自転車シューズの話
1985年くらいからのスポーツ自転車 ロードレーサーの大きな変化が2つあった。ペダルとシフトの進化
ペダルの進化
1987年の宮古島トライアスロンの頃、ほとんどの選手は、スニーカーでフラットペダル。またはトークリップペダルで自転車を漕いでいた。
トップ選手はトークリップ専用の自転車シューズを使っていた。私もトップではないけど、皮の専用シューズを使った。この時代はスパイクと言っていた。そして、この頃からちらほら、LOOKのビンディングペダルも見かけてはいた。
練習時も含めて、トークリップで足を縛り付ける作業ほど面倒なことはない。信号待ちなどしたくない気分となる。その点、スキーのビンディングと同じ機構を持つペダル。凄いものが出たと驚いた。
LOOK 1990年代のもの。
当時、LOOKの使えるシューズは、トークリップ用でもあり、アッパーが皮で、引き足時に皮が伸びるとかのデメリットもあった。でも基本引き足なんかで力むのはスプリント時だけなので、私には問題ない。
だから早速LOOKのペダルを購入して付けた。
シューズの方だが、選ぶにもその種類がない。精々SIDIが日本で買えた。
あのモトクロス時代に世話になったSIDIだ。私はアルパインスターよりSIDIが好みだった。
世話になり履きつぶしていたSIDIのモトクロスブーツ。何足めだろうか、信頼は十分だ。やはり革靴はイタリア製だ。
シューズ自体の写真はないが、最初は青、次は白を使った。
2000年頃、シマノSPDーSLペダルを使うようになったが、これはトライアスロンシューズとしてシマノ製しか買えなかったからだ。今はシマノのSPDーSLペダルが日本では標準となった。
シューズの対応
さて、今度はシューズに関してだけど、私は基本的にSIDIのシューズが好きだ。
昔SIDIは固いソール意外は皮だけで作られていた。皮は伸びると言うその特性から、可能な限り小さいサイズを履いていた。だからトライアスロンの時スイムでふやけ足の踵が、すれて出血していた。
常に血染めのシューズ。
シマノトライアスロンシューズは、踵にスポンジが付きランニングシューズのようになっていた。作りも合皮とプラで水抜けもいい。それでトライアスロン時はシマノのシューズを使った。
初期の頃のシューズで、10年以上使ってボロボロになった。
合皮なので軽いが、表面が加水分解している。ただカーボンソールはいい。
今、自転車シューズはホールド機構がかなり改良されて、普通の靴のサイズで選べる。足をいじめる必要がなくなった。
とは言え、これも多少古いタイプのSIDIだが、SISIジェニウス 名品だ。
室内のローラ台用に購入した安いSIDI(中国産)は合皮でショボい、そして引き足の圧力に負け、踵がはがれる。一方、SIDIジェニウスは本革で、ソールはピン打ちしている。よく分かっている。流石だ。
マウンテンバイクのベンディングペダル
これはシマノ一択。
ちなみに、シフトもペダルもマウンテンバイの機材はシマノのお陰でここまで進化した。
少し紹介、初期型のまんじゅう型のSPDペダル。その後スリムになり、ペダルからの泥抜けが改善された。
長くなるので終了。次はシフトの話となる。