アウトドアウエアでいうパーカーは防寒着だった
久しぶりにアウトドアウエアの話をする。
私はオシャレでもないし、業界の人でもない。つまりファッションからほど遠い人生を歩んでいる。だから来年のトレンドを読むこともない。でも長年この手のウエアを着ているので、多少のこだわりはある。ここでは普通のオッサンが着るとどうなるか、その姿も掲載している。オッサンはご参考に。
爺は着るな
ネットでパーカー論争(2024年12月頃にあったネタ)勃発している。
「40 才過ぎたらダサいからパーカーは着るな」と誰かが言って、それに自称だが、お洒落なオッサン達が怒り、炎上している。・・よう知らんけど。
パーカーの定義
その前にパーカーが何をさしているのかわからない。曖昧過ぎる。おそらく和製英語だと思うが、元々ファッションに疎い私、よくわからないので検索する。
すると、パーカーはフード付きスウエットシャツを指しているらしい。また、フード付きのトップスをパーカーと呼ぶのは日本だけらしい。ちなみにトップスは英語なのにパーカーは和製英語。全く日本語は難しい。
スウエットシャツ
スウェットシャツ・・頭の中で、映画ロッキーのテーマが鳴り響く。主人公のロッキーが真冬にランニングしていたときに着ていたスウエットの上下。シャツにはフードが付いている。日本で言うところのパーカーだ。
(アポロではない。ボケてる)
ちなみに運動選手=スウエットシャツ姿をイメージするのは、この映画の影響もあるだろう。しかし今時、スウエット着て運動する選手はいない。真冬にスウエットで走れば、素材に綿も含むので、おそらく冷えで風邪をひく。
アウトドアウエアを30代から着ている私にとって、パーカーは野外作業時の防寒コートだ。私は仕事で建築現場にも出ていた、その時は防寒着と言う。安藤忠雄さんと視察、私は既に現場作業姿。
マウンテンパーカー
アウトドアウエア業界では、フード付きの防寒アウターをマウンテンパーカーと言う。
シェラデザイン(SIERRA DESIGNS )のマウンテンパーカー
1968年に発売され、大ヒット商品となってから約50年。マウンテンパーカーの元祖だ。当初から米国製の60/40の生地を使っている。生粋のMade in USA。
シェラデデザイン(SIERRA DESIGNS ) 【アメリカ製】60/40クロスマウンテンパーカー。日本では、Sが付かない デザインズ? まいいや。
次は、私の持っているマウンテンパーカーを少し紹介、まずはパタゴニアだ。
パタゴニア(Patagonia)のマウンテンパーカー
私の持っているもので、既にボロボロなので作業着として使っている。名前は忘れた。
エル・エル・ビーン(L.L.Bean)アノラックパーカー
菅田将暉さんが着ていたことで、このオールドスクールのアノラックがブームとなった。大きめのエル・エル・ビーン(L.L.Bean)のアノラックを女子が着ていると可愛い。
オッサンは難しい。漁港のオジサンになる。
オールドスクール 現代では「古典的」というニュアンスで使われています。
モンベル(mont-bell)のパーカー クリマプロ200 ノマドパーカー
これも紹介する。
登山でもあまり着る機会はない、普段使いにはゴツすぎる。
通気性と動きやすさ、防風保温性も併せ持ち、スノースポーツにも適したアウター用途の高機能ソフトシェル。外套だ。
本来の意味で言うスウェットの様なパーカーは中間着となる。
今1番いいと思っている製品。
パタゴニア(Patagonia)ナノエア・フーディ
山で動いたり止まったりを繰り返す有酸素運動の全行程において着つづけられるようデザインされたナノエア・フーディ。
レイヤーを不要と言うのが売り。伸縮性と通気性を備えたフルレンジ・インサレーションは激しい運動中に余分な熱を逃がし、静止中は体を温かく保つことが出来る。
私の場合、5月から9月くらいにしか登山をしないので、夏山の防寒着として使っている。非常にいい。値段もいい。
フリースだと暖か過ぎて汗ばむが、このナノエアではそれはない。
モンベル(mont-bell)では トレールアクションパーカーが使える。
薄手だが適度に防水と保温性があり、普段の行動着として便利だ。
山でのレイアー用の中間着だけど、室内で着ているには丁度いい。春先、外での庭仕事などの労働はこれに薄いアウターで過ごせる。
エル・エル・ビーン(L.L.Bean)フィールドコート
ここで、パーカーから離れる。オッサンにあうアウターとしてL.L.Bean フィールドコートを勧めたい。
誕生100周年を迎えたフィールドコート、私は1989年頃、海外通販で購入した。英語のカタログからFAXを送って注文する。
1ヶ月後くらいに来る。その楽しみは今のネット通販の比じゃない。つまり誕生して65年目の製品を買い、35年経っている。色あせが酷いが、それが渋い。
家族のファッション
私は仕事以外の時間には、ほとんどがスポーツの練習、またはアウトドア遊びで過ごす。繁華街へ買い物、遊園地などへは全く行く事がない。
結婚しても、子供が出来てからも同じパターンだ。だから会社に行くための服以外、普段着や流行の服には全く縁が無かった。
親の背中をみて育つ。その通りで子供達もほぼ似たり寄ったりになっており、息子は、自分で服を買っているのを見た事がない。
今は知らないが、大学までは、妻がフリーマーケットで、段ボール1箱売りをしていた服を買ってきたら、その中から着心地のいい服を選んで着ていた。靴も何時までも買い替えないので、妻が心配して、メレル(Merrell)ジャングルモックの靴を買っていた。メレルの靴は履き心地がいいのでお気に入りだ。
彼は元々中高と運動部だったので、夏はTシャツ、ハーフパンツ姿だ。冬場も同じで怖い。大学では自転車のツーリングクラブで、日本をさすらっていた。
下の娘1,娘2も2人とも大学まで運動部なので、基本スポーツウエアだった。流石に社会人では普通の洋服を買っているが、娘1はクライミングとシーカヤック、バイクが趣味なので、パタゴニア好きでウエアは沢山持っている。
娘2は、釣り、スノボード、スキー、ダイビング、アウトドア全般が趣味なので、スカート姿を見た事が無い。
「ファッション」って何
ファッションの広義では、このようにライフスタイルに合ったファッションもある。その意味で、生き方が格好いい人達が一番格好いい。
カタカタが多く頭が混乱してきた。