アイスランド最初の2ヶ月を終えて③
Noteを先延ばし先延ばしにしてしまっているが、書かなきゃいけないと思い書くnoteにはしたくないのでよしとしている。
もうすぐで3か月が経過するという時期になってしまったが、
1番私にとって懸念事項である、留学中のメンタルヘルスについて2ヶ月分の記録を残しておこうと思う。
わたくしの事情
留学中は慣れない環境の中ストレスがたまったりホームシックになったり、自身のメンタヘルスの危機を感じることは誰しもあることだと思う。
人間の当然の反応なのかもしれない。
私は日本にいるときから精神的な不調が慢性的にあった。
3ヶ月に1回の精神科受診、月に1回のカウンセリング、毎日抗うつ剤を飲むようになって6年目だ。
大学に入ってからは不眠症改善薬、こういうと聞こえはいいがほとんど睡眠薬に近い成分薬を毎晩飲んでいる。
こんなことを書いたらそんな状態でなんで留学になんか行ったのかと思われそうだが、実は留学していた方が精神的に安定してたりする。
ちゃんと主治医の許可をとっているので心配しないでほしい。
こうしてアイスランドでも抗うつ剤と睡眠薬を飲みながら生活している。
白夜、極夜の国
最初、この国に決めたときからこの国の生活はある程度予想できていた。
夏は一晩中火が沈まず、真冬は日が登らない。
厳密には登るのだが、水平線近くを通るのでほとんど明るいと感じない。
夏はいいのだが問題は冬だ。
1日の大半が暗い。
ただでさえ、体内時計が狂い自律神経が正常にはたらかない私にとって、この国は実に相性の悪い国だ。
したがって母は最初はこの国に来ることは反対していたが、私は深刻に捉えていなかった。
一年だけだし、なんとかなるのではと。
なんだか眠い
12月が2ヶ月後と迫っている。
12月は23時間暗闇の中で過ごすことになる。
今は10月末だが、朝の8時でもまだ薄暗い。
朝が弱い私にとって、起きる時間にお日様が出ていないというのは大変都合が悪い。
これは自律神経の働きがうまくいっていないからだろう。夜になれば交感神経が弱まり、副交感神経が強まるという自然な動きがうまくいっていない。
反対に夜はいつまでたっても眠くならないから、これは日本の時からそうだったのだが、さらに拍車がかかり、夜中の3時に寝るという日が続いている。意識的に2時に床に就くようにしてはいるが、これもかなりおそい。
そして、もちろん朝は7時に起きる、、、なんてことはできるわけはない。
3時に寝るから不眠症治療薬は飲むと深く寝てしまうから飲まないでいる。
これが連鎖して、夜眠れない→夜遅くねる→朝遅く起きる→朝遅く起きたから夜眠れないの繰り返しである。
なんとかしないといけないと思いつつも、なんとか生きているのでとりあえずよしとしておこう。
授業で知ったSocial jet lag
以上に記した負の連鎖をSocial jet lagという言葉で表すことを知った。travel jet lagと同じような症状になるらしい。アイスランドはイギリスと時差がたったの1時間である。しかし、アイスランドはイギリスからはるか西に位置する。したがって、先生曰く、夜0時に寝ていた人がアイスランドに来て2時にねるようになるということがざらに起こるそうなのだ。来た当初は、みんなもう2時なのになんで眠くないのだろうと、どんどん夜遅くまで起きている自分の身体に違和感を覚える人は少なくないそう。
これを聞いて少し安心したのは私だけじゃないようだった。
気晴らしになるものを
12月が近づいている。12月から2月が一番寒さが厳しい季節であり、この季節は現地の人もseasonal affective disorder(季節性情動障害)にかかりやすくなる。アイスランドは人口が38万という少なさでありながら自殺率が非常に高いのも、日照時間の長さに関係があるだろう。
私の目下の課題は、夜身体が疲れて自然に眠くなる状態を意図的につくることだ。
したがって考えてたのは、運動すること。
ジムでやる運動はあまり性にあわないが、ここにはスイミングプール文化があり、そこにもあちらにもスイミングプールが存在する。
もちろん温かい、温水だ。ジャグジーやサウナも完備されており、雪国ならではだなと感じる。
プールに定期的に行くことで気晴らしに、そしていつも以上に運動を意識的にすることで身体の副交感神経のスイッチを意図的におそうというのが私の狙いである。
そろそろこの留学記なるものを終えたいと思う。
書き出して思ったが、あまり自分の状態にあっていないきがしてきた。
以上。
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