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保存療法とチューブの空気漏れという迷宮
保存療法
今年も相変わらずリハビリ中だ。
脊柱管狭窄症のリハビリを昨年9月から初めて5ヶ月目となる。普段のトレーニングに加えた体幹トレーニングと体の矯正運動により、ほぼ下肢の痛みと痺れはなくなった。
この病気は老化が主な要因だ。つまり骨を繋ぐクッションとなる部分が劣化して、それにより骨がズレて神経を圧迫する。さらに22才から60才までやっていたモトクロス(30才まで)やマウンテンバイクで背骨にはかなり負担をかけている。これも多少の影響はあると思う。そしてズレた骨が自然に戻ることはない。
治療として、私はアスリートなので「保存療法」を選択している。つまりリハビリというトレーニングを永遠に続けることにしている。
「保存療法」は手術を行わない治療法の総称ですが、具体的には、姿勢や歩き方を補正し、正しい筋肉レーニングを行い、脳が間違って記憶している動作を修正することで、症状の根本から改善することを目的とした治療方法です。
心臓リハビリ
まともに走るのを止めて3年半経つ。
2021年に発病した急性心筋梗塞後、走るのを止めた。ステントを入れるカテーテル術後、心臓機能はかなり落ちていた。この時点ではまず「生きながら得て、ありがとう」という状態だ。
手術中に投与した造影剤の影響で痛めた腎臓、その負担を減らすため点滴を受け続けながらリハビリを始める。まず院内の廊下を10m歩く、次に50m 100mと距離を伸ばす。これが出発点だ。組織が一部壊れた心臓が元通りになることはないと医者は言う。
戻らない体
病気をすると、体は元には戻らない、そんな病気が中高年を襲ってくる。若い頃からの食生活、普段の生活態度、色んな悪癖、また過度な労働、運動が、期末のツケの請求のように一気にくる。
リハビリを始める
1ヶ月程度の入院生活で、体重は5キロ減った。中高年は脂肪より筋肉が先に落ちる。特に足腰の筋肉はかなり落ちる。見た目で太ももが細くなっていた。
退院後、長年のランニングで、膝関節の半月板も劣化していることもあり、この筋肉が落ちている状態で歩くと膝に負担が多い。そこで自転車のローラ台で心臓リハビリをすることにした。(歩く、立つでも膝に体重の3倍、走ると6倍の体重が膝にかかる)
心拍トレーニング
もともと選手として心拍トレーニングを30年以上しており、倒れた時点でのATレベルも、最高心拍数、安静時心拍数など分かっているので、リハビリとしてのターゲット心拍数を決めて、運動時間によるトレーニングを開始した。
効果は直ぐにでた。半年で健常者の心臓機能まで復活し、ATレベルは健常者の1.5倍となった。
AT(嫌気性代謝閾値)
エネルギー生成系が酸素不足になり始めるポイントの酸素摂取量です。AT以下の運動強度ならば、筋細胞には酸素が十分に供給され、乳酸生成は進展しないため、十分な量の酸素が獲得されて運動が継続で
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この保存療法はここで終わらない、トレーニングをやり続ける必要がある。そうなると、半月板のすり減りを考慮すると、膝を壊すランニングはリスクが高い。とりあえず止めた。その代わり登山や長距離散歩をするようにした。これも膝負担はあるが、このくらいは後10年は保つ気がする。
そんな事で昨年は登山をメインに生活していた。しかし油断していた。9月に脊柱管狭窄症なってしまった。これは無理した腰が悲鳴を上げたのだと思う。
トレーニングの追加
ここで脊柱管狭窄症治療のトレーニングが追加された。保存療法という迷宮だ。
飲む薬も増える。1日10種類の錠剤。たまに抗アレルギー剤、ビタミン剤も4錠追加する。
これも生き抜くためのルーチン。人生楽して生きられない。
体重管理
退院後57キロだった体重は約2年で元の62キロを超えたが、上がり続ける。これはヤバいので、調整している。おそらく食い過ぎだ。
筋肉もようやく戻ってきた。ただトレーニングは穴の開いたバケツで水を汲んでいるように、なかなか若い頃のように効果が出ない。このバケツの穴は何年大きくなていいく。そして終焉を迎えるのだろう。そこまでやりましょう。
筋トレの嘘
筋トレで、「わずか1分で50分のウオーキングの効果を得られます!」
そこら中で聞く話で、嘘ではない。だけど恣意的なミスリードを誘う言葉だ。この手の広告が世の中多すぎる。
ウオーキングは筋力ではなく心肺機能を鍛えている。さらに目から情報を得て動く神経系も鍛える。暑さ、寒さへの対応、汗腺の調整能力、色々効果がある。そこで敢えて、メインではない筋トレ部分と比較し、勝利宣言をしている。それも医師が言ってたりするから酷い話だ。
過去何度もプレゼンをした私も、極端な例を見だしにして、反感、同感を得て、こちらの話に誘い込む方法を取ったけど、見出しと内容も同じだと、「大丈夫ですか?」と思ってしまう。
室内での1分トレーニングは補助として考えた方がいい。
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マディフォックスのメンテ
昨年私の普段乗りバイクと復活させた1990年製の高齢のマディフォックス、いきなりタイヤチューブが破裂した。プチル製でない軽いチューブを使っていたが、経年劣化で破裂した。軽量チューブはプチルチューブほど丈夫ではなかった。
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手元に新品の仏バルブのプチルチューブが2本なかったので、後ろだけ中古チューブとした。
そして、年末年始で20日以上乗らずにいたら、今度は前後のタイヤの空気が完全に抜けていた。これはスローパンクだ。何処から空気が漏れているか分かりにくい、やっかいな状況だ。
結局、中古チューブはバルブの根っこが劣化して空気漏れをおこしていた。前輪の新品チューブはどうも仏バルブの不良らしい。少し増し締めしてみた。直ったかは微妙だ。これが本格マウンテンバイクなら、危険なので新品に交換する。海外のチューブは品質が安定しない。1割は微妙な製品となる。
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ハンドルとステムを変える
一昨年まで娘2が通勤に使っていたマディフォックス。娘2が自宅に遊びに来ていた時、久々に乗っていた。
「何か、乗りにくい、腕が突っ張る」とクレームが入った。
これは、私用のセッティングにしたから、小柄な娘2が乗るとそうなる。
しかしここで一考する。
私もステムを長くして狭いハンドル、つまりロードバイク的な乗り方は、普段乗りでも飛ばさないと姿勢がキツくなる。
ロードバイクの乗り方
ロードバイクのセッティングは速く走るため、ケインデン(1分間のペダリングの回数)をあげて、止まらないことを前提にしたセッティングだ。つまり加速と空気の抵抗で、自重が軽減する。
チンタラと信号で止まるような乗り方すれば、加速のベクトルが消えるので、肩、臀、首に荷重され、そこに痛みがでる。サドルが合わないと言う前に、乗り方を確認した方がいい場合も多い。
このバイク、あくまでも普段、気楽に乗るにバイクだ。低速で操作しやすい方がいい、そう思いハンドルとステムを変えた。ステムは短く、ハンドル幅は広く位置は少しあげた。
ハンドルを広くすると位置をあげる。これはバイクの基本的なセッテイングだ。これで乗りやすくなり、コントロールしやすくなった。おそらく娘2も違和感ないだろう。
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サムネイルの写真、冬場の慶良間諸島。縁起のいいタイマイと遭遇した娘2。あえて本編の内容と無関係な写真だ。