ロードバイク(自転車)を軽車両として乗る
最近の話
娘2が、アラヤのマディフォックスの代わりに通勤用として使いだした自転車、コラテック(CORRATEC) SHAPE URBAN。
2ヶ月経って、色々と調子が悪い所があると連絡があった。娘2の自転車の乗り方はトップギアで踏み込ペダリングをする。そのパワーはすさまじく過去マディフォックスのペダルを破壊したこともある。また踏み込み型のベダリングするとハンドルを強く握るので、グリップもよく壊す。
「自転車に乗っていると太ももに筋肉がつくんだよね」と体育大出身の娘2は言う。まぁ、そうなるだろう。
一方姉の娘1は文学部ながら、大学時代の部活で自転車ロードレスをやっていた。インカレも出場している。登りと長距離が得意だったので、高ケインデンスの乗り方をする。よくある細い体つきだ。自転車で痩せたい人は重いギヤを踏まないようにしよう。
そんな事で、一度、部品やセットアップを見直そうと思い私が引き取ることにした。
1.ペダリングしているとき、一定間隔でクランク辺りから異音がする。
この現象、私の持っているキャノンデールSix13でもあった。室内でGTローラ台で高負荷をかけて練習している時に同じ現象が出た。この時はBB(ボトムブラケット)を交換した。一時的に収まったが、暫くするとまた異音がしだした。
つまりクランクやBBが原因ではなかった。重いギヤを踏むときに鳴るのか・・・ふっと思いついた。
そしてアルテグラのSPDーSLペダルをMTBやシクロクロス用のSPDペダルに交換した。これで漕ぐと音が消えた。なんとペダルからの異音だったようだ。この経験から推測して、ペダルを見ると少し壊れている。相変わらずパワーペダリングをしているようだ。
早速ペダルを手持ちの古いMKS(三島製作所)のペダルに交換した。音は消えた。流石MKSのペダルだ。後日、新品のMSKのフラットペダルを注文する。
2.リアブレーキが効かない。
Vブレーキのワイヤー用のU字パイプが折れて、リアブレーキが効かなくなっていた。ストックのU字パイプに交換する。
このバイク、一度シマノデオーレLXのVブレーキに交換したが、効きが強いので、街乗りでは危険だと判断して通常のシマノのVブレーキに交換した。それでも元々付いていたテクトロよりは効く。
経験からの私見
ブレーキの効き、油圧ディスクブレーキ>Vブレーキ>キャリパーブレーキ>カンチブレーキとなる。
Vブレーキは油圧ディスクブレーキより効く場合もある。雨、泥などでの使用時の安定性はメンテされた油圧ディスクブレーキが一番。
メンテナンスのしやすさは、キャリパーブレーキ>Vブレーキ>油圧ディスクブレーキ>カンチブレーキかな。
3.タイヤの劣化
前輪タイヤの側面でなく、ど真ん中にヒビ割れている箇所があった。土の地面に接地していた箇所だろう。土は怖い、泥と土はタイヤから洗い流すとタイヤが長持ちする。マウンテンバイクのレース用タイヤは値段が高いので実走したらタイヤを直ぐに洗う。
勿体ないが交換しかない。クラックの入っているタイヤは危険だ。
同じタイヤはコンチネンタル ウルトラスポーツ サイズ32cだった。しかし今は売っていない。28cしかない。取りあえずチューブと一緒にAmazonに発注する。多少の罪悪感はあるが本当に便利な時代だ。
タイヤの選択
私は、ロードバイクのタイヤはコンチネンタルかパナレーサーしか使わない。この両者は値段の割に高性能だ。滑らない、転がりがいい。(個人的見解)
ようやく本題
軽車両
自転車は道路交通法では「軽車両」と位置づけられている。 つまりクルマやバイクの仲間になる。基本歩道は走れない。また歩道を走ろうが、車にとって自転車は車両だ。歩行者扱いはされない。
特に、スピードの出るロードバイク、同様にクロスバイクで歩道を走るのは危険極まりない。走る時は徐行するしかない。これは守って欲しい。
車道を走る装備
これがないと違反となる。ロードバイクで道路を走る場合、法律で装着が必須な部品は以下になる。
ライト 反射板 ベル(警音器)
レースでは逆に転倒時に散らばる部品は外せと言われる。
通勤用のクロスバイクのコラテックは全装備している。
娘1(娘2の姉)が所属していた大学の自転車競技部では、この保安部品を付けてないと一般道路を走るロード練習に参加出来ない。大学運動部は大人として扱われる。だから規律を守る。大学のジャージを着ている時は気を抜くなと言う。だけどね、やらかす学生も多い。
夜間は走らない
私は夜中にロードバイクは乗らない、夜のライドは危険度が3倍だ。止めることをお勧めする。
ヘルメットは努力義務だけど、ロードバイクで車道を30キロ以上の速度で走るのでウエアも含めて必携だ。
チーム練習だと大体平均速度35キロ位で走る。速度域は高くなる。それと車道を走る場合、平均速度30キロ以上で走らないと、車にとって非常に邪魔になる。ある程度、ローラ台などで鍛えてから私は外練にでる。
車道を走る時の苛立ち
家の近所の武蔵境通り、上下2車線で歩道も広くとってある。
この道、甲州街道から東八道路まで、武蔵野台地の登りが続く、歩道は広く自転車専用エリアもある。しかしロードバイクに乗っている時は、歩道は基本走らない。時速30キロ以上速度の出る乗り物を歩道で走らせる。それは危険過ぎる。これは最近のアシストにも言える。
何時もの練習パターンとして、多摩・町田方面の尾根環道路のアップダウンと小山田緑地のサーキットコースを50キロ以上走ってきて、疲れきった状態で最後の武蔵境通りの坂へ入る。
尾根環がバイク練習コースとして人気があるは、比較的アップダウンも多く路面もいい、それと信号が少ない。
それに対してこの武蔵境通り20mごとに信号がある。それも歩行者だけの信号が多い。つまり道がクロスしてないので、車道の車は止まるが、歩道を走れば自転車は止まらずに走れる。
私は信号の度に坂道発進を繰り返す。うかうかすると歩道を爆走するアシストに抜かれている。私はキツい時のインターバルだと思って頑張る。しかし、歩道を走るクロスバイクの野郎の目が笑っているのに気づくと、スイッチが入る。強烈な力で登り、抜き返すまで追う。
妻曰わく「また、始まった」
自宅へ向かう交差点も無視して追う。そして気づく、「ここは何処?」
道路交通法が改正
2024年11月1日から改正された道路交通法では、自転車の交通違反に対する罰則が強化された。罰則強化の目的は増え続ける交通事故抑制であり、次の2つの違反が新たに罰則対象に加わった。
●ながらスマホ
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罰則:6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金
自転車に乗りながらスマートフォンを操作したり、通話したりする行為が新たに罰則対象となる。停車中の使用に関しては禁止されていないため、電話がかかってきたときやすぐに連絡が必要な場合は安全な場所に停車してから行えばいい。
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●酒気帯び運転
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罰則:3年以下の懲役または50万円以下の罰金
改正前は酒酔い運転のみ罰則対象だったが、今回改めて酒気帯び運転が罰則対象に追加された。酒酔い運転の定義は、アルコール摂取により客観的に安全な運転ができない状態であること。
酒気帯び運転はアルコールの程度に関わらず違反となります(正確には呼気1L中にアルコールが0.15mg以上検出された場合)
ポイント1
酒気帯び運転のおそれがある人にお酒を提供したり、自転車を貸したりする行為も罰則対象だ。これは車と同じ。
車両提供罪:3年以下の懲役または50万円以下の罰金
酒類提供罪:2年以下の懲役または30万円以下の罰金
ポイント2
同乗者にも罰則が科せられる。
お酒を飲んで自転車を二人乗りすると同乗者にも2年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられるうえ、二人乗りも加わって二重違反になる。
軽車両として当然の罰則だけど、日本の道路事情の悪さとママチャリの位置づけが曖昧なので上手くいくかどうかは不明だ。
それとモペットなど訳の分からない電池を使う乗り物が多すぎだ。
人はもっと歩くことも必要だと思う。私は3キロ内なら自転車には乗らず、と言うよりカゴ付き自転車を持っていないので歩く。