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ベアクロー 熊の爪跡 ギターの話
YouTube
2013年11月16日に、初めてYouTubeへ動画をアップしている。それはギターの弾き語りだった。まだ素人の動画が沢山アップされており、また観られていた頃だった。
あれから12年経つ。YouTubeは実際に世界に通じているのだけど、AIのおかげで、広告は日本のもの、内容的に個人に特化したサブスクの番組化している。だから最近では、これが世界に通じていることを忘れてしまう。
そんな現在のYouTubeだが、まだ利用方法はある。ここNoteは動画を入れ込むと、なんか知らないが広告が入らないのだ。すぐに再生する。(今の所)そんなことで、楽器の紹介に便利だ。(今の所ね)
動画も限定公開にしていれば、検索やAIで偶然観られることはない。(今の所ね)無料のシステムを利用していると全て今の所となる。
ベアクロー
日本語では「熊の爪跡」となる。これはギターのトップ材に使われる木材のある特徴だ。
ギターのトップはスプルース(スギ科)の木材が使われるが、そのトップ材に熊が爪で引っかいたような跡があるギターをたまに見つける。
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このトップ材、スプルースは振動の伝達が速い木だ。木目が入っているけど良く見ると年輪と同じで、硬い冬目と軟らかい夏目が交互に真直ぐ並んでいる。そこにたまに瘤(コブ)があり、その部分だけ木目が曲がる。これが「熊の爪跡」のように見えるのだ。
家具の木材としてはB級だけど、ギターの場合、通常の均整のとれた木目のスプルースに比べ木質が複雑になることから、音質面でも深みが増す、音が良くなると言われている。(諸説ある)
偶然の贈り物として、ありがたがる人も多い。ギターをよく知らない人はB級品と思うだろう。
ベアクローのあるギター
マーチンのカッタウェイのエレアコ OMC-1E
エピフォンのテキサン これもエレアコだ。
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エレクトリックアコースティックギター(通称:エレアコ)は、アコースティック・ギターにピックアップを取り付けアンプ等から大音量で演奏する事を可能にしたギターである。ポピュラー音楽のコンサートの大音量化の流れの中で、アコースティックギター本来の音をそのまま増幅できるように開発された。
カッタウェイ(cutaway)は、ギターなどでは高フレット(大体14フレット以降)を弾くとき、手がボディに邪魔されて弾きづらいため、プレイヤーが弾くやすくするために、ボディを一部、または全フレットの長さの分だけ、カットされた部位の事をいう。
この2本は偶然手に入ったギターだ。特に綺麗な仕上がりが多いマーチンでは珍しい。マーチンOMC-1Eは3年ほどライブで使っていたが、生音が大きいのでハウリングが起こりやすい。従って最近は使っていない。
マーチンOMC-1Eは新品は20万円以上するが、程度のいい中古をクロサワ楽器で見つけて購入した。
エピフォン テキサンはセコンド品が池部楽器を覗くと、4万円で売っていた。4万円は激安なので買ってしまった。
他のエレアコ
ライブで使うエレアコとして、フェンダーのヘルキャットとスタフォードSAD-600がある。
フェンダーはエレキギターで有名なあのフェンダーだ。実は昔から普通のギターも作っていた。今も作っているけど、当時の復刻版だ。エレアコなので生音は小さい。エレアコとして使い易い。
スタフォードはクロサワ楽器、マーチンの日本代理店の楽器屋さんのオリジナルモデルだ。生音でもいい感じで鳴る。値段的には両方とも、中古でも新品でも5万円くらいで買える。
ギターは最近のバイクと同じで中古品でも価格が落ちない。(品質は必要)
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フェンダーのヘルキャットを使ったループ録音
使ったのはループステーションBOSS RC-1
この録音をしたときに、一度使ったきりだった。
本日 をRC-1を見たら、入れっぱなしの電池が液漏れしていた。あの四角い9V電池は要注意だ。先に紹介したマーチンのエレアコでも液漏れして、エレアコとして使えなくなったことがあった。かなりショックだったが、なんとか自前で交換した。クロサワ楽器に修理を頼んだら5万くらいは飛んでいた。あれ以来注意していたが、またやってしまった。今回は事なきを得た。
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フェンダーヘルキャットのエレアコで ループステーション BOSS RC-1を試す。2度ループ録音して最後リードギターを適当にいれてみた。ループ録音は完全にテンポを合わせないと気持悪くなる。そこが難しい。
Lynyrd SkynyrdのSweet Home Alabamaをイメージ。
ここで紹介したギターの音、10年前の動画だけど、音だけ聴いて。
チューニング中のstafford SAD-600BS
Epiphone Texan で、ハイフレットでの真夏の果実。いい音ではある。
昔はこの動画でも多少はアクセスがあった。不思議だ?