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初めてクロスバイクを買う 自転車の恐ろしい挙動と現象
本題の前に少し四方山話
自転車の怖い挙動と現象
本気で山やレースを走ると二輪車には怖い挙動と現象が起こることがある。それが原因で事故や落車をする。
2016年、トライアスロン ナショナルチームの選手が宮崎で合宿中、バイク練習時、崖から落ちて亡くなった。原因は不明、それほど危険な峠道ではなったという。本人に問題がなければ、やはり自転車に何らかの現象、挙動、トラブルが起きたと思う。
二輪車(自転車、モーターサイクル)にはよく知られた挙動と現象がある。私は16才からホンダCB750を乗っていた。20代ではモトクロスレースに参戦していた。30才からはトライアスロン、ロードレース、マウンテンバイクレースに参戦。2輪経験は50年となった。本当に長いね。
だから、この挙動と現象は経験している。
1.ハイサイド(挙動)
2.シミー現象
ハイサイド (highside, highsider) とは、オートバイや自転車など主に二輪車で走行中に発生しうる挙動の一つで、旋回中などでタイヤが横方向へ滑った後に急激にグリップが回復して車体が起き上がる挙動で、これに起因し転倒することもある。傾いている車体の上側(high side)へ吹っ飛ぶ。激しいとバイクもライダーもぶっ飛ぶ怖い事故となる。
オートバイのロードレースではよく見る。モトクロスではグリップが回復することは滅多にない。
シミー現象( Wobble, shimmy)とは、走行中にバイクや自転車をはじめとし航空機や自動車などにおける車輪、車軸を含む舵取り装置全体の振動のことを称する 。 シミー現象が大きくなると舵取り装置が激しく首ふり振動するようになり操縦困難に陥る。
自転車では時速40キロくらいで起こる。こうなるノーコントロールだ。止まるしかない、恐怖の動画がある。
私はママチャリを所有したことがない
中学1年(12才)の時、ブリジストンのロードマン、その後、ミヤタのツーリング車(15才)に乗る。私が中学生の頃、ドロップハンドルに乗っていた子が多かった。
高校ではオートバイ乗りとなり、20代はモトクロスレース三昧だった。
1985年(30才)、世間にママチャリという自転車が溢れていた。通学・通勤向けのシティーサイクルは1990年頃から普及したそうだ。その後、日本はご存じのように中華製の粗悪品が溢れ。ポイ捨て自転車の山となった。今はアシスト自転車が普及して、粗悪品が火を噴いたりしている。
2005年(49才)、普段乗り用としてレース用のマウンテンバイク(MTB)アラヤのマディフォックスをロード仕様にして使っていた。
2014年、高校生になった娘2が、通学にマディフォックスを使い出した。
この頃、粗悪品から脱した学生はクロスバイクに乗っていた。ロード仕様のMTBはクロスバイクテイストだ。それでこれ幸いと娘2が乗り出した。
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2005年頃から日本は自転車ブームで、ミニベロ(小径車)も流行っていた。自転車はタイヤ経が大きいほど安定して加速もいいのに、「なんで?」と思ったが、作るバイクとして楽しんでいたようだ。
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クロスバイク
クロスバイクはクロスオーバーバイクとも呼ばれ、ロードバイクとマウンテンバイクを融合させた性能を持つ自転車。 速く走れるようロードバイクの700Cホイールを踏襲しつつ、町中の段差やちょっとした未舗装路も安定して走れる太いタイヤが装着可能だ。これもVブレーキのおかげだ。今は機械式ディスクが主流だが、Vブレーキの方が構造も簡単でお勧めだ。
さらに私も歳を取り2018年(62才)、普段使いでも妻のママチャリには乗りたくない。シティーサイクルでも買うかと、近所のアサヒサイクルへ行く。当然だが国内メーカは値段が高い。3万以上する。まぁ当たり前だ。
当時人気のクロスバイク、GIANT ESCAPE RX 3 は5万程度だった。
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「うーん」
急がないので、私はオークションでクロスバイクを探した。キャノンデールなどは大人気だ。入札数が凄い。
見つけた CORRATEC SHAPE URBAN アルミフレーム、タイヤは700cでロードよりのクロスバイクだ。2016年製 定価64800円
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コラテック(CORRATEC)はドイツの自転車メーカ、日本ではダイワ精工(釣り具)が代理店。地名度は当時低かった。送料込み15000円で落札! オークションの醍醐味を久しぶりに味わった。実物を見ると程度もいい、フリーギアのサビつき方から見て放置バイクと推測する。早速手を入れる。
中古バイクの性能アップ
中古バイクだが、フレームなど問題なければ、まずは大枠を分解して掃除しグリスアップする。これは置きっ放しの自転車なので、消耗品としてまずタイヤとワイヤー類を交換する。
タイヤはコンチネンタル スポーツ3 32。ロードタイヤはコンチネンタル一択とだ。私の意見だけど、よく走る。転がり抵抗が少ない。滑らない。そうでなければパナレサーがいい。
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余裕があればブレーキを交換する。ブレーキは値段を下げるため市販車は大体チープな部品となっている。今回、ストック品があったので交換する。
シマノデオーレLXのVブレーキにする。MTB用なので強力だ。
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フレームが小さい
実はこのバイク整備したら、娘2が乗っているマディフォックスと交換しようと思っていた。だからフレームが私には少し小さい。
しかし、何故か娘2はマディフォックスを気に入っている。実はあのMTBは軽い。だから速いのだ。
このバイクも9キロ台、速く走れるが仕方ない。自分向けにセッティングを調整する。
サドル、ステム、ハンドルを交換する。ついでに古いスピードメータも付けた。
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他に、ハンドルグリップ、ペダル、スタンド、サドルなどを交換している。サドルはフィジーク ARIONE 2万円するものだ。中古だがまだ使える。こんな感じで自転車を楽しんでいる。
特記事項
クロスバイクのリヤエンド幅
ホイールが700cなので、ロードのホイールが使えると思うが、実は使えない。
リヤエンド幅の種類
現在生産されている完成車において、
ロードバイクは 130mm
クロスバイクは 130mm 135mm
130mmだとクロスバイクと言うよりフラットハンドルのロードバイクだ。
マウンテンバイクは 135mm スルーアクスルのモデルでは142mm
ロードバイクはリヤエンド幅:130mmが一般的な数値となっているが、近年のロードバイクディスクブレーキ化に伴い、ロードバイクも135mmが増えている。(スルーアクスル化により、142mmのものも)
こうなるともうフレームから違うバイクだ。