるべき基礎や知識も多様ですが

これからもそれぞれのプロフェッショナル=専門家として

お取引先様やデザイナー様に貢献できたらと

考えています

またそれらのプロフェッショナルなスタッフのみが

お客様やブランド様などの取引先を担当しています


さて、今度は息子の空手の試合が控えており

基礎が大切という事で道場の師範から組手のみならず

「型」の試合にも出る様に言われたそうです

「型」は試合の経験が少なく、苦手だそうで

そこで師範に言われたのが

「型」は空手の基礎だから、

君はしっかり両方練習すれば「組手」も強くなる!

どの分野でも基礎は大切な様です・・・


株式会社コロン