STAFFORD(スタッフォード )SAD-600 エレアコ仕様
STAFFORD SAD-600
あまり知られていない日本のギター。
STAFFORD (スタッフォード ) SAD-600
スタッフォードというブランドはマーチンの総代理店である黒沢楽器(クロサワ)のオリジナルのブランドだ。クロサワはマーチンの正規代理店。車で言えば、メルセデス・ベンツの正規代理店のヤナセみたいな楽器屋さんだ。ここで買っておけば問題ない。修理もしてくれる。昔から御茶ノ水の靖国通り沿いにでかいビルがある。
16才の時(1972年)、流石にマーチンは変えないけど、当時のクロサワブランドのギターを買った。
あれから40年後(2012年)、SAD-600を買う。つまりクロサワブランドのギターは2本目となる。ちなみに2011年にクロサワで中古のマーチンを買っていた。
マーチンは1本持っているといい。弾きやすさ、鳴り、作りなどギターの基準を知ることが出来る。そして結局マーチンばかり弾くことになる。
生産終了
SAD-600は既に生産されていないようだ。
この上位機種SAD-2000、SAD-1000も人気があったけど、生産は終わっているみたいだ。今販売されているのはストック品だと思う。
実はこのギター、購入してから、ほとんど使ってない。ライブではマーチンのエレアコかフェンダーのエレアコを使っていたので出る幕が無かった。
フェンダーのエレアコも珍しと思う、今回、細かい紹介はしないけど、ロックティストの音がする。しかしエレキギター並に重い。
Fender Tim Armstrong Hellcat フェンダー ティムアームストロング ヘルキャット
SAD-600 久しぶりに登場
今年、5月にバンドのライブがあった。同じ音ばかりではライブもつまらない。私は今回はマーチンを使いたくないと思っていた。そして思いだした。SAD-600もエレアコだったのだ。すっかり忘れていた。
このギター、大きいボディだけど軽い。見た目もサンバーストでいい。
久しぶりに弾いてみたが、弦の張力が弱めで弾きやすかった。意外と中高音が出る。和音が綺麗に響く。キラキラした音だ。
「いいじゃん。軽いし」
初めてライブで使ったが、音の通りもよかった。ちなみに今回のライブでは、何時ものメインギターリストが仕事で出られないため、急遽アレンジを変えて私がメインとなった。かなり緊張したが、なんとか13曲、2時間のライブは終わった。
また、昔へ戻り。私が16才の時。
下田という名前の同級生が、「姉貴が今度フォークのライブをやるけど、欠員が出たので、お前やらないか?」
と話を持ちかけてきた。
「何時?」
「明後日」
「無理だ」
結局私は説得されてやることになった。
場所は世田谷の何処か、私はハイネックのセーター着ていたので、冬だと思う。
私は夏に買ったクロサワのオリジナルギターを抱えて、初めて弾き語りライブをやった。場所は小さく、お客は数人程度だ。しかし客が近い。女子もいる。皆さん私より年上だ。
緊張する。
なんとか2曲歌ったが、頭は真っ白だった。
「まったく受けなかった」黒歴史だ。その後、私はギターを捨てて、ナナハンを乗り回す高校生活を送っていた。
現在
2014年からコロナ禍で3年程空白はあるが、おっさんバンドでライブを年2回ほどやっている。この歳でも、まだギターを弾ける場があるとは、有り難いことだ。動画は10年以上前のもの。