昭和のデジタル時計は高級品だった①
私の愛用している時計:SEIKO
セイコー 初代カリキュレーター付き デジタルウォッチ 計算機機能付き C153-5011 1978年製造 諏訪精工舎製 当時の販売価格:4万8千円
通常の表示は日付、秒、曜日、時刻と日常情報として必要な事柄はすべてあります。月は設定しますが通常モードでは表示されません。(必要ないですけどね)
当時はカシオが蛍光管の電卓を発売し「とかくこの世は計算さ♬数と数との絡み合い♪応え一発🎵カシオミニ」で一世風靡をした時代です。平方根はなかったと記憶しています。
それに対しこの時計は、平方根、メモリー、百分率と当時の電卓としては十分すぎる機能掲載でスタイラスペンで操作したのでしょうかなんとびっくり、指でも操作できました。オールSSのボディーは当時は高かったであろうデジタル時計にふさわしい重厚感、抜群のデザインです。専用のブレスレットだからこそ美しい時計です。真ん中のボタンを押すと計算機モードになります。引くと時刻、カレンダー合わせモードになります。下のボタンは通常ライトですが時刻合わせモードでは上のボタンと下のボタンを使って時刻、カレンダー修正をします。閏年の設定が出来ないので4年に一度の修正が必要なところは愛嬌です。
SEIKOの技術力、デザイン力の絶頂期の作品といえるでしょう。「QUARTZ LC」は心ときめきます。昭和レトロであることと腕時計の大きな変換時期であった貴重な一本だと思います。恐るべし、諏訪精工舎。まさに文化遺産です。