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自転車シューズとペダルの進化

スポーツ自転車のシューズはペダルに固定します。
最初は違和感があり怖いと感じますが、慣れるとスキー板と同じで自転車が体の一部になったと感じます。
私は、SIDI(シディ)と言うイタリアメーカ-のシューズを昔から使っています。イタリア製ですが、甲高の足にあっています。
今は殆どみないトークリップ時代から使っているので、35年使っているメーカーになります。
SIDIは丈夫で品質もよく、一番自分の足に合うシューズなので一択となっています。

シューズを固定するシステムの変貌
シューズはSIDIですが、足をペダルに固定するシステムは1985年に大きく変貌しました。
スキーと同じビンディングタイプとなったのです。LOOKというスキーのビンディングを作っている会社が開発し発売し、爆発的に普及しました。
当時は圧倒的なシェアーで私も使っていました。
その後、手に入り易い国産のシマノのビンディング(SPD-SL)を使っています。

トークリップ
私の場合、長い間現役でやっていたので、トークリップから今のビンディングシステムになった時、ストップ・アンド・ゴーの多い公道での練習が楽になると思いました。
そしてこの頃からロードバイクのブームが始まっています。

トークリップのシューズだった1984年のツールドフランス イノー、フィニヨン、エレラ、レモン歴代のレジェンドがいます。今のロードレースとの違和感は、ノーヘル時代だからです。
この時代のクロモリのロードバイクとスポークホイールは個人的には好きです。

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1984年の宮古島トライアスロンではまだ昔風のトークリップ。
義務付けられていたヘルメットもOGKの一択でした。

LOOK 1990年製品製

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ビンディングシステム
LOOK以降、基本にLOOKの亜流システムか、マイナーチェンジした製品しか出てないと思います。それだけLOOKは完成型でした。
一方、このビンディングシステムに対して、シューズには問題がありました。それは革製のアッパーが引き足で伸びます。
トークリップシューズのようにペダルにベルトでまき付けて固定せずに、足の裏だけで固定しているので、革だとどうしてもそうなります。

一部の選手は伸び防止のため、シューズのアッパーをガムテープで巻き付けて使ったりしました。
とは言え、メーカーの対策は毎年されていき、シューズは段々ごつくなり、延びない合成革とかを使い、足の甲を押さえ込む形となっていきました。

シマノ SPD-SLシステム

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靴紐の変貌
トークリップ時代のシューズは紐で結んでいました。ビンディングシステム後、アッパー押さえ込む形となり、最初はベルクロ、マジックテープ式のストラップで固定してました。これは使っていると次第にベルクロが効かなくなります。

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次に出てきたのが、バックルタイプで、SIDIだとラチェットになっており、随時締め込めるし確実に固定出来ます
そして、最近ではダイヤルタイプでワイヤーで締め込むタイプとなってます。BOAダイヤルシステムが有名です。
このダイヤルシステム、個人的にはシューズの軽量化の為で、ホールドが素晴らしいとは感じません。
ここまで来るともう趣味の問題です。

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私の場合、機能的には十分で、なおかつ足に合う安定度抜群のSIDIのバックルタイプシューズを愛用しています。SIDIは丈夫なので、結構古くても使えます。

今持っているSIDI 
赤白色 SIDI GENIUS 5 FIT 
オレンジ色 SIDI LEVEL 
青色 SIDI SCARPE ZETA これは室内ローラ用

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素材の話
昔は本革でした。今はアッパー、サイドは合成皮革とメッシュナイロンが殆ど、SIDI GENIUSは一部本革。本革は少し違和感があっても馴染みますが、合成皮革はそれはありませんが、伸びません。

選ぶサイズは歩く、走ることは基本的にしないので、ピッタリのもを選びます。靴が緩いと、踵が浮きパワーロスするし、膝とかを痛める可能性があります。

ソールは固い
自転車シューズの底は固く曲がりません、踏む力がダイレクトにペダルに行くように固いソールとなっています。
ソールの素材は強化プラスティック、カーボンなど固いものとなっています。ちなみに固いソールだと足裏が疲労します。痙ったりします。

重さ
重さは300gくらい、200g台は軽いと言われます。
一般的にマウンテンバイク用のシューズは頑丈なので重いです。
泥沼を歩く場合もあるので、スパイクがついてます。

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初期のSPDシステム (マウンテンバイク用)これはシマノ独自。当時のマウンテンバイクでは、ほぼ一択だった。

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最後はペダリング
時計の12時の位置から一気に力を入れて踏みます。下へというより斜め前に体重を乗せる感じ踏みます。
6時の位置まで踏んだら、力を抜きます。ここから引き足をします。基本抜重に近い感じで加重を抜き、そのまま上へあげます。

基本的に踝が下がることはあまりありません。母指球で踏みます。
回転重視のペダリングだと足裏全体で踏む感じとなります。
ケインデンス(1分間の回転数)は、レーサーでは90以上が普通です。自分の体にあったケインデンスで走り続けられるように、シフトをしてギアを変えます。ここからは乗り方と練習方法となるので、ペダルの話はここまでとします。

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