![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113109452/rectangle_large_type_2_1c45441577eff51a22064615e4c7666a.jpeg?width=1200)
「いつか」は何を叶えているのか? 読書録:益田ミリ『美しいものを見に行くツアーひとり参加』
こんにちは。
じぶんよみ講師のさちこです。
突然ですが、みなさんの
無性にときめく場所はどこですか?
私にとって、そのひとつは本屋さんです。
(古書店も大好き。図書館はそれほどでもない。)
膨大にある魅惑の世界観に触れることができる。
本屋さんはいわば小宇宙です。
ドキドキしたり
わくわくしたり
きゅんとしたり
舞い上がっちゃいます。
一方で本を読むのが好きか?と言われると、そうでもありません。(←え?どういうこと?ですよね。すぐ気が散ってしまいます。)
そのため、買ったものの読んでいない本は山。
それでも本屋さんへ行くと、少なくとも一冊は買わずにいられない。SNS等でおすすめされている本があると、探さずにはいられない。困ったもんです。
今日は3冊、近所の本屋さんで運命の出会い(そう呼んでよしとする)がありました。
その中の一冊。
益田ミリさん
『美しいものを見に行くツアー ひとり参加』
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113100222/picture_pc_316c61e22385b638a667c87abfd11ffc.png?width=1200)
実は私、益田ミリさんの本を買うのははじめてです。
▢表紙が抜群に可愛い。
▢たまらないタイトル。(しかも「行くぞ!!40代から」。まさに私のための本だという気に)
▢はじめに&うらすじで心をガチっと掴まれました。
北欧オーロラの旅からはじまり、ドイツのクリスマスマーケット、フランスのモンサンミッシェル、赤毛のアンの舞台・プリンスエドワード島etc。
いつか行ってみたい!!
YouTubeでオーロラやクリスマスマーケット、プリンスエドワードを観ながら、思い巡らす至福の時間でした。
益田ミリさんの人間に対するやわらかいまなざし。
ふかふかする安心感。
言葉から、絵から、染み渡ってきます。
あまりに美味しい食事を頂いている時、食べ終わるのが惜しくなるような感覚。それと同じように、読み切ってしまうのが惜しい。そんな一冊です♪
******
ここからは「じぶんよみ」による自己探索。
「いつか行ってみたい‼」の「いつか」は来ない。正確には「来ない」のではなく「来てほしくない」という話。
![](https://assets.st-note.com/img/1691760837935-3CYUstTDXb.jpg?width=1200)
本と似ているんですが、私は「旅」と聞くだけで、めちゃくちゃときめきます。強烈な憧れがあるんですよね。
「世界を旅したい」がずっと夢リストにあります。
「ずっと」です。が、
休みがとれない。
お金がない。
2大免罪符を掲げて、行かないことを選び続けています。
つまり私は「行きたくない」ということ。
(そんなことない!行きたい!って言いたいですが、じぶんよみ上、例外は認められません。。)
そこで、「もし、行きたくないんだとしたら?」「行かないことで何を叶えている?」を自分に聴いてみます。
叶えていることは
▢お金を払わなくて済む(その痛みを避けられる)
▢未知の世界に行かなくて済む(不安や危険を避けられる)
▢時間を調整するためのコミュニケーションをとらなくて済む(お願いしたり頼ったり、迷惑をかける心配をしなくて済む)etc
さらに「強烈な憧れ」というのは、自分より旅を上に置いている証でもあります。手に入らないとわかって(決めて)求めている感じ。
その背景には必ずセルフイメージがあります。
この場合でいうと「旅が似合わない私」(本を読んでいてふと気づきました)。
こうやって明らかになったセルフイメージは、やめてもいいし続けてもいい。セルフイメージを自覚し、自分で選ぶことが重要。
私は「旅が当たり前な私」で在りたいなと。
だから、まずは「旅は日常のひとつだと思える私になりたい」と決めることにします♡
「美しいものを見ておきたい。」(同著より)
私も、そう感じるから。
![](https://assets.st-note.com/img/1691761590697-NpoClLzYE8.jpg?width=1200)