こりん

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魔力の香りがする緑のうた声 禍話リライトとその周辺、あとは雑談です。 Twitter→ @korin_0411 インスタグラム→ @korin0411

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  • 禍話リライト

    禍話リライトだけをまとめました 禍話とは… 猟奇ユニットFEAR飯による禍々しい話を語るインターネットラジオ。「ツイキャス」にて基本的に毎週土曜日23時から1時間ほど配信中。 人伝に聞いた怖い話や怪奇現象のほか、生きている人間の怖い話、虚実入り混じった創作もある。語り手「かぁなっき」さんが怖い話を語り、聞き手「加藤よしき」さんが相槌を打つスタイルです。 禍話リライト とは…「禍話」が元ネタの文章書き起こし。

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    リライト以外の禍話関連まとめ

  • こりんオブザイヤー受賞

    年1でその年良いと思ったものをただやみくもに年末年始の浮かれたテンションで羅列した記事です。

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最近の記事

禍話リライト:予行練習の道

例えば何店舗かあるチェーンのラーメン店に食べに行く時、ドライブがしたいからわざと遠いほうの店舗に行ったり、晩ごはんの買い物をするのにあまり行かない地域のスーパーまで気まぐれに行ってみたりする。 そんなドライブ好きの山田君が、ドライブ行こうよと誘ってきた。 誘われたA君も基本ヒマなので、ほかにも友人たちと適当にドライブに出かけて深夜まで遊びに行くなんてことはよくあった。今回もわりと遠出するのかな?と思いつつ、行き先は山田君おまかせで、ふたりでドライブに行くことになった。 山

    • 禍話リライト:宿の木の札

      「友だちを1人なくしまして……」 こう切り出したA君は以前、友人たちと4人で廃旅館に肝試しに行ったそうだ。小高い山の上のほうにある旅館に、ある日の夕方、車で向かった。それぞれライトもちゃんと完備して、廃墟探検を開始した。 入ってすぐ、入り口の受付カウンターと思われるところに、長方形の木の御札のようなものが等間隔に置いてある。 たまたま4つ、人数分だった。裏表を確認したが何も書いていない。探検に来た記念にと1人1枚鞄に入れた。 訪れた廃旅館はけっこう広く、部屋には床の間な

      • 禍話リライト:であいがある

        平成の頃、山田君の中学のクラスでは[おまじないの本]が流行り、その本にやり方が載っていたこっくりさんが少しブームになったことがあった。 クラスの中でも特に明るくてわりと人気のあるAさんも、今日わたしも放課後こっくりさんやってみようかな!と言っている。山田君は(あんな明るい子でもこっくりさんみたいなことやるんだ?)と意外に思った。 山田君が委員会の雑務で少し居残った帰り際、たまたま昇降口でAさんに出くわした。山田君は 「こっくりさんどうだった?」 と聞いてみると、Aさんはい

        • 禍話リライト:おそろい 二題

          箪笥の中 現在30代のA君が、大学生の時にあった出来事。 A君は大人数のサークルに所属しており、居酒屋が貸し切り出来るほどの人数でワイワイと飲み会をするのが常であった。 その夜もだいぶ盛り上がり、A君も楽しく酔っぱらっていた。 居酒屋を出たところでひとりの先輩が 「よーしこれから○○んち行くぞ~!」 と言うと、A君を含む何人かが「イエーイ!」と先輩に付いていく。 実際のところ○○さんのことは知らなかったが、どうやら先輩の男友達で、そのままノリで家にお邪魔した。中に入る

        禍話リライト:予行練習の道

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        記事

          梅田 旅ログ FEAR海遊編

          20240728 のぞみで新大阪へ。 映画「BLUE GIANT」を鑑賞、新幹線でひっそり号泣。山田裕貴さん・間宮祥太朗さん・岡山天音さんという豪華キャストの声優陣がそれぞれのキャラクターにピッタリはまっていて全員良かったです。けっこう我慢したんですけど玉田君のソロで限界号泣。前評判どおり音楽が素晴らしくて実際の演奏映像を取り入れているそうでライブシーンもずっと観ていられるなーと思いました。 新大阪→梅田に到着、3回目ともなると毎回同じホテルを利用しているのであまり迷わず行

          梅田 旅ログ FEAR海遊編

          禍話リライト:隣の家の木

          A君が高校生の時の話。 その日は友達のB君の家に遊びに行っていて、お菓子を食べながらおしゃべりしていた流れで、アルバムを見ようということになった。 B君とは小学校が違ったので、見せてもらった卒業アルバムが新鮮だった。A君の小学校には無かった謎の行事写真で大笑いし、集合写真から幼いB君の姿を見つけだすのに盛り上がった。 興が乗ったのか、B君は家族で撮ったアルバムも持ってきた。幼い兄弟がじゃれつく写真や家族旅行に行った時の写真、とりわけB君のお父さんが若い頃の姿が衝撃的だったり

          禍話リライト:隣の家の木

          禍話リライト:赤い布

          北関東の某県に、何故かどんどん人が引っ越してしまうマンションがある。 老朽化があるわけでもなく、周辺の環境に問題がある────例えば隣が火葬場とか────というわけでも無い。おかしな臭いや騒音も全く無いし、事故物件の情報がわかる「O島てる」への記載もない。家賃も相応で普通に住みやすそうないいマンションだ。 2~3年前の話。 A君は、ネット上の趣味のコミュニティで山田君と知り合った。年も近くてなにより趣味の話が合うので頻繁に通話していて仲良くなった人だ。聞けばそう遠くない地域

          禍話リライト:赤い布

          禍話リライト:無人小屋人形

          大学生のA君は、選択科目に美術系の学科があり、課題のために風景画を描くことになった。 電車やバスで行けそうな良いロケーションをGoogle検索で見つけ、あんまり土地勘はないところだったが良さそうだったので日帰りで行ってみることにした。 A君が住んでいるところより俄然田舎で、バスも1時間に1本かろうじてあるかな、というその場所は見渡す一面畑が広がっていて、ちょっと遠くの畑には作業しているおじいさんがぽつんと見えるだけののどかな風景があり、A君はそんな景色が見渡せる道路脇の空

          禍話リライト:無人小屋人形

          禍話リライト:外の読み上げ

          A君が高校生の時、同級生のB君の家は学校のすぐ裏あたりにあった。 「お前いいなーギリまで寝てても間に合うじゃん!」 「いやよくないよ、学校で何かあったら用事頼まれたりするんだよ」 なるほど、良し悪しだな。それでも朝ゆっくりできるのはA君としては魅力的だった。 ある月曜日。 B君がどんよりとした表情で登校してきた。 「おはよー。ってB、どうしたの?」 話を聞いてみるとどうやら近所に変な奴がいるらしいと言う。B君の家の玄関にはインターホンがあるにもかかわらず、ドアをノックされる

          禍話リライト:外の読み上げ

          禍話ファンアートまとめ ロゴとコラージュ編その2

          ①コラージュ noteにはまだまとめていなかった、最近のコラージュ作品です。(これ以前のコラージュ作品は [禍話ファンアートまとめ ロゴとコラージュ編] から是非ご覧ください) 禍話放送の壁紙で使用していただいたものもあります。 ②グッズ用グラフィック Tシャツやバッグなどのグッズに使用したグラフィックです。「おれたち今からそこに行きま~す!」の人たちを描きました。顔がもうダメになっちゃってます。 グッズのチェックはこちらから!是非!何卒よろしゅう! ③ロゴ 唐突

          禍話ファンアートまとめ ロゴとコラージュ編その2

          禍話リライト:来ませんように

          高校3年のA君は大学推薦が早くに決まって余裕のある日々を過ごしていた。一方幼馴染のB君は今の実力より少しランクの高い学校を目指しており、難しい受験に向けてストレスもたまりがちになっていた。 A君は学校帰りに1~2時間、気分転換にどうかなと久しぶりにB君をファミレスに誘った。 「俺んちの近くのマンションのさ、集合ポストのところになんか御札っぽいのが貼ってあるんだよね」 軽食を食べながらお互いの近況を話している中で、B君が切り出した。前は貼ってなかったんじゃないか、少なくとも

          禍話リライト:来ませんように

          オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム ライブビューイング

          2024年2月18日(日) ラジオ番組「オードリーのオールナイトニッポン」の番組イベントが東京ドームで開催されると1年前に発表され、オードリー好きの学生時代からの友人2人を誘いチケットにチャレンジするもことごとく落選! 若林さんは放送中何度も5万人も集まるか不安を口にしリスナーを巻き込んで宣伝に奔走していたけどふたを開けてみると行けない人の阿鼻叫喚で最終的には若林さんが謝罪するほどでした。人気がすごい! というわけでドームに行くのは叶わなかったけど全国の映画館でライブビュー

          オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム ライブビューイング

          禍話リライト:走るわたし

          普段からお酒が好きで結構な量を飲むAさんは、悪酔いこそしないものの酔っ払うこと自体を楽しめるタイプの酒豪だ。 ところがある時から節度ある飲み方に変わっていた。健康診断でやばい数値が出て生活を改めざるを得なくなったか、いよいよ翌日までアルコールが残り起きられなくなってきたのか。 聞くと、怖いことがあったからだと言う。 一人暮らしのAさんは酔って帰ってくると、玄関先で靴を脱ぐやいなや服も全部脱ぐのがデフォルトだった。一気に解放され気持ちよくパンツ一丁でとりあえず水を飲んだりテレ

          禍話リライト:走るわたし

          僕だけのエンタメになってください

          コリンオブザイヤー2023 ※2023年に私がよいと思ったものをひたすらに羅列するコーナーです。 敬称略 ☆俳優部門 松山ケンイチ(100万回言えばよかった) 髙橋海人(だが、情熱はある) ☆女優部門 安藤サクラ(ブラッシュアップライフ) 芦田愛菜(最高の教師 1年後私は生徒に◾️された) ☆ドラマ部門 ブラッシュアップライフ VIVANT ☆ドラマ主題歌部門 SixTONES「こっから」 ☆映画部門 ムーンライズキングダム ゴーストワールド(リバイバル上映) ☆

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          禍話リライト:おとうさんはおかあさん

          高校生のA君は一軒屋の2階に自室があった。 夜、真夜中ではないが遅めの時間。その自室で勉強しながら、1階の部屋で寝る両親に聴こえたらうるさいかなと思いイヤフォンを片耳だけにして、好きなラジオを聴いていた。 [コンコン] ふと、扉がノックされた。 A君はちょっと違和感を感じた。1階にいる両親のどちらかが2階に来るときは階段を上る軋みや足音が聞こえるはずで、その足音でこちらに向かってくるのがわかるのでノックも滅多にしない。 「なにー?」 と返事をすると、扉の向こうから 「おか

          禍話リライト:おとうさんはおかあさん

          禍話リライト:はじまりのベル

          あまり大人数の集まりには参加しないタイプの、ちょっと引きこもり気味のAさんが大学生の時に遭遇した出来事の話。 Aさんは大学生時代、今とは違って明るく人付き合いも多くて、誘われた飲み会にも二つ返事で参加していた。その日行った飲み会もそこまで親しい人はいなかったが、その中にいた同じクラスの山田さんと仲良くなった。 今までは同じクラスでも名前を知っているだけ、ぐらいの間柄で普段の活動でも接点は無かった。ところが話してみると妙にウマが合い、ごはんに行ったり買い物に行ったりするよう

          禍話リライト:はじまりのベル