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⑪性教育(緊急避妊薬・望まない妊娠)

アフターピル市販化における様々な視点からの意見

今月7日に政府が緊急避妊薬(アフターピル)を手軽に買えるようにするという意向を固めたというニュースを近日拝見した。それと同時に、それにまつわる賛否両論のツイートやブログも見た。

私は、性被害や性虐待が多い日本で、
今の今まで市販されていなかったのが
不思議なくらいだった。
海外では、市販されている国々が普通で当たり前だ。
確かに、賛否両論の中の否の意見の中には、
「コンドームなどの避妊器具を使うのが当たり前。」
「低用量ピル飲むべきだ」
などの意見もあった。
もちろんそれは大前提。
望まない妊娠は最低限防ぐ必要があることは否めない。
緊急避妊薬(モーニングアフターピル)を服用するようなことが頻繁に起こるのは、
そもそも身体的にもよろしくはない。
だが、今まで、緊急避妊薬の入手が困難なことから「大丈夫って信じる」など現実から逃げ、結局中絶手術を行わなければならない。というケースの多くあった。
また、日本では、中絶においても海外に比べると遅れていて
薬療法を採用していない。
前期段階の中絶手術も、器具を子宮に入れ受精卵を掻き出す手術だ。
子宮に傷をつけてしまうケースは多く、
その後の望んだ妊娠にも影響を伴う。
そうした事例が多く報告されている中での、やっとの改正だと思う。

また、アフターピル一錠約1万円(薬による)するし、
今はだいぶ改善された薬も多く出ているが、
副作用に「吐き気」「嘔吐」などがあるにもかかわらず、
2時間以内に嘔吐をしてしまった場合、また病院に行き、再服用しなければいけない。その費用は自己負担だ。
そのうえ、アフターピルは、一度の服用で体への負担を大きく伴うため、
そもそも短期間で何度も飲むことは、よろしくない。

なぜ、アフターピルを飲まないといけないのか。
この状況における背景は本当にいろいろだと思う。
ただ、私が思うに、その人を責めるなら性教育を見直すほうにその労力を使ってもらいたい。
性被害、性暴力、性虐待。
10人に1人は被害にあうとされる現代社会において、
一番罪深きものは、「中高での性教育」であるように思う、
でも、教育者も人間だと思う。
結局は、社会の価値観が変わっていかないと、一つ一つ、一人一人の問題を解決していこうと努力しても、0にはならないと思う。


性被害の闇

今、もしああなたが性被害に遭ったら、誰かに相談できますか。
もし10代のうちに性被害に遭ったら、身近に話せる大人はいますか。
お金もかかるという物理的なストレスの上に、周りからの追放も加えられる今の社会で、
人に相談することが怖くても仕方がない。
実際には性被害や性暴力では、市や県や国がお金を出し公費でアフターピルの処方及び、
性病検査をすることができる。(団体が「性被害」などと認めた場合のみ同行受診ができる。)
また、私が住んでいる地域の県が運営している性暴力被害者支援センターでは
「同意の無い性行為はすべて性被害」としている。
この情報も、普通に生活していて目に入るだろうか。

男性も女性も性被害に遭うこの世の中で、だれもが知るべきことのはずなのに、
自分から得ようとしなければ手に入れることが難しい。
SNSが優れているこの環境でこの状況は問題視するべきことなのではないだろうか。
必要、やばい、と思ってから始めて情報を調べて、病院を探してからだと間に合わない可能性もある。
前段階で知識だけでも入れておけば、必要な時に焦らずにきちんとした判断ができる。
また、日頃からもっとオープンに性についての話、
相談ができる社会であれば、
被害に遭った時も話をすることができる。
10代の若者たちのコミュニティが学校と家だけでなく、
社会(大人)と触れ合う機会がもともとあれば、知識も身に着く機会も増える。

それぞれにおける課題


どうか、世の政治に興味を持ち、もっともっと、
声に耳を傾け、声を上げてもらいたいと思う。
10代の子は、声を届けてほしい。
かき消されてもかき消されても、何度でも何度でも、届けてみてほしい。
一度でいいから、しっかり話を聞いてもらえますように。
そして、サインを出してくれたら、しっかり見放さずに見守って時には声をかけてあげてほしい。ここに関しては、「大人が」とか「支援者が」とかそんなことはなくて、できる人ができることをやっていくことが一番いいのじゃないかなと思う。
そういう小さなところから変えていくことでしか、社会はなかなかかっわらない。
大きな事件が起きなきゃ変わらない、ともいうけれど、誰かが犠牲にならなきゃ、
変わらないそんな社会で生きていたくもなければ、将来パートナーができたとして、子供が欲しいなと思っても、子育てに対しての不安が拭え切れず産みたいという気持ちも薄れる。虐待問題も一人で、子育てをしている孤立している親が多い。
もっともっと、子供の時からいろいろなコミュニティに属して、
人に頼ること相談することが恥ずかしいとかそんなことを
想わないでいてくれていたら、 。
皆で助け合う社会で子育てをするべきだし、少子高齢化社会を変えるには、
やっぱりまずはここだと思う。
以前にも書いたけれど、少子高齢化問題で重要視されるべきポイントは、「年金確立」でもなければ、「老人ホームの増設」ないと思う。もちろんそれはとても大事なことでもあるのだけれども、一番は、というより、まずは、「若者の意識」「若者の支援」下も同時に変えていかなきゃいけない。
社会に分断され続けてきた若者たちが、上げた声すら聞いてもらえなかった若者たちが、
社会に出ていきなり、今度は「自己責任」を押し付けられる。
変えていこうや。
社会の声に、若者の声に、同時に耳を傾けよう。
社会の声としても、若者の声としても、声を上げ続けよう。
その声を拾い続けたい。
聞き続けていたい。

若者と大人(社会)とのコミュニティネットワークを広げていくことを目的に、それぞれの声を載せたフリーペーパーを作る予定です。
https://twitter.com/1013____R

また、私自身まだ10代で、10代だから届けられる当事者としての声。
社会に発信していきたい。
一番今力を入れている、雑誌活動。
読み手も作り手も10代。新しいWebマガジン。
二週間ほど前から、資金集めのためにクラウドファンディングを始めている。
是非悩み多き10代、生きづらい今を生きづらさを抱えながらも、生きる意味を探し求めながら、誰かのために、自分のために生きている彼女たち、私たちの夢をかなえるためにも、支援・拡散をよろしくお願いします。





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