ぶんのまさひろ

妻と子ども二人と犬との東京生活。障害者の支援を通して、みんなが自分らしく、自分を活かし…

ぶんのまさひろ

妻と子ども二人と犬との東京生活。障害者の支援を通して、みんなが自分らしく、自分を活かして生きていける社会を目指していきます。

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アート活動にかける思い~自立することとはたらくこととは~

   15年ほど障害者の支援に関わってきた中で、「自立する」こと、「働く」ことが、どういうことかについてずっと考えてきました。以前の法人では「どんなに障害が重くても工賃〇万円」という目標を掲げていました。確かにどんなに障害が重い人でも働く権利があるし、稼ぐことができるなんて素晴らしいことではないかと最初は思っていました。  でも、利用者さんと関わっていく中で疑問もどんどん出てきました。自分でお金を得て、生活を立てられるようになれば、やりがいのない、やらされているだけの仕事でも

    • 映画アイ・アム・ア・コメディアンを見てきました

      映画アイ・アム・ア・コメディアン見てきました 嫌われ芸人と呼ばれてしまっているウーマンラッシュアワーの村本さんがなぜテレビのお笑いから離れて、テレビの嫌がるような社会問題に切り込んでいく笑いを求め、さらにはなぜニューヨークで腕を磨きに行くことになったのかを追うドキュメンタリーです。   お笑い好きの私としても村本さんは本当に笑いの天才だなと思いますし、しかも志を高く、本当にリスペクトしたいなと思いました。さらにはドキュメンタリー作品としても本当によくできた素晴らしい作品だ

      • 映画「ノルマル17歳。-私たちはADHD-」を見た感想

         ADHDをテーマにした作品ということで、障害者の支援の仕事との関連上、興味があって見に行っていたのですが、本当にたまげました。本当に良い映画でした。ADHDの女子高生の二人の演技が素晴らしくて、見ている私も同じように傷ついたり、落ち込んだり、希望の光を見たりすることができました。扱っているテーマも障害者支援に関わっている人だけでなく、私たち皆が考えなければならないようなテーマを含んでいて、予想以上に本当に強く心を動かされる映画でした。私としては、すべての人にお勧めしたい映画

        • どうして小豆島に移住したのか?その2

          (どうして小豆島に移住したのか?その1からの続きです。私たち家族は小豆島に2018年から2021年まで東京を離れて小豆島に移住していました。今回も、なぜ東京から小豆島に移住したのかについての続きをお話ししていきたいと思います。)   職場の就職面接に  家族の同意も何とか得られて、次は食い扶持を探そうということで、仕事を探すことになりました。ネットで調べた小豆島の障害者の通所施設での募集に電話をかけようと思ったのですが、やはり正式に応募ということになると、ハローワークにちゃ

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        アート活動にかける思い~自立することとはたらくこととは~

          義務教育で学んだ方が良いのではと思うこと

          義務教育で何を学んだら良いのか?それは小学生の子どもをもつ親として、もう間に合わないんだけど、いつも考えさせられていたところです。この前も公立中学校の入学説明会に行ってきたのですが、文武両道で学力も地域でも上位の優秀な学校だなどというアピールが校長先生からありました。公立の中学校であっても、学力と高校への進学が最重要課題で、多様性とか、いろんな生き方を模索する年頃を、広い視野でサポートするみたいなことを目指す場所ではないのだなと感じました。これは、翻って考えれば、画一的で秩序

          義務教育で学んだ方が良いのではと思うこと

          吉祥寺ハモニカ横丁の朝市になぜ出ているのか?

           昨年の9月くらいから吉祥寺のハモニカ横丁中央通り朝市に「チームあけぼの supported by ことのは」として毎月1回出店しています。コロナが明けて再び出店し始めているわけですが、コロナ前に行われていたハモニカ朝市を含めるとコロナのブランクはあったものの10年近く前から出店していることになります。今回はどうして出店を始めたのか、何が魅力なのかについてお話しできたらと思います。 出店のきっかけは作業所での石けんづくり  当時、10年以上前だと思いますが、私は杉並区の障

          吉祥寺ハモニカ横丁の朝市になぜ出ているのか?

          どうして小豆島に移住したのか?その1

          私たち家族は小豆島に2018年から2021年まで東京を離れて小豆島に移住していました。今回は、なぜ東京から小豆島に移住したのかについて、お話ししていきたいと思います。   もともと島への憧れがあった   私はもともと島へのあこがれがありました。小学校の時には、母が瀬戸内海の小豆島と、伊豆七島の新島、式根島に連れて行ってくれました。思ったことがなかったですが、実は母も島が好きだったのかもしれません。そして、決定的だったのが中学の時に算数の先生が連れて行ってくれた青ヶ島だと思いま

          どうして小豆島に移住したのか?その1

          2023年に初めてやったこと

          2023年も終わります。 振り返れば、いつになく、初めてやったことが多い一年だったように思います。でも、そんなに無理した感じでもなく、マイペースで落ち着いて家族ともたくさんすごした一年でもあったんです。それも私にとっては新しいスタイルな感じです。自分の人生において、まさに転機になる一年だったのかもしれません。このnoteも今年の7月から始めましたが、すごい大きな存在になっています。今年初めてやったことがどんなことだったのか振り返ってみたいと思います。 1.憧れていた北海道の

          2023年に初めてやったこと

          早起きは誰にとっても三文の徳なのか?

           自分は早寝早起きだ。そしてよく眠れる。子どもと寝るようになって、夜9時には寝るようになった。一般的には子どもが寝付いてから、また起きて、少し自分の時間として読書とか何か好きなことをして寝るという人が多いのかもしれない。でも、自分はそのまま寝てしまうことがほとんどだった。10日中9日くらいか。今は子どもが二人とも小学校高学年になって、もはや9時に寝なくなってしまった。だが、それでも自分は9時に先に寝させてもらっている。そして誰も起きていない4時には起きる生活が完全にリズムにな

          早起きは誰にとっても三文の徳なのか?

          障害者の支援で大切な資質について

           「障害者の支援する人にとって一番大切な資質は人間性ではないかと思う」  滋賀県にある「やまなみ工房」の山下完和さんが書いてらっしゃった文章にあったこの言葉が何年もずっと心に残っています。本当にその通りだと思ったのです。お粗末な人間性の私でも、というか、そんな私だからこそ、やはりこの仕事には人間性が一番大切だよなといつも思うのです。もちろん「人間性なんて、そんな漠然とした資質はあるのか?」という反論もあるでしょう。でも、突き詰めて一言に集約するとすれば人間性ということになると

          障害者の支援で大切な資質について

          犬と仲良く暮らしていくために大切なこと

          この前善福寺公園で犬を散歩をさせていたら、小学生とそのお母さんが、声をかけてきました。夏休みの自由研究で、「犬とどうやったら仲良くやれるようになれるか」を犬の飼い主にインタビューしているとのことでした。彼らは新しく犬を飼い出したばかりで、どうやったら上手く飼えるのか知りたいのだそうです。すごく良い自由研究だと思いました。  良い質問なんだけど、だからといってパッと答えられるわけではありません。深い質問なんですよね。それでも考えていることや心がけていることはいっぱいあるから、そ

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          52歳になりました。〜ライフスタイルを改善して、やっとのことで得られた服薬なしの生活〜

          8月19日で52歳になりました。 嬉しい報告をさせてください。 今日通院して、10年以上飲んでいた糖尿と高脂血症と尿酸の薬をもう飲まなくて良いし、通院もしなくて良くなりました。 小豆島に移住してからライフスタイルを変えて、仕事も定時で終えて、子どもと9時に寝て、朝4時に起きるようにして、犬の散歩も朝晩で3時間くらいして、ストレスの少ない超健康生活に変えたのです。それによって体重も減ったのですが、ある程度のところからは減らず、血糖値などの数値も変わらず何でだろうとずっと不

          52歳になりました。〜ライフスタイルを改善して、やっとのことで得られた服薬なしの生活〜