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第1回IPS初級基礎研修を開催しました

こんにちは。サイトウです。

11/23(土)勤労感謝の日に円山TakuBiのお店にて、わたしの所属している一般社団法人ユアセル協力のもと「第1回IPS初級基礎研修」を開催しました。

当日は4名の方に来ていただき、IPSの歴史や哲学、事例について1時間半講義しました。

IPS(Individual Placement and Support)は、細胞のことではありません。就労支援の1つとしてアメリカで生まれたモデルです。

IPSでは「働くこと」そのものが治療的でありリカバリーをもたらすものと考え、8つの原則のもと迅速な求職活動の支援と定着支援、また生活支援を行います。

基本的な説明だけでなく、実践者として感じた主観的なお話しも多くさせていただきました。とくに支援者が本人の力を信じるあまり、クリニカルネグレクトとなってしまったり、また心配し過剰に支援してしまったりしないかと悩み揺れ続けるという話は皆さんの心に残ったようでした。

Work and Dignity of Risk -Patricia Degan: 15th Int. IPS Meeting2021.7.19 JIPSA IPS実践者向け研修会「海外視察、IPS国際会議の紹介」林輝男氏スライドp21より


参加者の皆さまからはとても刺激的な意見、感想をいただきました。どうしてIPSが広まらないのかという制度政策の問題や、準備性ピラミッドが企業側の要請となっている点、今後始まってくる就労選択支援での就労アセスメントは可能なのか・・・など、ディスカッションする中でわたし自身も深く考えさせられました。

IPSは、わたしの人生を大きく変えてくれた考え方です。現在はIPSモデルを採用していない就労支援事業所に勤務していますが、地域の中でIPSモデルに基づいた支援を展開する方法を模索中です。

参加してくださった皆様に改めて感謝申し上げます。

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