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大人の自転車カタログ
中学生1年の頃、私は地元でサッカークラブを作った。
弟やその仲間、近所の小学性を集めたら10人くらい集まった。
そこで大人はだれもいなし、中学校で部活のない日、地元の小学校で私がコーチとして練習をするようにした。
私は部活で練習した内容を踏襲して皆に教えた。人に教えるとさらに学ぶという定説の通り、私自身の技術も向上した。
その後、私が疲労で血尿、さらに歩けなくなったが、復帰後、地元のサッカー少年団に全員がスカウトされて、ジュニアの大会に出ることにもなった。しかし、その大会日程、自分の部活の試合が重なり、私は出られなくなった。
その時、その話をだれから聞いたのか、クラスの不良男、体がデカく、たまに私に金をせびる嫌な男が、
お前の代わりに俺をださせろと、私を脅す。
「団員でないから、金がいるよ」と私。
「いいよ」と男は返事をした。
その男、好きではないが、世田谷の中学陸上大会で、お互いリレーの選手となり、一緒に練習した時、真剣にやっていた。その姿を思いだし、こいつなら戦力になるだろうとOKした。
後日、弟に聞いたところ、キーパーをやっていたようだ。
「どうだった?」私。
「真面目で優しかった」弟。
なんとも言えない気分だったが、その後、男は高校を中退して、私の前から消えていた。
こいつも問題を抱えていたのだろう。今はそう思ったりする。
さて、前書きのあとに本題
私はOld Schoolの人となった。
つまり最新の自転車に全く興味が無くなった。
そんなことで、今使っている自転車のカタログを作ってみた。
2006年以前の自転車はオーダー製作なので別記事とした。
Old School 古風または昔風、昔ながらの価値観やスタイルなどを意味す
る。
Cannondale SIX13 Team 3 COMPACT 2007年製
2007年、新車購入した。
写真ではシクロクロスの練習のため、シクロ向けクランクに交換していた。今はシマノ 105 Compact , 34/50 クランク170mmに戻している。
このシマノ 105 Compactだが、欠陥ともいえる問題があった。
フロント・ロー、リア・トップでフロンギヤにチェーンが引っかかる。どんなに調整しても直らない、駄目だった。
しかし、このギヤパターンを実走で使うことはないので問題はなかった。つまり気分の問題だけだった。
このSiX13は私の最後のロードレーサーとなった。
この時代、カーボンでも組み付けしたフレームだ。このフォルムが最高だ。
今のカーボンモノコックフレームだと工場製品そのもので、そこにビルダーのアイがない。
KONA JAKE THE SNAKE 2011年製
シクロクロスレースに出たいが為にオークションで、2013年に中古を購入した。フロントシングル化している。アルミフレームだが固くなく乗りやすい。普段でも乗る率が高いバイク。
カンチブレーキを使う。普段マウンテンバイク(MTB)でディスクブレーキを使うが、MTBコースと違いシクロコースでは問題なかった。リムが鳴る。このリム鳴りが嫌いではない。
RIDLEY X-FIRE 2013製
シクロクロスより、ロードレーサーに近いグランベルを意識したバイク。
ツーリングや練習の選択肢を増やすためにこれもオークションで、2015年に購入した。
軽いので結局、ロードをメインに走っている。ブレーキをVブレーキとして制動力をアップしている。
ペダルはSPDを使う。練習時とオフロード走行時では便利だ。シクロクロスの試合時のように足が直ぐにハマる。足を外せる。これは危険回避となる。
Gary Fisher Big Sur. 2005年製
トレック傘下になる以前、ゲーリーフィッシャー時代の26インチ、ハードテールのマウンテンバイク。新車で2005年に購入した。
もともとこのフレーム(サイズM以上)で29インチも販売されていた。
非常にコントロールしやすいバイクで、もうこれ以上、マウンテンバイクは要らないと思った。
その通りで、試合用のマウンテンバイクはこれ以降買ってない。
私は昨今の大きいタイヤと幅の広いハンドルのマウンテンバイクには乗ったことがない。
Specialized HardRock A1 Sport SF 2005年製
26インチ、ハードテールのマウンテンバイク、普段乗りに使うつもりでオークションで、2015年に購入した。手元にくると程度が抜群にいいので改造した。フレームはほぼ新品だった。
一番大きかったのはVブレーキをディスクへ変更した点だ。
他にもちまちま改造を楽しんだバイクだ。そして全く乗っていない。
リアがロー・ノーマルだったが、使いこなせず、トップ・ノーマルに変更した。売りたいが。まさに形がオールドスクール。
売れても安値だ。だったらビンテージになるまで置いておく。そして、ロー・ノーマルに戻す。
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モノの本質
昔、1990年頃、「愛情を持って使い込まれたアウトドア用品は価値がある」そんな話を運営していたホームページに書いたことがあった。
するとコメントがあった。
「そんなものに価値を見いだすのはおかしい、モノは性能こそ全てだ」
このコメントは当時、30代前半だった私には衝撃だった。パソコンの性能競争をしている人だったのだろう。
モノの本質は性能ではない。使いこなすことだ。モノは使うこと、手を入れること、そして愛すべきものとすることで、その人にとって価値がでる。
私は今でもそう思っている。