「フェスタ」 馳星周 を読んで
図書館の新刊コーナーで借りて読んだ。
北海道で、フランスの凱旋門賞に出すサラブレッドを育成する父子が登場し、競馬は全く無知ながら、徐々にその世界に引き込まれていった。
競馬には、馬主、調教師、世話をする人々、騎手と、本当に多くの人が関わっている。
ほんの一握りの馬が、脚光を浴び、そして種馬として生き残れるという、かなりシビアな世界で、かかるお金もはんぱない。
カムナビというなかなか人のいうことを聞かない、一筋縄ではいかない馬に馬主がつき、徐々に夢に向かって道筋がひらけていく。
紆余曲折の末、フランスの凱旋門賞に出ることになるのだが….。
本当に最後の最後まで、どういう結末が待っているのか、ドキドキしながらいっきに1日で読みおえた。わくわくするような、エンディングもとても良かった。
最近ずっと電子書籍が多かったので、久しぶりの紙の、それもかなり分厚い本で、読みごたえがあった。紙の本もいいなと思った。
作者はここ数年飼っている犬のために、軽井沢から北海道に夏の間移住しているのは、犬ブログで知っていたけれど、こんな素敵な本を書いていたんだなぁと。
犬は亡くなってしまい、犬ブログはしばしお休みに。また新しい犬を迎えたらまた再開するのかな。
次の新刊も楽しみだけれど、犬のブログの再開も今から楽しみだ。