スシローで食育を考えた
鬼のような誕生日プレゼント
妻がリカちゃんの衣装作りに没頭して、夕食を作る気力がないようだ。よって近所のスシローへ行くことになった。スシローはマグロ祭りだ。
私は8月の自分の誕生後、坐骨神経痛になる。神様も凄いプレゼントをする。だから出歩くのは嫌だったが、家族円満のため、「いいねぇ」と返事をする。
スシローにて食育を考える
夏休み最後の日曜日、スシローは子供連れでごった返していた。
共働きが基本の親にとっては、外食は仕方が無い反面、食育面ではマイナスだ。順番を待ちながら私は学校給食の話を妻にする。
「横浜の小学校の給食はセンター式だったけ?」と何時もの唐突な質問
「違うよ、昔から自校式、私の頃は美味しかったよ」
「そう言えば、息子のクラスは給食を常に完食していた」
「あのクラスは好き嫌いがなかったね。でも今の子は好き嫌いが凄いよ、果物はほとんど残すし、牛乳も飲まない」
妻はここ数年、保育園で補助職員として働いているので、最近の親と子供達の生態をよく知っているし、細かく自分の時代との違いを観察している。
「まぁ、ここで好きなモノを好きなだけ、クリック一つで注文して食べていれば、好き嫌いになるだろ」と私は言ってから、周りにいる子連れ家族を見渡した。あまり余計な事は言わないほうがいい。
私は目の前にいるカップルのようにスマホを見つめた。皆さんスマホに夢中で誰も周りを気にしていない。これが現実だった。
横浜にチベットでの生活 生活クラブ
結婚当初、1990年代に住んでいた横浜のチベットと言われた土地にある古い公団団地。当時はまだ若い夫婦と子供達が沢山いた。それでも昔から住んでいる年寄りは子供が減ったという。
横浜の田舎なので買い物は車を出すしかない。しかし年寄りや子供が小さいとそんな機動力はない。当時団地では、パートくらいはしているけど、専業主婦が主流だった。そして子供も多い。3人などざらだった。
平日、夫と幼稚園バスで子供を送ったあと家の事をする。今思えば子供のお弁当も作っており家事は大変な仕事であった。
団地には昔からコープ、生活クラブもあり、食材を共同購入していた。つまり大量に安い旬なものを皆で購入していた。
そうなると食事はある程度食材次第となる。そこに好き嫌いはない。
一方、外食などは車で行く郊外のファミリーレストランだけで、将来のためお金を貯めている家族は滅多に行くことはなかった。
その公団団地で暮らしていた家族は、その後、次々と家を購入して旅だっていった。
周りに里山しかない団地、見栄を捨てた生活が出来る。比べる小金持ちもいない。また使う場所もない。だから子育てしながらお金を貯めるには抜群の場所だった。欠点は文教圏ではないので、公立学校の偏差値が低い。
私はその理由で、後に東京郊外の文教圏に引っ越す。その辺りの話は既にまとめている。
東京郊外の公団団地は狙い目
娘2は共働きで、東京郊外の公団団地に住む。今、過疎化している公団団地は家賃が安いので、機転の利く夫婦が公団団地へ引っ越している。
リノベーションすればオシャレになる。また地域コミュニティーも新しい試みが多くなって生活しやくなっている。
子育てのアウトソーシング
昨今、専業主婦はお金に余裕のある家族だけだと思う。そして保育園は朝早くから夜まで、0才児から預かっている。
私は常に疑問なのだけど、これがメディアがいう
「働きながら子育てしている」なのか?
働く事と子育ては基本両立しない、何故そう言う言葉で誤魔化すのだろう。朝から夜まで子供を預けておいて、子育てをしているとは言えない。それをアウトソーシングと言う。介護と同じだ。
こどもの成長で一番重要な時期を自分で育てない、食事も人任せ。そんな風に言われる。多くの母親達がこれに引け目を持ってしまう。
私が思うには、特に食育の点での問題が多いと思う。保育園では残したら、残したままだ。あくまでも保育重視。厚生労働省の管轄だ。一方幼稚園は文部科学省の管轄。食育もする。その差は大きい。
そして自宅での食事が、忙しいからスシローとなる。
これでは日本の食育は終わってしまう。
食べる番組
今、テレビ、ネットでは食い物の番組が多い、そこでの食事は見ていて気持ち悪くなるものも多い。しかし、今のような生活をしていたら、それがデフォルトになるのだろ。
シフティング・ベースライン・シンドロームの恐怖だ。
家族が戦後解体され、核家族からさらに独り身になり、情報はネットからとなる。それもAIでコントロールされた情報だ。
やはり親、祖父母、地域の人達、昔話に耳を傾ける必要がある。最近の傾向だけど実用書、ノウハウ本が多すぎる。それしか読まない人も多い。
少しは、昔の小説などを読んだ方がいいのではと思う。
8月の食事
ここまで食に関して、偉そうな事を書いているが、私は好き嫌いはないが好きなものを食べ続ける悪癖があった。
夏休み、自分で食事を作って食べることがおおくなると、こんな食事となる。
妻のリカちゃんコレクション
未来のために出来ること
家族でご飯を家で食べよう。当然お家ご飯だ。そして好き嫌いをする子供を減らそう。
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