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「パチンコの発明」は「ありあわせ」の典型である

 「ありあわせ」ということから連想する典型的な事例のひとつに、戦後日本におけるパチンコの発明がある。

 パチンコは、さまざまな軍事技術の複合的な平和利用にほかならない。

 飛行機の風防ガラス、プロペラに用いる耐久性抜群のベニヤ板、正確に同じ大きさの玉を作る砲弾製造技術、丈夫なピアノ線を素材とする釘、などである。

 名古屋とその周辺に、これらの軍事技術があったからこそ、パチンコ台の製造が可能となった。
 ありあわせの技術の、みごとな融合と活用だというほかない。

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