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消えた通勤シューズ そして登山靴

オリンピックの話を少し
 2024年8月、パリのオリンピックを観ている。私が初めて観たオリンピックは1964年の東京オリンピックだった。小学校が甲州街道沿いにあったので、歩道に椅子を並べ、国旗を振りながらマラソンを走るアベベ、円谷選手を応援した。
周りにいた大人達が「アベベが靴を履いてる」「裸足がみたかった」
その頃から世間は好き勝手なことを言っていたようだ。

 円谷幸吉選手は東京オリンピックで3位となる。
福島出身の純朴な青年は、その後人生に翻弄され、1968年のメキシコオリンピックを目指すが、その年の1月、自殺する。 

 2度目の東京オリンピックは幻に終わった。本当に残念だった。
無観客ではあったけど、元気であれば屋外の自転車ロードレース、マラソンは見に行けた。しかし、残念なことに、私はオリンピックの開会式の日に倒れていた。

 ことの顛末はここでは省略するけど、オリンピックは病院のベッド上で観ていた。ご存知のようにコロナ禍でもあり、マスクは常時、家族もこられない。病院は殺気だっている。そんな先の見えない状況たった。

 だから東京オリンピック、選手も含めて開催されることだけでも
「ありがとう」
世界はそんな雰囲気だった。SNSで選手や運営、審判にグダグダ言う人間も少なかった。

 国内では「オリンピックを中止しろ!」と一部で騒いでた人達はいた。
何でも文句を言う人は一定数いる。昔、お袋が言ってた。
あの人は文句垂れだから
戦前、戦後と極限を生き抜いた親達は人の本質を知っている。

パリオリンピックのSNSでのコメント
 そして3年経ち2024年7月、パリオリンピックが開催されている。
この3年間で、世界は混沌とする。また紛争、戦争が始まり、温暖化は加速し、安倍さんは暗殺され、最近ではトランプさんの暗殺未遂もあった。自然は破壊されて、世界の虫の種類の95%が消えたという。

 この世界はこれから大丈夫か、縄文時代が1万年以上、江戸時代が265年、戦後はまだ79年。そんな一瞬の間に人間のDNAに刻まれた本質が変わる事はない。

 SNSではオリンピックへの応援かクレームかよくわからないコメントが溢れる。フェイクな情報も溢れる。そんなものを見ない、読まない人も多くなった。そんなことで気分悪くして1日を過ごしたくない。

 スマホを使ってYouTubeでオリンピックのダイジェスト版を観て、今まで興味もなかった競技に辛辣なコメントする。
これが、昔みたいに、文句タレのサラリーマンが飲み屋で仲間内にガタガタ言うなら全く問題ない。でも、それを全ての人々に向けて垂れ流すことはないだろう。

 電車に乗っていて、隣に座っている人が、誰かの悪口を言っている。それが耳に入って来る。
「何処か他でやってくれ!」

 高尾山の6号路を妻とハイキングしていたとき、後ろにいるおばさん二人が永遠と嫁の悪口を言っていた。
「今時の人は気づかないのね、あたし言っちゃたわよ・・」
「そうよね、直ぐにいい訳するし・・」

 気持ちいい季節のハイキング、おばさん達はこれが息抜きなのかもしれないが、聞いている方はたまったもんじゃない。

応援など
 自分も勝ち負けのあるスポーツをしていた。妻もママさんバレー、子供達も運動部で、そこには勝ち負けがあり、仲間もいるし、喜怒哀楽もある。
私は勝っても負けても、自分も含めて大騒ぎはしなかった。
勝ったときは「凄いな」と言う程度だ。

 選手に試合後「もっと頑張って」「集中力が足りない」そんなことは言えない。与えら得た条件で、頑張っているし、集中している。
だから負けても勝っても
「よかった」「素晴らしかった」程度のことを言うだけだ。
この歳で分かるが、その時の一瞬は勝ち負けに関係なく人生の糧となる。
そこに他人が勝手な感想を付け足す必要はない。

閑話休題 

通勤シューズ
 私の通勤シューズはここ20年、これ一択。1年に1足は履きつぶした。
 Hite Luck IL-130 アシックス ウォーキングシューズ 見かけは革靴だけど、ほぼスニーカーのような履き心地。従って寿命が短い。
そして最後の1足は2021年の7月23日以降、1度も履いていない。会社が解散して、年金暮らしになった今、革靴の用途は消えた。革靴ではないかぁ。合皮だ。

アシックス Hite Luck IL-130

ランニングシューズ
 ランニングシューズの付き合いは長い。40年位になる。とにかく色々流行り廃りがあった。昔は衝撃吸収が歌い文句のナイキのエアをよく履いた。
膝を痛めた頃、内旋防止のブルックスも履いていた。後、ベアフッドも好きだった。足袋シューズも買った。

 足袋シューズは私の指の形が悪く指を痛めた。それでもウォーキングシューズはまだ1足持っている。
現在、ランニングシューズは単価の高い厚底バネシューズばかりだが、私は買ったことはない。

MARUGOの足袋シューズが有名だ。

丸五の足袋シューズ

トレランシューズ
 ここ10年程、足の故障対策としてトレランシューズを履いている。
足首を捻らないように全体的に固めで、路面が濡れていてもあまり滑らない。下りでも、シューズの形状なのかツメを痛めない。

 初めて買ったトレランシューズはバスク VASQUE、当初凄く固い靴だと思ったけど非常によかった。
次にモントレイルを買ったが、どうしても靴紐がトレイルでは緩む。
最近はサロモンのトレランシューズだ。これが2足目、このワイヤーで締めるタイプが、疲れていても楽に締め直せて便利だ。

 最近の新素材のシューズは、5年位で加水分解してしまう。下手したら1年程度で靴底が剥がれる。使用時間が決まっているようなシューズもある。
その点、悪天候でも使うトレランシューズは長持ちする。

サロモンのトレランシューズ

登山
 登山は自分の性格に合わないと思い、あまりやってはいない。つまり素人だ。昨年(2023年)、昔からのトライアスロン仲間の1人が富士山に登りたいう。それにつき合って、元トライアスリートの登山ガイドさんに頼み、練習を開始した。

 私自身は30歳の時、富士登山競走で富士吉田の市役所前から頂上まで21キロ、4時間19分で富士山は登っている。しかし、68歳現在、基礎疾患ありの高齢者となった身では不安だ。

 実は3年前、マウンテンバイクの練習中に急性心筋梗塞で倒れている。心臓にカテーテルでスタントを5本入れている。抗血小板薬など7種類の薬を服用している。聞くだけだとボロボロだが、何とか復調している。

 高齢者は大体が体に不具合もあり、衰えは自分の考えている以上ある。
おそらく40代なら、直ぐに富士山も登っていたと思う。でも今はプロからアドバイスを貰って登る予定だ。

 私はカヤックなどのアウトドアスポーツも長くやっているので、身に染みている。自然は甘くない、些細なことで事故を起こす。人生を運任せにするのは好みではない。

事故延期 
 予想外の事故が起こった。高所訓練として、2023年7月下旬八ヶ岳の天狗岳をガイドさんと一緒に登ったのだが、友人が、ちょっとしたミスで転倒、登山後、検査をしたら肋骨を骨折。全治2ヶ月と思っていたより重症だった。これで昨年の富士登山は2024年に延期となった。

 さらに不運は続く、今年、なんと新年そうそう、そのガイドさんが足首を骨折する。ガイド付きでの山小屋宿泊の富士登山は中止した。

 ここで私達は計画を変更して、朝から富士宮ルートの五合目から登って、そのまま下山するパターンとした。これだと普通の1日登山となる。今2人で練習を続けている。
天候と体調、高山病、これさえ問題なければ、ここまでの練習で大丈夫そうである。

富士宮ルート

富士宮ルートで登り 4時間30分 10キロ
標高 1390m   平均斜度 13.9% 

ちなみに5月から7月の練習行と比較
瑞垣山 斜度 35% 日向山 26% 低山も10キロ以上何度か歩いている。
体力的には問題ないだろう、後は酸素だ。8合目以上では6割程度になる。
高山病、これは前日疲労してないことだと思う。二日酔いは厳禁だ。

最近の登山データー

登山靴
 私はBOAシステムの登山靴を使っている。
自転車レースもやっていたので、このワイヤーによる靴紐、BOAシステムはホールドがいいことを知っている。また自転車に乗りなが締め直せる。
登山でも登坂中、下りで中でも直ぐに対応出来る。
そんなことで、モンベルのBOAシステムの登山靴を使っている。最近ハイカットの靴も買った。

自転車シューズのBOA 10年以上前からある
BOAシステム モンベル
BOAシステムとベルクロ モンベル

後は登るだけだ。験担ぎで、昨年の夏から髪を伸ばしている。

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