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日帰り香川県〜うどんと寺社〜前編
1月20日の土曜日。香川県に行きました。主に中国地方の山陽地方を仕事の関係で転々としてきた私としては、四国に渡る又は日本海を見に行く…というのが、非日常を日帰りで気軽に味わえる外出になります。
どちらに行くにしても、片道2〜3時間は必要です。
今回は冬なので、北ではなく南に行きました。本州から四国へ渡るルートは3つありますが、橋を渡るだけであれば、瀬戸大橋が最短です。直近のIC間は17kmで、渡るだけなら景色もよく、あっという間です。
開通は1988年。計画段階だった小学生の頃は、瀬戸大橋などという名称はまだ無く、本州四国連絡橋 児島〜坂出ルートなどと呼ばれていました。なので、児島と坂出という地名は他のもっと有名な地名を差し置いて頭に入りました。
直近インター間は短いですが、料金はそこそこします。ETCの休日割引でも、その最短区間でも普通車で1680円、もちろんその区間だけの高速道路の使用だけではありませんので、結構な出費になってしまいます。それでも開通当初に比べるとかなり安くなっているようです。
ちなみに、広島県から愛媛県に渡るしまなみ海道(1999年開通 直近インター間 尾道大橋IC〜今治北IC 52km)や兵庫県の明石海峡大橋〜大鳴門橋のルート(1998年開通 直近インター間 垂水IC〜鳴門北IC 67km)で徳島県に渡ると距離も長く、2000円を超えてしまいます。渡るだけであれば、岡山県から香川県の瀬戸大橋が時間も短く、料金も安いです。
しまなみ海道も瀬戸大橋と同様に当初は、本州四国連絡橋 尾道〜今治ルートと呼ばれて(習い)ました。こちらに至っては完成したのは私が社会人になった後です。ここでも、今治という地名が漠然と頭に入りました。
しまなみ海道についてはまだ全てを渡って四国まで行ったことがありません。とにかく距離が長いですし、本州側の接続がイマイチよくない。広島市からも遠い。瀬戸内の大きな島を幾つも結んでますので、四国に渡るというよりは、島を観光するために何度か途中まで渡ったことはあります。
もう1つの明石海峡大橋〜大鳴門橋のルートについては、小学生の頃は習った記憶がありません。私が中国地方に住んでいるのが原因かも知れませんし、計画されたのが遅かったのかも知れません。いえ、小学生の自分にとって、兵庫県はあまりにも遠かったので頭に入らなかっただけかも知れません。計画段階での呼称も知りません。いつの間にか、しまなみ海道に先行して開通したイメージです。
こちらも四国に渡るために通るというよりは、私の中では淡路島に渡るための橋のイメージです。
…というわけで、瀬戸大橋を渡ります🚙…
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自宅を出発したのも、早くは無かったので、渡り切った頃にはお昼前でした。香川県に来たらやはり、讃岐うどんが食べたいのです。行ってみたいお店は山程あります。今回は最初の目的地近くに有名なお店がありました…
ただ、観光客向けな少々高価なお店です。わかってはいましたが、近いので行ってみました。
うどん本陣 山田家さんです🍜
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讃岐うどんのお店のイメージとはちょっと違います。立派過ぎるのです。しかしながら、私たちのようなファミリーの観光客には良いお店です。
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ぶっかけうどんであれば380円で食べることができるのですが…。
これだけの店構えを見せられると、相応の品を注文したくなり…。
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確かに天ぷらは美味しく、うどんのコシとのど越しも良い、美味しくて満足…。・・・ですが、「香川県で讃岐うどん食べた」という感じにはならないのです。良いトコでお食事しました…という感じ。夜も讃岐うどんを食べて帰ろう・・・。と心に誓いました。
最初の目的地は、そこから車で3分くらい。
四国85番霊場 八栗寺 というお寺です。
~八栗寺~
天気も生憎だったこともあってか(雨予報でしたが、15時くらいまで降りませんでした)駐車場に着くと、思いの外閑散としております。
目を引くのが、八栗ケーブル。懐かしい昭和レトロの面影を残した車体。
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結構な傾斜で登っています。ケーブルを待っていると、大型バスがやってきました。よくあるお遍路ツアーのような団体旅行のようです。添乗員さんがみなさんを先導されてます。
個人で乗車するのは、5~6人しかおりません。
「個人のお客さんが乗ってから乗りますよ~」
そうなの…?何だか申し訳ない。まあ、先に到着していたので罪悪感は薄いですけど…とはいえ、4分程度で山上駅へ到着です。徒歩でも25分程度で登れるようです。しかし高低差が160m以上あります。
ケーブルで登ると裏参道側に到着します。
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四国85番霊場とともに、歓喜天霊場として知られ、木食以空が東福門院から賜った伝・弘法大師作の歓喜天が祀られていて「八栗の聖天さん」と呼ばれる。 寺伝によれば空海(弘法大師)がここで虚空蔵求聞持法を修めた際、五本の剣が天から降り蔵王権現が現れて、この地が霊地であることを告げた。空海は降ってきた剣を中獄に埋め、岩盤に丈六の大日如来の像を刻んで山の鎮護とし五剣山と名づけ天長6年(829年)開基したという。
五剣山頂上は眺望が良く八つの国が見えたので、「八国寺」ともいわれた。唐から帰朝後、空海は再訪し唐に渡る前に入唐求法の前効を試みるため、植えておいた焼き栗八つがみな成長し繁殖しているのを見て八国寺を「八栗寺」に改めた。
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お遍路ツアーの方々はこの大師堂の前でもお経を唱えておられました。
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天尊行者として名高かった木食以空上人が八栗寺に歓喜天を勧請し、寺の繁栄の礎を築かれたことをたたえて、昭和四十年(1965年)に建立された像で、姿は上人の自画像をもとにしています。ちなみに、肉類や五穀を食べず、木の実や草などを食して修行することを「木食」といいます。
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最初、何の石造かわかりませんでした。背後に大根の絵が見えましたので、大根だと気付きました…。
〇功徳を表す「巾着」「大根」
境内には巾着や大根の印が多く見られますが、これは祈願することによって得られるお聖天さまのご利益をあらわしたものです。「巾着」は福徳財宝で商売繁盛を表し、「大根」は身体を丈夫にしていただき、良縁を成就し夫婦仲良く末永く一家の和合を御加護頂ける功徳を表しています。
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こちらが表参道です。
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表参道を登り切った場所にある展望台に「お迎え大師」が鎮座しています。
ケーブルで登ると、全て参った後、最後にお迎え大師に辿り着きます…。
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展望台からは、屋島や高松市内が見えます。
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ケーブル山上駅まで戻ります。時間に余裕があれば、25分の登山にはなりますが、表参道から徒歩でお参りする方が有り難味があるような気がしました。
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昔はお遍路詣りしていた人の
宿泊施設だったりしたのでしょうか…
ケーブルで山を下り、次の目的地に向かいました🚙