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廃校プロジェクト2 食の話から

野菜の種類
オーガニック食品などに関して勉強している奥さんなどは知っている話。
当然、私の妻も知っていた。
とは言え、エンゲル係数の上昇と教育費、ローンで、「そんなの関係ねぇ」と一時なっていたが、最近はようやく食を選べるようになってきた。
最近、米に関しては美味い米を求めている。今一押しは農林48号 武川米(山梨県北杜市)
農林48号は冷害、病気に弱い品種で、今や幻の米と言われている。武川でしか作ってない。

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昨年、この米で作ったおにぎりを食べて、そのうまさに惚れ、今年は新米を買い込んだ。
特におにぎりにすると美味い米なので、翌朝食べても美味い。家は結構多めに炊くため、冷や飯が美味いのはとてもいい。

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米自慢はここまでとして、まずは野菜から考えてみよう。
現在流通している野菜にはこんな特徴がある。
固定種ではなく品種改良したタネから育てた野菜が売られている。
同型品種=固定種となる。
この性格の違う固定種を掛け合わせて品種改良した野菜の一世代目をF1野菜という。
このF1野菜が流通している。
さらにこのF1のタネから育てた野菜はF2の野菜となる。
しかし、F2の野菜は育つには育つけど、隔世遺伝なのか、出来はばらつきが多く、大量生産には向かいな。そこで農家はF1のタネを買い生産している。

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買ってきた野菜、果物のタネが上手く育たない、育っても変なモノしか出来ないのはよくある話。

F1(1世代雑種)
そろいが良い 育つのが早い たくさん収穫可能 
タネ=再生産に向かない
固定種(在来種)
味はいい 育ちがばらばら 大きさがばらばら(ひねもの)
タネ=再生産に向く

私はオオクワガタのブリーディングを過去にしていたので、よく分かる。
F1種で大きな形のオオクワガタ同士を交配させると、何割か奇形が出来る。だからここで野生種=Wを入れる。すると奇形はなくなるが、大きな個体が出なくなる。こんな事をしていると生命を冒涜している様で、怖くなり、3年で止めた。
家庭の庭木、柿でも分かる。柿は種から育てると全て渋柿になる。甘柿の種を植えても渋柿となる。何故なら甘柿は固定種の突然変異種なので、甘柿はその甘柿の挿し木で作る。
柿は挿し木、接ぎ木がほとんどだ。他の果実もそうだ。

遺伝子組み換え野菜
固定種は再生が可能。家庭菜園、自給自足生活にはこちらが向いている。
本来固定種で野菜を作ればいいのだけど、欠点として生産量が少ないし、ひねものが出来る。市場で曲がったキュウリは売れない。結局全て消費者のニーズと大量消費のために野菜を作っている。つまり工業製品と同じ、ではそんな思想を持つと、次なる問題が出てくる。メンデルの法則で品種改良をやっていたら時間がない!だったら遺伝子組み換えだ。何でも出来るとなる。

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生協では、思想として遺伝子組み換え野菜、作物は売らないとなっている。
遺伝子組み換えにおいて、アメリカでは生産製をあげるためのもの、つまり虫が付かない、腐らない、黴びない。除草剤を撒いても枯れず殺虫機能を持った作物となる。
これは怖い。腐らない、虫がつかない作物。

遺伝子組み換えのデメリットは、長期的な目でみると消費者の身体にどのような影響を与えるのか、健康被害についてはまだ分からない点が多い、ただ出生異常が多いことはわかっている。

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写真は2年前のグレープフルーツ。腐らず、ショウジョウバエも卵を産まず、黴びも生えず、化石化した。これは危険な変種だろうと思う。
これ見て、柑橘系は国産がいいと思った。私は柑橘系が大好きで、今や国内では色々な種類もあり、世界一だと思う。輸入は必要ない。季節外れになれば食べなければいい。

人も遺伝子組み換え
ちなみに、今の疫病のワクチン開発に大きく関わっているビル・ゲイツ氏は過去にこんな事を言っていた。
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遺伝子組み換え作物は「全くもって健全だ」と、レディット(Reddit)のAMA(Ask Me Anything:何でも聞いて)で述べた。2018.3.5
ゲイツ氏は、こうした繁殖技術は、世界の飢えや栄養不良の撲滅のための重要なツールだと語った。
物議を醸す発言に聞こえるかもしれないが、ゲイツ氏のスタンスは遺伝子組み換え作物を研究する大半の科学者の考えに合致するものだ。
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彼の遺伝子組み換えの思想が、現在のRAMワクチンと繋がる。
国内で接種が始まったワクチンは世界で初めて、人の遺伝子を直接組み替えるワクチンとなっている。流石に政府発表には素直にうなずけない。あくまでも接種は任意。

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知的財産 地方活性
さて、話を野菜に戻し、遺伝子レベルでの品種改良でも「危険な変種」でなければ、食べちまうからそれでもいいのかと思う。
でも、地道にメンデルの法則で何十年とかけて品種改良する日本人の辛抱強い方法。それで作りあげた野菜、柑橘系、果物、肉は美味しい。
市場での強みだと思う。儲からないと言うけど、それは売り方次第だ。買い手の意識改革も必要。
後、品種は特許だし、知的財産なので、盗まれないようにして欲しい。

農業従事者は今や外人頼り、彼らは日本のためには働いてはないので、いつかは国で作物を作りたいという希望があるはずだ。何時までも頼るのは無理がある。
「日本に農業を取り戻す」
そんな政治が必要ではと思う。
また、これが地方の過疎化を防ぐことになる。そのためには、食文化に疑問を持ち、日本のいい食材を食べる、そんな地産地消がいいと思う。

まずは、米を食べて欲しい。パンも日本では美味いけど、米を勧める。あと菓子は少し控えて、果物を家庭でたくさん食べて欲しい。
今疫病で、日本は危機的状況だが、これが食文化を変えるいい機会だと思っている。


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