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夏至に再訪したかった…「あの街」の思い出
おいらと共に「夏至がピークです」をうたい、いつも大変お世話になっております、m3.comの某お兄さん(おいらと同じ7月上旬生まれ)が夏至を目前に気管支を患ってやがるらしく、すっかり可哀想なことになっているようなので、今回は夏至にまつわる記事をお届けしたいと思います。
街自体が世界遺産!えりお的「ヨーロッパNo.1」絶賛「ロス」中の美しい街
海外旅行が復調したものの、海外に出かける日本人より、日本に遊びに来る外国人が増えてる今日この頃ですがw 夏至にな~ると思い出す~♪
私にとって、ヨーロッパ方面で一番好きな都市であり、いつか夏至の前後に必ず再訪したい!と思っていたのに、もう行けない(泣)。まさかこんなことになるなんて……、な、ロシアの「サンクトペテルブルク」。
ブログを始めてまだ間もない2018年のGWに、旅してました。
あの街で過ごした日々はもう……全てが格別でした。
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昼の長さが最高で、こりゃあ、夏至のあたりは最高なんじゃないか!?と思っていたところ、すっかりいわくつきなオジサンとなってしまった同都市出身のプーチン氏がどこぞで「あそこは夏至のあたりが最高なんだ」と発言されていたのを聞いて、確信を得ておりました。
2020年にはロシア全都市で、日本人は電子ビザで入れることになりそう、という話が出ていた矢先の、コロナ禍、そして、外交的に、まさかこんなことになるとは…(泣)。
実は以前もご紹介したロシア旅ですが(『ロシア旅ってどんなん?――旅ブロガー女医がお答えします』参照)、すでにお読みになった方も、最近初めて私を知った方も、みなさまお楽しみいただけますよう、夏至を迎えた今回、あらためてサンクトペテルブルクにフォーカスし、お送りいたします。
旅している分には一瞬たりとも「おそロシア」とは感じなかった、ロシアはサンクトペテルブルクって、どんなとこ?
とにかく街が美しすぎる問題
もうね、どこを歩いていても、いろいろな表情があって「なんかイイ」んですよ(語彙力w)
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特に良かったのが「水辺」。
「北のヴェネツィア」とも呼ばれるこの感じ……!
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「夏の宮殿」として知られるペテルゴフの噴水も最高でした。
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これが日常なのか、「作り込まれた表の姿」なのか、知る人ぞ知る……!?
そういうシュールそうなところも含めて、なんか好きなんです(笑)。
現地ガイドさんの「プロ意識が半端なさすぎ」問題
「街全体が世界遺産」なサンクトペテルブルクですから、歴史的建築物、美術館など、もうそれはそれは「見なくてはいけない」スポットがありすぎて。
個人でチケットを購入して、見てまわることもできなくはないのですが、それやるといろいろな観点からドツボにハマりそう、ということで、エカテリーナ宮殿とエルミタージュ美術館には、日本語ができる現地ガイドさんを手配いたしました。確かHISとVELTRAを通しての手配だったかと思うのですが、まあもうとにかく、彼らの仕事ぶりがすごすぎました!
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冬はサンタさんに変身(!!)しちゃうらしいほんわかおじいちゃんドライバーさん
エカテリーナ宮殿でご一緒いただいたこちらのロシアマダムガイド、エレナさんがこれまた、エカテリーナ宮殿の雰囲気にピッタリな、エレガントさ。そしてまあしかし日本語がお上手で、説明がきめ細かく丁寧。
一緒にいたみんな、すっかりファンになっちゃって、記念写真~♪
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各スポット別々のガイドさんだったのですが、彼ら、2人とも「フリーランス」あるいは「個人事業主」なのか、とにかく、指名を受けていたようなのです。日々の仕事の評判で、どれだけ「ご指名がくるか」で勝負して食べていらっしゃるよう。そんな背景もあり、このお国、どうやらハイクラスなガイドさんが生き残る(!?)的な風潮なのか、とにかくレベルの高い戦いが繰り広げられている模様です。
そんな彼らを「雇う」のは、決してお安いとはいえないお値段、ですが、こうしてガイドさんを手配すると、長蛇の列を回避し、特別の通用門から入場できたり、主要な作品をとてもいい位置で鑑賞できたり、ガイドさん同伴の特別ルート(!?)で回ることができたり、これまたメリット盛りだくさん。
たとえば、エルミタージュ美術館の正面の一般客列がこちらなのですが、
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ガイド付きの我々は「裏口入学」。
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ちなみにこちらはエルミタージュ美術館のガイドさん。
日頃よくお世話になってる神楽坂のレストラン「シャテーニュ」の大将に髭と髪の毛を足したらそっくりという説がまことしやかに囁かれているお兄さんでした(実際は大将のほうが後で知り合ったのですが)。
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なんと、絵を縮小したプラカード持参(!)で、それを掲げながら面白おかしく、退屈しない説明で、あの広い美術館をなんと6時間もお付き合いいただきました(泣)。
最後、流石に足が棒になって「合宿」みたいになってましたけど(笑)。でも、あれだけの美術館で、絶対押さえておかねばならないポイントを絞って、こんなコンパクトな時間で網羅できたのは、間違いなくあのお兄さんのおかげ!
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一仕事終えたお兄さん、別れ際に、近隣の美味しすぎるピロシキのお店まで教えてくれちゃったりして、後味もサイコーだったのでした。
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夕方、ピロシキを食べてから翌日のお昼近くまで、14時間もの間、部屋のベッドでほぼ「仮死状態」でバタンキューでしたのも、今となってはいい思い出です(笑)。
ガイドさんの利用前は「結構いい値段とるんだわね~」と思ってましたが、利用後は「え、こんなにしてもらえて、こんな安くて大丈夫だったの?」に変わってました(笑)。
その後、元気にされているのかなあ、ガイドさんたち……。いつか何かの形で再会できたら、などと淡い夢を抱いております。
で、結局は
メシがウマすぎる問題
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ボルシチ、ピロシキ、ビーフストロガノフなどの有名どころは氷山の一角、ペリメニ、ロシア風パンケーキ「ブリヌイ」と、その他のシーフード料理……、掘り起こすと食べるものがあるわあるわ、もう目移りしまくりのグルメ大国、ロシア。
北海道で魚がウマいのと同じようなイメージでして、「北国」サンクトペテルブルクの食材も例外なく、特にお魚さん(サーモン!)なんて脂がのっていて「マジ美味しい」のです。ただ、日本と食べ方が違うだけ。
これらサンクトペテルブルクでいただいたサーモンたち。出てくるや否や壮絶な取り合いに(笑)。
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日本と異なるのは、調味料。お醤油でなく、サワークリーム(正確には「スメタナ」と言って、サワークリームと製法は違います)で食べる、ってことですかね。
さらに、スープ料理が悶絶級の美味しさ!
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ちなみにこのスープをいただいたお店の名前が、忘れもしない「デミヤノーヴァ·ウハー(Демьянова Уха)」って、なんともパリピなネーミング。
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なのですが、ロシアで「ウハー」って、パリピがウハウハしているんじゃなくて、白身魚と野菜を食材に使用したスープのことなんですよ。
そしてサンクトペテルブルクといえばストロガノフ宮殿!
ここのストロガノフ家の「お家芸」料理がまさに「ビーフストロガノフ」なのでございまして、宮殿内レストラン「ルースキー·アンピール」にて食することができたわけなのでした。
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ちなみに、ホンモノのビーフストロガノフはデミグラスソースにあらず、ロシアのサワークリーム「スメタナ」が効いた、酸味のあるソースで、マッシュポテトが添えられています。「元祖」のお店は茶色いですが、他のお店ですと「白っぽいソース」のところも多いですね。
ちなみに、ですけど、どのレストランも食べ終わったお皿を下げるのがちょー早いww というのもロシアの思い出の一つです。
列車での「国境越え」が楽しすぎた問題
サンクトペテルブルクとフィンランド·ヘルシンキを3時間半で結ぶ高速列車、アレグロ。
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2010年12月12日から運行が始まり、当時は首相だったプーチン氏と当時のフィンランド大統領、タルヤ·ハロネン(Tarja Halonen)が1番列車に乗って開通を祝ったというエピソードもある列車です。
島国の日本人が電車で国境を越えることなんて、まずない中、実際に乗ってみて、ヘルシンキってこんなに近かったの(!?)という事実を、身をもって体感できたのは「プライスレス」でした。
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駅弁を喰らい、国境をまたいでの検問がこれまた、面白かった。
実際にはヘルシンキ→サンクトペテルブルクの経路で乗ったのですが、ロシア側の検問ではちょっとばかしガクガクブルブル(((( ;゜Д゜)))
しかし 国境でつまみ出されることなく、無事ロシア入国許可をいただくことができました。
フィンランド国境を越え、ロシアに入ったとたんに、あれだけサクサク動いていたWi-Fiが繋がりにくくなり、ケータイの電波がロシアの会社に切り替わるのを目の当たりにしたのでした(;OдO)
ちなみにそのヘルシンキには、夏の終わりに訪問を予定しております。旅行記をお楽しみに。
以上、この時期になると思い出す、サンクトペテルブルクの魅力を語らせていただきました。
国内、海外に限らず、どこに行くときにも、よほどの秘境でもない限り「目的は100%達成できなくてもいいや、また来ればいいから」の心構えで、スケジュールは70~80%をこなす予定で臨みます。が、その「また」が叶わなくなるかもしれないこともあるものなのですね。しかも、まさかJALの直行便でいけるような場所でそれが起きるなんて……。
観光客に「魅せている」部分と、実際は違うことも、わかってはいるものの、またいつかロシア旅行に行きたいと思わずにはいられないのでした……。
Спасибо
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