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バランス系スポーツ共通点 自転車、サーフスケート、スキーなど

歳取ってからのバランス系スポーツ
 67歳になってしまった。若い時代はあっと言う間だ。人間は直ぐにボロボロになる。それでも、自転車、スケートボード、スキーもやっている。
私は極めて運動能力が高いこともない、ただの前期高齢者(気に入って使っている)最近は海馬も前頭葉を萎縮気味だ。
つまり、物忘れが多く、怒りっぽくなっている。それに自分で気づかない。結局老人は始末が悪い。

さて、そんな私、どうしてこんな危険なスポーツが出来るのか、それは次の二つを頑張っているからだと思う。

1. 体の強化
 老人なった現在、強化は無理なので、現状維持のトレーニングとなる。それでもトレーニングは穴の空いたバケツで水を汲むようなものだ。
トレーニング効果<<<老化 つまり効果より確実に老化の方が速い。
それでも可能な限り毎日90分以上のトレーニングをしている。

ただ、目、耳、歯など劣化はなかなか食い止められない。
動体視力と視野はDNAに従って劣化している。耳も聞こえる周波数と大きさが劣化している。
長年この種のスポーツやっていると、前歯は2,3本は事故で無くしている。また奥歯は噛み砕いている。
脳もだめで、神経系はかなり衰えている。つまりスキル練習の効果が出にくい。

2. 技術を磨く
 体の劣化を補うため、常にスキル面で問題点を理論的に考える。
これは、昔のように体が動かないから、経験と推測で動く。
自分の動画、写真をモニターリングしてフィードバックする。
これはスマホで簡単に動画撮れる時代になってからだ。
最近の科学的トレーニングで、一番効果ががある技術だ。

1の項目に関しては、Noteで、トレーニング内容を幾つか書いてあるので、今回はスキル面に関して書いてみる。

バイク(自転車)の加重に関して
 体の重心位置を何時も頭に描いている。
人間、頭と足が重い。特に一番上にある頭の位置は運動において大切だ。
さて、その動きを細かく説明するは非常に難しい。
取りあえず写真にて、その動きに関してコメントしたい。
自分の動画と写真なので、私も勉強になる。
2022年の動画だ。初夏だなぁ。

制動動作

制動動作
 コーナー前、制動動作に入っている。減速したい目標点を見ている。
足の位置、クランクは地面に対して水平にして加重をしている。
この動作でタイヤを地面に押しつける。
これでブレーキがよく効く。

減速のGがかかるので、腰を引くが、足は水平で頭は残している。
タイヤには加重がかかったままだ。
腕はショックを吸収するため、突っ張らずに少し曲げている。サスの動きのために肘は外向きにしている。

方向変更の動作
 蝶のようにヒラと自転車の進行方向を移動する。これで突然の障害物をかわす。いきなり前を走る自転車が転倒したときに使える。
一瞬の動作だが、右の肩を下に落とす。すると自転車は右に切り込む、素早く肩を戻さないと切れこみすぎて転ぶ。
頭の位置は変わらない。軸を1本通していて自転車だけが動く感じだ。

瞬間移動

以上を動画で、バイクはRidley Fire X シクロクロス車だ。セッティングはロードバイクよりとしている。

サーフスケートボードの動き
体重移動、体の動きに敏感に反応するのは、サーフスケートボードも同様だ。
サーフスケートボードはカービングを練習するもので、ストリート系ボードと違い、体の動きに敏感に応答する。
体重をボードにかけて、抜重するとその反動で加速する。

*サーフスケートボードとは
スケートボードといっても、多くの人がイメージするようなスケートパークで飛んだり跳ねたりしてトリック(技)を決めることを楽しむものではない。 サーフィンのようにして滑るボードだ。

抜重とは
「地面に掛かる荷重を減らす(抜く)こと」をいう。
体重を支えている足全体(股関節と膝関節と足関節=足首)を急に脱力する。
動作的に見た目は屈伸ステップとなる。

1回の動きでかなり加速する

実際の動きは手の平を起点として、体重移動と抜重を連動させている。

ペダリング
 先のバイクの加重で思い出した。
ペダルリングの踏み込み時、タイヤには、地面へ押しつられる加重がかかる。
また、踏み込んで足の加重を抜く時、一瞬タイヤの加重が抜ける。オフロードではトルクが変化してタイヤが滑ることがある。

私のペダリングは上死点(12時の位置)で一気に踏み込み、下死点(6時の位置)で出来るだけ脱力(抜重)する。加速したい時はそのまま後ろに引く、つまり引き足をする。引き足は疲れる動きだ。

ペダリング

スキーも抜重と加重を意識する
 最後はスキー。
これは64才の時の写真、この5ヶ月後に、急性心筋梗塞で倒れる。
だからマイナス10度でのスキーは危険な行為だった。実際に心臓も痛んだ。

さて、スキーは20年ぶりだったのでぎこちない。
スキーは加重して板のエッジを雪に食いつかせる。ターンするポイントで抜重し、板を軽く回す。この動作が基本だ。それにしても、今時のスキー板はカービングしやすい。

ここまで何度も書かれた抜重動作は、頭の位置と同様に、バランス系のスポーツでは重要な動作だ。
その感覚は体で覚えるしかない。

この時点で胸が痛む

動画で自分を見る
 動画を利用すると自分のイメージした動きとのズレがよく分かる。
歳を取ると自分のイメージした動きと、実際の動きのズレの大きさに驚くことが多い。でも、これが現実で、きちんと考慮すれば、怪我や事故防止にななる。

どのみち衰えているのだ。
老人にとって「怪我一生」だから、真剣にやらないとね。

ブレーキターン

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