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近頃の読書感 小理屈野郎のデジタル読書の定点観察

ここのところデジタル読書は順調に進んでいますが、読了冊数が少し減り気味 のような気がしています。
読書はぜんぜん嫌ではありません。むしろ楽しく、習慣にもなっているので、ちょっとした隙間時間や待ち時間、その他も使える時間はほぼ読書に使っている 感じです。

このように、ちょっと違和感が出たので思索してみることにしました。
まずは本当に読書量(=読了冊数)が減っているかをチェックしてみることにしました。

本当に読書量が減っているのか統計で確認

KindleのAndroid版やiOS版のアプリには読書の記録のまとめのようなページ があります。

見方について簡単に説明しておきます。

  • Kindleアプリを起動 

  • アプリ内の画面の下に「その他」という項目があるのでタップ

  • 「読書の詳細情報」をタップ

ここで、色々な指標を見ることが出来ます。

さて、見えている指標は以下のようなものです

- 今年(1月1日から)読み終わった本の冊数

ちなみに、過去の年も読書の履歴があれば見られるようです。

  • 各月の読書日数

  • あなたの読書記録
    今週の連続読書時間
    何週連続で読書を行っているか分かります。
    今日の連続読書時間
    何日連続で読書を行えているかが分かります。

結構読書のに関するメタな情報が集まる、という感じですね。

上記の指標の内読み終わった本 のセクションで見てみると

2019年;144冊
この年は段階的に電子書籍に移ってきたので、まあ、参考値、みたいな感じで考えています。
2020年;416冊
特に読書ノートのことも気にせずデジタル読書全開。濫読状態。コミックスもちょっと読んだりしていたので、本の冊数としてはまあ、順当なものです。
2021年;390冊
昨年は、読書ノートを充実させることによってそちらの方にも所要時間があったことと、読書ノートをまとめる、と言うことで読みが少し深くなったのかな、という感じでもありました。
2020年(今年);140冊(5月25日現在)
今年5ヶ月分、と言う風に考えると昨年ペースでいけば単純計算では167冊前後、と言う話になります。ちなみに読書ノートのフォーマットはほぼ決まっており、2021年第4四半期ぐらいからは変化はありません。

実際に読書のスピードが落ちているな、というのは読書をしていても思うし、それから実際に出てくる数字でもそのようです。

では、読了冊数が減っている原因 を考えてみます。

読了冊数が減っている原因は

理由はいくつかあると考えています。
大まかに分けて以下のようなものであると考えます。

読書ノート作成に時間がかかっている

読書ノートですが、1冊分の作成には早いときは30分ほど、普通は1時間程度、そして時間がかかる場合は1時間半弱 という時間をかけています。
ですので、少しまとまった時間がとれるときに、読了後可及的速やかにつくる ようにしています。
2冊分は貯めない ようにしています。貯めてしまうと、ちょっと面倒になりそうです。
実際スケジュール上ためざるを得ないときがあったのですが、内容を少し忘れていて、「これ、ちょっと思いついた、書いておこう」といったことを忘れているような気がする所があった からです。この場合、あ、そうそう、と思い出せることもありましたが、思い出せないものもありました。
「思索のネタ」 みたいなものに感じられました。

※思索のネタについては一度このあたりをnote記事にまとめてみましたので、良ければご覧下さい

そういう経験もあるので、上記のルールは一応自分的には「マスト」 としています。
書き出すとぐんぐん書けるし、その時に思いつくことも出てくるのでその感覚を大事にしています 。ですので、読了少し前からなるべく1時間ちょっとのまとまった時間を捻出するように努力(予定を先読み) しています。

確かに時間はかかっていますが、視点を変えて見ると、読了後にもう一度再読している 、と言う風にも考えられると思っています。

読書をするスピードが実際に少し鈍っている可能性がある

これは、時折感じることです。
こういうときまず考えるべきは睡眠の質と量だと思います、。睡眠が仕事の関係でうまくとれない(寝不足、と言うことですね)ときは、事態が収まればまずは読書できなかった時間(大抵分量として捉えてしまっているので気付きにくいです)を取り戻すことをまず考えるのではなく、まず睡眠をしっかりして頭をシャキッとさせることを優先 しています。一日で睡眠を取り返すのではなく1週間ぐらいかけてゆっくり取り戻す方が効率が良いようです。
そうした方がないようも頭に入るし、スムーズに読書が出来ると思います。

また、マインドセットとして、仕事ではなく、趣味なので楽しく行こうという風に考えて行動しています。

こういう風にすれば見かけのスピードは落ちた時期があっても内容的には取りこぼしがないと考えています。

簡単に読み進められる本を読んでいない

簡単に読み進められる本として考えられるのはコミックスとKindle出版で出てきた本が揚げられると思います。
コミックスの場合は、あっという間に1冊を読み終えてしまうし、それほど読みたい、と思うコミックスも今のところありません。おそらくコミックスにあまり目配りをしていないというのが原因だと思います。
また、読書ノートにまとめようとするのですが、個人的にはnoteを作成しますが、途中で結構詰まってしまい難しいです(もちろんうんうん言いながらなんとか完成させます)。漫画の書評を書いてらっしゃるかたもいらっしゃいますが、純粋にすごいな、と思うことしきりです。
Kindle出版で出てきた本を読んでみたりするのですが、やはり実際に紙媒体で刊行している本の方が個人的には読み応えがある ものが多いような気がしています。
以前は、Kindle出版で出てきた本も結構読んでいたのですが、この頃は冊数が減っています。
Kindle出版で出てきた本は分量的には中編小説までの量のものが多く、あっという間に読み終えることが出来ます。読書ノートのまとめも何冊かは非常に大事な読書ノートになっているものもありますが、それほど思索しながら、と言うものはないようです。
小理屈野郎は基本的には紙媒体で刊行している本主体でデジタル読書 を行っています。最初は経済に関わるものとか、実際をレポートし、少し解説が入ったちょっとした理系の論文調のものが多かったです。この分野はある程度基礎知識があるので、するすると読了したし、積み上げる知識が本の厚さほどないので(知識のアップデートが主)読書ノートも標準かそれ以下の時間しかかからないうえそれなりにまとまっていると思えるものが出来て、将来も活用が出来そうなものです。
徐々に増えてきたのは、本屋さんや図書館でいう「思想・哲学」系の本 です。
そして、ちょっと含意のある小説 が増えてきたこと。
これらはやっぱり読了までにゴリゴリ思索しながら読む必要が出てきます ね。それだけに、読書ノートも書きたいことがいっぱい出てきます。勢い読書ノートの作成にも時間をかけます。内容の総ざらえ、という感じにもなり結局身についているような気もします。

ひょっとしたら、昨年、一昨年はこのような本で冊数を稼いでいたのかも知れません。

以上のようなものが読了冊数が減っている原因と考えました。

その上で、下記の命題を設定してみました。

読了冊数が減っていること自身そもそも問題なのか

読了冊数、どうしても気にしてしまいますよね。○○冊読んだわ、と言ったらなんとなくエラい 、的な。
けど、これ、よーく考えたら、あまり意味のないこと ではないでしょうか?
確かに色々なものに触れた、と言う意味では価値はあるかも知れません。しかしそれが身についているか?それで何か人生の肥やしになったり、知識の引き出しに収まっているか、と言う風に小理屈野郎は考えます。さらに、冊数の目標を立ててしまうと冊数等目標にあわせに行くので、個人的にはどうしてもいい加減になりそう です。特に読書ノートをとっていないと。これでは、映画を毎日3本ずつ、毎日見ています 、と同じようなことでは無いかと思われます。(もしそうなら、読書のメタ情報ページによってAmazonやKindleの販促キャンペーンに嵌まっているという側面もあります)
これではストーリーすら覚えていないこともある のではないでしょうか?それではなんだか悲しいですよね。サブスクリプション契約しているNetflixならもったいなくも感じません(いや、時間がもったいないかも)が、小理屈野郎は電子書籍で読んでいますが、紙で刊行されている、著者や編集者が結構手間を書けたと思われる本を一冊ずつ購入して読んでいる のときほんてきには同じわけで、(あまりいい発想ではないかも知れませんが)もったいないですよね。
さらに、小理屈野郎は、あまり再読は行わない派 です。となると、しっかりゆっくり読了、そしてその後に読書ノートを付ける、と言うことで1.5回読了している以上の価値はある のではないかと考えています。

まとめ

最近読了冊数が少し落ち気味なのが気になるので、それについて思索してみました。
理由は色々と考えつきましたが、それらの理由は小理屈野郎的には、一冊一冊の本を丁寧に読んでいると言うことの反証でもありました。
冊数を目標にすることについても思索してみました。
個人的な結論としては、丁寧に読了し、読書ノートを付けることにより再読効果を狙います。時間がかかっているように見えますが、1.5回読了していると考えることにしました。
冊数はあくまでも目安とすることにしました。Kindleアプリに冊数などの統計的指標を出すことはある意味販促効果もねらっているのではと感じました。
時折自分のしているデジタル読書についてはパフォーマンスの確認をすることは有用であると考えました。


今後も、定期的に、読書ノートのフォーマットやデジタル読書のパフォーマンスを確認していきたいと思います。
その折には「趣味として楽しく出来ているか」も加味して判断していきたいと思います。

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小理屈野郎
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