生きるとは 日々の雑事をこなすことか? それとも月(きみ)を見ることか?
見上げれば雲と戯れ踊る月
この世の美しきもの、富士と三日月そして日暮れの際、この空の色がどれだけの人々の胸を締め付ける事か!あぁ今日が終わってまた明日が来る…これを何度繰り返す?
今宵の月の大きさにハッと息をのむ冬の帰り路。
洗濯物 夜干す ベランダ 仰ぎ見る そこにいたのと語りかけ
今日は西の空のお月さん。人々の暮らしの灯火をさらに美しく灯しているよ。
ベランダに出たらつっきー、今日もいたんだね。今日は半分だけどいちだんと大きくて綺麗だね!冷たい空気があなたの冴え冴えとした輪郭をさらに引き立たせているね。
そこにあなたがいるだけで、今生きているこの時間が幸せに包まれるよ!日々の暮らしの中に時折り現れる、澄み渡ったこの瞬間に、心と身体もその微粒子の一部となりにけり。
今日の朝のお月さん。 朝、会えると思わなかった! なんて美しい!西のお空のそんなところにいるなんて!
今宵は半月さん。今日も会えてうれしいな。月を見る事で何かがリセットされる。じぶんがお空の下にいる事に、宇宙のかけらである事に、なんだかすごくホッとする。ホントの呼吸が戻ってくる。
今日はあなたの日だもんね。すごい!輝きがほとばしってるよ。なんという光!でも全てを圧倒するわけではない、なぜだか優しいその光。あなたのように存在したい。
今日もきれかね。お月さん。心が動いてつぶやいてしまうよ。こんな時に詩が生まれるのかな。平安時代の人々も見てたんだろう。そして歌に詠んだんだろう。あっという間に時空を超えた。
お月さん、今日もそこにいたね。冴え冴えといつもそこにいるね。いつも見ていてくれてありがとう。勝手に寄り添ってちょっと元気もらってるよ。