〈実話不思議🗻〉故郷に帰りたい江戸時代の霊と話しました
こんにちは✨😃椿あんこです。
去年末に、アリスの谷村新司さんが亡くなりましたね😢。
アリスと言えば、私が小さい時に不思議に思っていた歌詞があります。
🎵遠くで汽笛を聴きながら という曲で、
中にこんな歌詞がありました。
🎵暮らしていこう
遠くで
汽笛を聴きながら
何も良いことが
なかったこの街で
私「何で、何にも良いことがなかった故郷なのにそこに帰っていくの?」
考えても考えてもよくわかりませんでした。
幼稚園児でしたので。
今ならわかります。
故郷に対する、
デメリットとメリットがマーブルに混ざった感情と、
それでもやっぱり故郷は
自分の原点である「ホーム」である、ということ。
私は小学生の頃から、東京の今の場所に住んでいます。(一瞬パリに住んでいましたが☺️)
小山の頂上にあるお寺が、街を見下ろす寺町で、
街の中にのどかに川が流れていて、
参道に美味しい和菓子さんも何軒もあるこの街が
今ではホッとします。
今日は、そんな「故郷」にまつわるこんなお話です。
⛩️『天地明察』の映画を観る
岡田准一さんと宮﨑あおいさんの出ている映画
『天地明察』を借りてきて観ていた時のこと。
この映画の主人公、安井算哲(江戸時代の囲碁棋士)に興味を持ちました。
この人のことをもっと知りたくなった私は、
映画を観終わった後にネットで色々調べました。
すると、品川区にあるお寺にお墓があるそうです。
私は次の会社休みに、
母マミコを連れて、安井算哲のお墓参りをすることにしました。
マミコが一緒にいくと、もしかしたら安井算哲が出てきてくれるかもしれません😁。
一同「言っとくけど、顔は岡田准一じゃないからな」
⛩️無反応の安井算哲さん
かくして、品川区のお寺の安井算哲さんの
お墓の前に行きました。
墓地の区画の端にあり、
眼下には東海道新幹線が数分おきに横切っていました。
手をあわせて、しばしご参拝。
私はマミコに聞きました。
私「安井算哲さん、出てきた?何か話してくれてる?」
出てきた?っなんて、お化けでもあるまいし(笑)。
一同「お化けだよ!」
マミコ「何も出てこないわよ。」
私「………そっかあ。。。(がっかり)」
安井算哲さんは、出てきてはくれませんでした。
これは、まだ研究中なのですが、
椿家の先祖か、椿家の先祖と関わりがあった人か、
あんこやマミコなどの前世に関係ある人
は出てくるのですが、
そのどれにも該当しない人は出てきてはくれないのです。
逆に、どんなに名字が違っても、関連がなさそうでも、
マミコのところに現れれば、何かしら縁がある人なのです。
これはマミコの能力の特色かもしれません。
まあ、スピリチュアル的なことは何も起こらず、
ただの?墓参りになりました。
おわり
⛩️同じ敷地にある、賀茂真淵さんのお墓
おわり、かと思っていましたが、
このお寺には
他の歴史的有名人のお墓もあるので、
そこにもお参りすることにしました。
私「あっちに、賀茂真淵のお墓もあるみたいよ!行ってみよう」
動物園で、「あっちにカピバラもいるよ」的な
気安さで向かいました(賀茂真淵さん、ごめんなさい❗)。
賀茂真淵さんは、江戸時代に『万葉集』などの研究をした国文学者です。
賀茂真淵さん(お顔はトップの画像にあります)のお墓は、
お墓の回りをぐるっと垣で囲んである、たいそう立派なものでした。
さすが歴史的有名人は違います。
⛩️賀茂真淵さん、現れる!
賀茂真淵さんのお墓の敷地に入ると、
マミコがお墓の右側をみています。
マミコ「賀茂真淵がいるわよ」
私「ええ!まさかの(ついでに立ち寄っただけの)賀茂真淵!」
なんだか、申し訳ない気持ちになりました😅💦
私「賀茂真淵、何をしているの?」
マミコ「土下座している、、、頭を土にベタっとつけて」
私「そんなそんな!私たち一般人に!
てか土下座されるようなことはしてないし。
頭をあげてください!」
賀茂真淵「滅相もございません!身分が違い過ぎます!」
私「私平社員だよ!(笑)」
賀茂真淵「私のようなものに(涙)、わざわざ(涙)、
お参りしてくださるなんて(涙)。感激です(涙)。」
マミコ「すごい感激して、泣いているわよ」
なんか、江戸時代のうちの先祖が(DNAが関係しています)、
賀茂真淵の上司?的な位置にいたのでしょうか。
そうは言っても、私もマミコも
賀茂真淵さんになにもしていないので、
土下座の姿勢を崩さない彼にただただ恐縮するばかりです。
⛩️賀茂真淵の願い
私はその場で、ネットで賀茂真淵のことを調べました。
家に帰ってからじゃなくて、旅先で調べる癖がついていました。
江戸時代、
駿河国(静岡県)浜松の生まれで、
それから江戸に来て、
フムフム。。。
マミコが言いました。
「国に帰りたいんだって」
国?
生まれ故郷の静岡県?
でも、連れていってあげることもできないし、
浜松遠いし、帰り道の教え方わからないし、
どうしよう。。。
もしかしたら、国に帰りたい気持ちを持ったまま、
江戸でなくなってしまったのかもしれない。
だとしたらなんとかして
帰してあげたいなあ。。。
私「あ!!!いいこと思い付いた😁❗」
⛩️賀茂真淵さん、新幹線に乗る
ここは品川。東海道新幹線が走っています。
お寺からも新幹線が見えるのです。
私「新幹線に乗って帰ってもらえば?
左(品川)→右(関西方面)に走る新幹線。
あのね、そのまま乗っていれば浜松駅に着くから。
浜松の風景が見えてきたら、ひょいって降りればいいのよ!」
マミコが同じことを伝えると、
その瞬間に通った新幹線の方に、賀茂真淵がビューンと行ってしまいました。
その間、数秒。
マミコ「わかった!と言ってもう乗って行っちゃったわよ」
私「早っ!!」
ちゃんと浜松駅で降りられるといいね、
と言いながら帰りました。
人助け(幽霊助け)、できたかな?😊
⛩️歴史的考察タイム
賀茂真淵さんが私たちに土下座して、
「身分が違う」とかなんとか言っていたので、
家に帰り更に調べてみました。
すると確かに、
私のリアル名字(ちょっと特徴がある名字です)と同じ名前の人が、
江戸時代に浜松の藩主でした。
だとすると、城主の子孫(DNA的な繋がりという意味で)が畏れ多くもわざわざ
私めの墓参りに(号泣)!
みたいな気持ちになったのかもしれません。
そしてもうひとつの可能性。
「畏れ多い」、の理由が
彼が生涯研究をしていた『万葉集』の方だとしたら。。。
その話は、また別の話😊。
⛩️想い残しは誰にでもある
人は死んでも、生前の想い残しのひとつやふたつはあると思います。
生きていても、
「あの日から時が止まってしまった」という言葉を言う人がいます。
この世に生きていても、時って止まるんですね。
そして、何かをきっかけに、時はまた動き出す。
死んでから何百年経っても、時が動いていない人もいれば、さっさと次のステージに進む人もいますね。
何年あとでもよいので、
想い残したその願いが叶うのなら、
想い残しが精算されるのなら、
胸がスッキリしますし、嬉しいですね。
浜松に里帰りした賀茂真淵さんの魂は、
今ごろ、雄大な富士山を仰ぎながら
微笑んでいるでしょうか。
椿あんこでした!
お読みくださり、ありがとうございます。
スキ!もありがとうございます🌸