見出し画像

禍話のあとの夢

私は映画「リング」で呪いのビデオと言われている映像の中に出てくる、頭巾をかぶって指をさす人が異常に怖いです。「リング」初見時からずっとこわいです。これなんなんですかね。怖。

画像1

「禍話」というツイキャスをよく聴いています。
一度、未収録回がありました。(2018年11月17日封印回)通常放送の後に、録音せずに放送されたものです。それを聴いた後にみた夢を書いてみます。夢の内容は放送の内容と何も関連していないと思います。

少し古い、どこかの事務所みたいな入口の雑居ビルの1Fにある、なにかの歴史資料館。ここが元々、何かのいわくつきとは言われていたんだけど、何故かテレビの撮影で行くことになりました。自分が出演者なのかスタッフなのか微妙な立ち位置で、テレビクルーのスタッフ含めけっこうな人数いる中のひとりで参加していました。夢全体を通して感じていたのはみんな良い人。みんなを信頼している雰囲気でした。でもそのわりにみんな知らない人でした。

一見ふつうの歴史資料館だけど、なぜか靴を脱いで入館するスタイル。少し古びたビルの中はじゅうたんの床で蛍光灯の照明、よくあるショーケースにお皿とか掛け軸みたいな書物とかが展示してあり、その中を皆、靴下の状態で撮影しながら進んで行きました。撮影自体は順調でした。
そんなに広くない資料館の最後のほうのショーケースにさしかかると、教科書でよく見る鑑真やら空海みたいなお坊さん?の、高さ30cmぐらいの座像が3体並んで展示してありました。

画像2

この写真の像のイメージそっくりなんですが、ひとつ違うのは、3体全て頭に布をかぶせてありました。

私は冒頭のとおり頭に布がかぶせてあるのが何故か異常に怖いので思わずウワッと思ってひとりドキドキしていたけど、当初何かしらの「いわくつき」と聞いて撮影に来ているからか、そこにいる出演者、スタッフも怖いと感じたのか空気が止まってなんとなく顔が引きつっていました。でも撮影中なのでなんとかしなくちゃと思って出演者のひとりに「まあ、こちらは、こういう密教?的なものなんでしょうかね~?」とかなんとか言って強引にスルーして次に行こうとしました。
そのショーケースのすぐ隣に、建物の反対側に抜ける出口がありました。ビルの裏手に通り抜けられる構造だったようです。撮影続行しながらこのままそこから出ようという流れになり、狭めの廊下に向かいました。平静を装いながらも私はひとり内心ずっとドキドキしています。出口に続くその廊下の壁にも資料の白黒写真パネルが展示してあって、それを見るとさっきのお坊さんたちを信仰していたという昔の村の人々の普段の風景が写っていました。田植えみたいな作業をしているんだけど、全員編み笠みたいなので顔を覆っていました。(※ヘッダー画像を参照)
頭が隠れているのがどうも苦手みたいです。一刻も早く通り抜けて出ようにも靴を脱いで入館していたのでこちら側には靴がないということを思い出しました。もう仕方ない、みんなの分の靴もダッシュで取りに行くしかないな、と入口方向に向いた途端、誰かが投げているのかなんなのか、靴が次々に飛んでくるのでもう意味わからな過ぎてひきつったまま、でもつとめて冷静に自分の靴を拾って履くや否や「ありがとうございました!」と大きめの声で言ってあわてて飛び出しました。

外に出ると、薄曇りだけど昼間で明るく、ビルの裏手となる道の向こう側にはお濠のようになっている小川がゆるく流れていて、ちょっとほっとしたのですがそれもつかのま、私より後に出てきた男性スタッフのひとりが血相を変えて
「はやく!!!みんな車乗って!!!!」
と叫びだしました。みんな咄嗟に言われるがまま前を向くと、なぜか都合よく目の前にいい具合に停車してあった何台かの車にそれぞれ分かれて乗り込みました。私はちょっと古い型の赤い乗用車の後部座席に、3人の真ん中であわてて乗りました。さっき叫んでいたスタッフが「車出して!早く!!!」と言いながら助手席に乗り込んできたところですぐに車が走りだし、後ろを確認すると、さっきまでいた資料館のほうから知らない男性(ポロシャツを着ていた)と女性(ワンピースを着ていた)が髪を振り乱して何か叫びながら車を追いかけてくるのが見えました。

実は資料館の最後の写真のところあたりで「これは夢だ」と気づいてはいたので車が動き出したところで夢から早く醒めたい、醒めろ、と思っていたらやっと目が醒めました。
朝6時頃でした。

次の日、「密教 頭巾」「顔を隠す 仏教」など色々検索してみても、それらしいものはヒットしませんでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?