11/3 電話
「龍が如く」をプレイしたことがないのに、友人から電話でだらだらと話をきく。
なんか極道の話なんでしょうというくらいの知識だったので、友人に色々と説明されて、思っていたよりヘビーな話で驚く。
マジですかい。
私はゲームをあまりやらないし、プレイ実況動画とかも見ない。
こんなことを言うと、ゲームを作った人とゲームが好きな人に怒られそうだが、ゲームってプログラミングされたものをなぞっているだけじゃないか? とどこかで思ってしまっているのだ。
自分だけのストーリーを売りにしているゲームがあったとしても、それは結局ゲーム会社が用意したもので、自分だけの、とかはないんじゃないか。
それでもゲーム好きの人は「遊ぶ」ことが好きだからやっているのだろうか。
ききたいけれど、こんなことをきいたら悲しませたり怒らせたりしてしまうような気がして誰にもきかないまま今に至る。
でも、趣味嗜好は尊重されるべきだし、個人個人が楽しければそれでいいんだ。
いや、元々否定するわけじゃなくて、純粋に疑問に思っているだけなのでそこは誤解のないようにしていただきたい。
あと、今日は別の友人が福島の本屋さんまで私の本「ふにゃふにゃ、ぴーんって生きてたい」を売り込みに行ってくれたそうで、具合が悪くて寝ていた私は申し訳ねぇと思うばかりだった。
立つと、ぐあんぐあんになって、千鳥足みたいになるのでトイレに行くのも最小限にしていたら、なんか喉が渇いてきたので水を少しずつ飲んだ。
どうやらこの不調は低気圧のせいらしい。多分。
仙台の夫のところまで行こうかとも思っていたのだけれど、とてもじゃないけど無理だった。
こういう話をすると、「みんなそうだから大丈夫! 元気そうじゃん!」みたいなことを必ず言われる。
そのたびに私は、「違うんだよ」と思う。
大体みんなが辛かったとしても、私が今辛いことは変わらないじゃないか。それに「元気そう」ってなんだよ。元気かそうじゃないかは私にしかわからないだろう。違うのか。
襟首を掴みたくなる気持ちを抑えながら、毎回「そーだよねー」と返す。
心の中で思っていることをそのまま言える奴が羨ましい。
でも。言っちゃえる人は、寝る前に「あんなこと言わなきゃよかったな……」とか考えることもあるらしい。
真ん中ってないのか。
自分を含めて誰も傷つかない方法。
それでも私は嫌われたくないから、言葉をたらふく飲み込んで深海へと落ちていく。
あなたに私のなにがわかるのよと引いていく線は赤いのです