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ギターの話 Gibson B-25- Deluxe 1974年製

今、色んな意味でギターの値段が高騰している。
説明すると、まず良質な材料(木)がない。それと職人が高齢化していなくなった。
今時、修行とかしないし、弟子とか取れないからね。

一方、楽器としてギターは面倒くさいのか、近頃、若い子があまり弾かない。私が高校生の頃は一家に1本だった。
特にアコースティックギターは人気がない。指が痛くなる。弦のテンションに負ける。理由はわからないが、数が売れないと新品の価格は高くなる。

それと、パソコンで楽曲を作る人多いから不要なのかなぁ。
でも耳が電子音に毒(慣ら)されていないかと心配になる。
デジタルで音は作れるけど、生音は振動だから、説明になってないけど、空気の振動は心を癒やす。

Gibsonのギターとは
ギブソン(Gibson) 皆さんご存じのように有名なギターメーカだ。
しかし2018年、ギブソンは破産している。実質ギブソンは名前だけのギターメーカとなった。

今は何処かの資本(オンキヨー、フィリプス?)の下で生産している。
現在の日本のパソコンと同じだ。ダイナブックだけど実はレノボ(中国製)
つまり、最近のギブソンは名前だけのギターと言える。

沿革
ギブソンは1894年 ミシガン州カラマズーでのマンドリン生産が始まりだった。
職人もそこで生活していたが、1974年から1984年にかけて、ギブソンギターの製造の中心は、ミシガン州カラマズーからテネシー州ナッシュビルへと順次移転した。

そうなるとベテランの職人が移動を嫌がり、かなりの数がカラマズーに残った。そして別ブランドでギターを作り続けていたそうだ。
今時の大企業みたいなギブソン。

ここで品質(鳴り)に差が生じる。カラマズー時代のギブソンはオールドギブソンとなり、マニアが欲しがるビンテージとなった。

1984年、ギブソン ミシガン州のカラマズー工場は閉鎖された。
そして2018年ギブソンは潰れる。

以上簡単だけど私の思っているギブソンの沿革。

ギブソンB-25
紹介するのは、ギブソンB-25 Deluxe 1974年 カラマズー製だ。
特徴としてはナローネック ネックが細い。全てオリジナルだ。
ネックは流石に少し曲がっており、サドルギリギリに調整して弾いている。
ヤッフーオークションで80,000円で入札した。
今はどうだろう、20万円切るくらいの値段。

ギブソンのスモールギターだ
ナローネック 40mm
派手なクラックはない
ミシガン州カラマズー製
製造番号とMADE IN   USA 


鳴りだけど、9年前、買って直ぐの頃、牧歌的なYouTube時代にアップした。
取りあえずやってみた。それでOKだった時代。

もう1本のギブソン ビンテージギター、興味のある方はどうぞ。


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