9月26日でnoteデビュー1周年です 小理屈野郎のこの1年間の知的生活を振り返る
小理屈野郎は昨年の9月26日にnoteに登録 しました。
きっかけとなったのは大山賢太郎氏の「アウトプットを大事にしよう」という提言 からです。氏から直接noteはいかが、というお話をいただいた ので、無料だし登録してみよう、ということで登録しました。
それから1年間、ほぼ定期的に投稿を続けることが出来ました。
1年間、定期的にコツコツと投稿できたのは、読者の皆さんがいらっしゃること、そして、「スキ」や、コメントを下さる方がいらっしゃったから だと思います。
ここでお礼申し上げます。
ありがとうございます <m(__)m>
最初は月・水・金で投稿していましたが、今年の6月からは仕事(残業発生の確率)の問題で、火・木・土での投稿とさせていただきました。定期投稿日が変わるので、皆さんにご不便をおかけするかも知れないと思っていましたが、ダッシュボードの全体ビューの伸び具合からみているとのどうやら杞憂で済んだようでほっとしました。
また、毎日投稿となるとぐっとハードルが上がってしまう ような気がしましたので、曜日を決めて、週3回の投稿としてみましたが、これも継続できた大きな理由ではなかったかなと思っています。
今までブログなども作成しようとして動いたことはあるのですが、アップするネタがないとか、アップするのが結構大変だということで長続きすることがありませんでした。投稿の間隔も目標を立てていませんでした。
mixiやFacebookなどはそれなりに長続きしたのですが、発信先は基本的には身内(知っている人)ばかりの環境で内輪受けする話ばかりでどちらもなんとなくやめに近い状態になっています。そして、どうしても他人の投稿が気になる 、ということがあるので、生活が不安定になることが多かった です。
そんな中不安を抱えながらの出発でしたが、1年間で多数の方達に150以上ある記事をみていただけた、ということは個人的には非常に充実したものを感じています。
さて、データから、そして自分の内面の変化なども含めて、この1年を振り返ってみたいと思います。
この1年の実績
2020 2022年9月26日3時45分現在のダッシュボード上の数値の確認です。
全体ビュー;12318件
コメント;32件
スキ;877件
数字はあくまでも数字と捉えることも出来ますが、これほどまで拙い記事をご覧いただいた、ということに感動を覚えています。
皆さんに深謝いたします。
深掘りテーマあれこれ
クリエータのページにも記述していますが、「世の中の気になるものやことについて、(中略)小理屈をこねながら語って」きた訳ですが、やはり内容的にはある程度の偏りが出てきているようです。
以下のようなものが特に記事を書いたカテゴリーではないかと思います。
ポメラ
ポメラはただのプリンタ抜きのワープロではない 、ということをnoteの記事を執筆するごとに感じていたので、やはりこの手の話題は非常に多かったですね。
また、小理屈野郎が使用しているものの後継機種6年ぶりに出た 、という大きな話題もありました。
ポメラは単機能ですので、他の機器と連携して使う場合は、色々な工夫が要ります 。その工夫の備忘録 としてもnote記事を執筆しています。
ちょっとした工夫も愉しく行える執筆の相棒です。
今となってはなくてはならない思索や知的生活の共 となっています。
ポメラがなかったら、ここまで順調に定期的にnote記事をアップできていなかったと思っています。
読書ノート
デジタル読書で読了した本をまとめると、より理解が深まる 、ということに気付きだしてから、自分にフィットするように色々な方の著作を参考にしながら、読書ノートの個人的な「システム」を鋭意構築中 です。
これには、大きく分けてどのようなプラットフォームを使うか 、と読書ノートのフォーマットをどのようにしていくか 、という方向性があったと思います。
そしてつくったデータをいかに失わないようにするか 、というBCP的な発想 にも広がりました。
幸いなことに、読書ノートは徐々に充実してきており、何かを書いたりするとき、そしてあ、あんなこと読んだ、ということを思い出すべく読書ノートを振り返る機会は徐々にではありますが増えてきている ように感じています。
今までの読書ノートのをレガシーとして活用できるようにさらにブラッシュアップを続けていきたいと思います。
読書論
デジタル読書をする中で、やはりどのように読書をしていけば良いのか、というのは非常に大きな課題の一つ だと思っています。
実際に「読書論」といわれるような著作のジャンルもあるようで、結構著名な作家や哲学者なども「読書論」については著作がある ようです。
それらを参考にして、読書するときの心構えを整えたり、実際に読むときのテクニカルなポイントをチェックしたりすることによって、徐々に読書の質も上がってきていると思います。
また読書ノートを作成するにはある意味緻密な読書が必要になりますので、そのようなものを構築するという意味でも読書論についてはこれからも継続的に深掘りしていきたいなと思っています。
環境整備のためのガジェット達
このような知的生活を支えるちょっとしたものをそろえることによってさらに効率が上がることを実感しているので、色々なものを試してみました。
ポメラ、Kindle電子書籍専用端末、タブレット、電子ノート(これは本当に最近の新入りですね)、リーディングライトやノートパソコンの脚、電子ノートのスタイラス、トラックボールや老眼鏡やトラベルルータなどもありました。
それらについても折に触れnote記事をアップすることが出来ました。
さて、深掘りテーマを振り返ってみた後は、執筆環境の変化について思索していきたいと思います。
執筆環境の変化
noteに参加するまでは電子書籍による読書が出来れば良い 、としか考えていなかったので、とりあえず電子書籍は必ず持ち出す ようにしていました。
ノートPCは持ち歩いていません(職場と自宅とに1台ずつノートPCがありますので)。
そんな中、持ち物が少しずつ洗練されていきました。
鞄
腰痛を機に今まで使っていたかなり古いTumiのビジネスバッグに代わって、現在はひらくPCバッグを利用中です。
それについては一度記事をまとめました。
この鞄の通底する思想としてミニマリズム、というのがあるのではないかと思います。実際に自分が普段使っているものを入れるとほぼ空いている場所はありません 。
これから持ち歩くものが増える場合は、吟味しながらになりそうです。
いっぱいのものを持ち歩くのも良いですが、必要なものだけを常に持ち歩く、というのも良いものです。
ポメラ2台目
ポメラはnoteと関わるようになって、すごく活躍するようになりました。主として読書ノート作成とnote記事の執筆 です。
プリンタのないワープロ状態ですので非常に没入感があり執筆に専念できます。
今年の4月に私の使っている機種の終売が伝えられました。その後7月29日には新機種が発表されるのですが、それまでの間にポメラがなくなったらどのように指摘時を執筆したら良いのだろう、とか新機種登場はいつなのだろう、と色々と想像した後、手書き時代に万年筆2本態性をとっていた ことからインスパイアされ、結局2台目を購入しました。
2台目購入後一月もせずに新機種が発表されました。2台目を購入せずに待っておればおそらく新機種は発表と同時に購入したのではないかと思います。
全くおなじ機種2台だと操作体系も変わらずどちらのポメラも同等に利用できますが、もし新機種と旧機種の2台となるとどうしても利用頻度に差が出てくるのではないか、と考えています。そういう意味では、全くおなじ機種の2台体制、というのは個人的に理にかなっているのではないかと考えています。
電子ノート
これはここ数週間の新顔 です。デジタル機器との関わり合いについて書かれた著作の中で登場したものでした。
執筆などにおいてアイデア着想のところは、やはり手書きの方が良い ような気がしています。そこである程度のアイデアが出きったときに、そのアイデアをポメラでアウトライン化すると、いきなりポメラのアウトライン機能で書き出すよりも記事に立体的な膨らみが出る ように感じています。
まだまだ、使い慣れてはいません。書くときに誤認識が出たりしていますので、もう少し慣れてきたら本領を発揮する のではないかと思われます。
こちらも、eインクディスプレイを使用していて、単機能のものです。パソコンと連携は出来ますがいわゆる通信機能やネットにつながる機能はありません。
そういう意味では紙のメモとおなじですが、記載内容をデジタルで利用できること(JPEG,BNP,PDF形式で保存可能)、使い終わった紙の破棄が必要ないことなど、次世代のメモとしてのスペックも満載です。
これから活躍してもらう予定です。
タブレット更新など
以前はHUAWEIの8インチタブレットを利用してきたのですが、皆さんご存じのようにAndroid(Google Play)の利用が今後出来なくなる可能性があること、ハードウェア的な修理の期限が今年の4月末だった、ということもあり、結局おなじフォームファクタの中華タブレットに変更しました。
これによって、Evernoteのタブレットバージョンのアプリが最新世代のものを利用できるようになり、便利になりました。これが一番の購入に関わる性かではないかと思っています。
私の使う範囲内では中華タブレットで十分のような気もします。一つ気になるのがフォームファクタ。私の愛用する8インチ程度の縦型で大きなスマホのようなイメージのタブレットを販売しているメーカーが非常に少なく、ディスプレイ性能も含めたスペックもそれほど高くないものが多いようです。
中華タブレットの場合は安価であると同時にAndroidのOS自体はアップグレードは期待できない ような気がしています。
結構頻繁に買い換えを必要とされるかも知れないなあ、と危惧しています。
トラックボール
この1年でちょっとしたガジェットで出色だな、と思ったのがトラックボールです。
元々ThinkPadの赤ぽっち(トラックポイント)を愛用していたのですが、それに近い感じです。マウスだと使うのにそれなりの広さが必要ですが、それよりずっと狭い範囲で使うことが出来ます。
現在使っているトラックボールはどちらもウェブで「進む」「戻る」に相当するボタンを備えているので快適です。
ここまで快適だとは思いませんでした。
オフィス・自宅の仏間・隔離中のマンションの部屋
オフィスでの執筆や、以前と作業はあまり変わりはないようです。腰痛があるので少し立派なワーキングチェアを使わせてもらっていますし、ノートPCも別の液晶を拡張ディスプレイとして使っているので、特にnote記事の執筆や体裁を整えるのには非常に良い環境になっています。
自宅では仏間を執筆環境にしているのですが、ここは北向きの端っこの部屋で、掃き出しの窓が2面についており非常に明るく、執筆に向いている ようです。
文豪の書斎などをまとめた著作を読んでみたのですが、北向きの明るい部屋を書斎として好む文豪も多かったようで、文豪のようなレベルではないですが環境的にはたまたまですがかなりいい環境にあるのではないかと思っています。
このように環境が変わってきた小理屈野郎ですが、内面的な変化はどうでしょうか?思索してみたいと思います。
自分自身の変化
以下のような領域に分けて思索していきたいと思います。
考え方の変化
考え方の変化ですが、やはりデジタル読書で色々な著作に出会い読書ノートを作成して読了後も思索をすることによってより深く著作を理解できたのではないか、と思います。
それと著作が示している論点だけではなくそれに付随したり反駁したりする意見についても、目配りが少しずつ出来るようになってきている と思います。
これからもさらに充実した思索空間を持てるようにしていきたいと思っています。
著書読み方の変化
デジタル読書を始めた頃は、その没入感から、小説であればストーリーを追いかけるのみになってしまったり、色々なストーリーを追いかけるのみになっていたりしていました。
現在は読書ノートでぶり返りをするので、もう少し立体的に読めたり、それによる理解の深まりが出てきている ような感じがします。
とはいえ、まだまだなのは十分承知しています。
ですので、あえて「小説の読み方」や「読書の仕方」という領域の著書の読書をしながら、読み方の引き出しを増やすこと、そして増やした引き出しを使うこと を意識しています。
今後は自分ならではの読み方の引き出しを増やしていければ と思っています。
これも現在進行形の変化の一つだと思います。
他人への対応の変化
人それぞれ考え方が違うこと、そして自分からみれば一見びっくりするような論点や論旨であってもその論点や論旨の指し示すところを丁寧に読んだり聞いたりすると、少なくとも共感は出来なくても理解は出来る 、ということが分かってきました。これは非常に大きな収穫だったと思います。
これには、家族で話し合った新型コロナウィルスに対するワクチン接種についての話題も大きく影響したと思います。
人と意見を交わす場合は、どうしてもの場合は矛先を収める必要はないかも知れませんが、たいていの場合はお互いにリスペクトしつつ意見を交わし、落としどころをが見つかるのではないか 、と思えることも増えてきたように思います。
思索空間(=考え方)が少し広く、そして立体的な広がりを持てるようになってきたと思います。
これも現在進行形の変化ですね。
今後の抱負・展望
noteへの参加、そして執筆記事のアップによって内面・外面的にも大きく変化することが出来た1年ではなかったかなと思っています。
今後は特に内面をコツコツと、着実に成長させていきたいなと思います。
それに必要な外面的なものについても思索しながら導入を考慮していきたいと思っています。
まとめ
小理屈野郎がnoteに参加して1年が経過しました。
この1年間に小理屈野郎の内面・外面的な変化について系統的にまとめ、それらについて思索してみました。
大山賢太郎氏がおっしゃっていたようにアウトプットはすごく重要だということを身に染みて感じた1年でした。
これからもアウトプットを大事にしながらインプットもこれまで以上に精緻なものにしていきたいと思っています。
9月26日は、ワープロの日だそうです。
1978年(昭和53年)のこの日、東芝が世界初の日本語ワープロ「JW-10」を発表した日のことです。
この日に、プリンタのないワープロ、ポメラでnoteの海に漕ぎ出した、ということはなんとなく興味深い話だな、と思っています。
これからもアウトプットの一環として継続的にnote記事をアップし、それの裏側にあるデジタル読書や読書ノートの作成を通じて質の高いインプットを目指します。
1年間ありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いいたします。
【追記】記事中の日時入力ミスがありました。該当部に取り消し線を施した上でその直後に正しいものを入力しました。
何となくUNIX(いしい)さん、ご指摘ありがとうございました。
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