いま、エモいVTuber「萌えみのり」を布教したい
VTuber界隈もいつの間にか成熟してきました。最近はYouTubeのタイムラインにも、2周年だとか、登録50万人記念だとかの文字が並び、感慨深いものがあります。一方、人気を集めつつも引退するタレントも話題を集め、一つの区切りを感じます(皇牙サキが一番びっくりしました)。個人的にも、VTuber黎明期に比べ、新鮮さを感じにくくなりました。そんななか、
最近、急激に自分の中でエモみがインフレし、にわかに追いかけ始めているVTuberがいるので紹介させてください!
こちらのピンクの愛らしい容姿の萌えみのりちゃんです!
彼女は米米米(まいべいべー)というグループに所属しているのですが、箱の活動のこれまでを追う必要は特にないです(暴論)。
そもそも、1年前から米米米のYouTubeチャンネルには登録していたのですが、3人いるメンバーの中で、萌えみのりちゃんの配信や動画のみスルーしてました(ひどい)。もちろん、スパチャも送った試しがない。
それなのに今、萌えみのりちゃんに急にハマっています。
今まさに面白い、エモい状態なので、このリアルタイム性を逃さず一人でも多くの同士を引きこもうという記事です。ファンの皆様におかれましては、お前これまで全然萌えみのりちゃんを支援してへんニワカやんけ、と思われるでしょうが、何卒お目こぼしのほどを。何せ、本当に最近急に好きになったので。
では萌えみのりのどの辺がエモいのか。彼女は、配信でもずっとかわいい声で笑っていて、ビジュアルから受けるイメージの通りの、めちゃくちゃ愛らしい女性です。
ただ、めちゃくちゃネガティブです。可愛らしい声でケラケラずっと笑いながらネガティブ発言を連発、このギャップがすごいです。かわいいだけの人だと思ってた過去の自分を殴りたい。
「アーカイブのないあの場所へ一刻も早く帰りたい」
「スパチャがこわいよ〜」
「もう終わりたいんだけど」
初配信での発言がコレ。ネガティブすぎでしょ。
でも、ただネガティブなんじゃなくて、そこに言葉のセンスがあるんです。単なる愚痴や毒舌じゃなく、はっとさせられる言葉を差し込んでくる。その内省的な文学センスは、彼女のnoteによく表れています。
しにたいなんて書いたら誰かがそんなこと言うなとかじゃあそうしろだだとか、インターネットの中でいくつの言葉が本当なんだろう。
本当のことなんてひとつもわからない中できっとこれが本当だってそう思いながら願いながら推している、私のオタクたちへ。
ヤバくないですか。この言葉選びのセンス。エモみにあふれています。自分も本業の方ではちょっとだけものを書いて生活の糧にしているのですが、正直嫉妬します。
しかし、ネガティブ発言のギャップとワードセンスだけではなぜ今エモいのかの理由にはなってませんね。それは、冒頭でも話した「VTuber業界の成熟」が関わっています。
大手の箱は安定してタレントを増やし、一方消える大物タレントもいる。黎明期の熱狂が落ち着いた2020年。
彼女が所属している米米米も、昔はしっかり編集された動画をアップしていました。全身フルトラッキングの3Dモデリングも可愛らしく、ストーリー仕立ての展開や多彩な企画に、運営の本気を感じました。
こんな時代もあったな〜という感じの動画です。
楽しかった(テロップもついてた)あの頃。
ところが、メンバーの健康問題もありグループとしての活動は低下。最近では(実際のところは分かりませんが)運営のサポートもあまりなく、ほとんど個人配信のみの活動になっています。
さらに追い討ちをかけるように、YouTubeチャンネルの収益化が止められ、謎の度重なるBANに見舞われ、自分の姿が原因か?と疑う萌えみのりは、ついに配信で自分の姿を封印してしまいます。企業Vとしてのアイデンティティはおろか、バーチャルの姿すら風前の灯火といった状況なのです。不幸すぎる。
結果、彼女はVTuberとしての文脈を喪失し、ただ一人の女性として、インターネットの片隅に立っている状態です。それなのに、ファンに笑い声を届けるため、がんばって配信をしているんです。決してコンテンツの未来をあきらめていません(多分)。その姿がいま、最高にエモいな、カッコイイなって思います。
彼女のアイドルとしての活動は今後、どうなってしまうんだろう。
VTuberとしてのアイデンティティはどこへ向かうんだろう。
健康上の理由で離脱していたリーダー、つや姫がTwitterを再開し、復帰の兆しが見えています。メンバーが再び揃うことにより、お米アイドルとしての物語性とアイデンティティを取り戻していくのか。
はたまた、魂が設定のくびきから解放され、独自の活動を深化させ、その才能を開花させていくのか。
それとも、消えてしまうのか…。
何もわからない混沌とした状態です(と、勝手に思っているだけです)。
それでも、何も起こらずに終わるというよりは、ここから何かが起こる、という期待感の方が上回っています。
それくらい、いま彼女の才能に魅せられ始めています。まさに、見始めるならいま、支援するならいま!というコンテンツなのです。
そんな思いが募って、これまで作ってこなかったSHOWROOMのアカウントを作り、ほんのちょっとだけギフトを送り、これは完全に好きになってるな…と思ったので、このnoteを書いています。ちょっとでも興味を持ったそこのあなた、一緒にこのコンテンツを支援してみませんか?
この先に何が起こるのか、とっても、ワクワクしています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
普段はジェムカンというこれまたマイナーな箱の推し記事を書いています。