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使い切り美容ノススメ
私は最近、確実にグレードアップしている。
お手入れしてる感を醸し出している(と思っている)からだ。
手持ちを減らすべく、半端におかれていたアイテムを塗りたくっているのである。
「使い切り命」をモットーに日々、自分に向き合うことを楽しんでいるのだ。
中途半端に残っているマニキュア
中途半端に残っている香水
中途半端に残っているアイシャドウ
中途半端に残っているリップ
中途半端に残っているワセリン
使いこなせていなかったメイクブラシ
習慣になっていなかったヘッドマッサージャー
習慣になっていなかった美顔器
頂き物のハンドクリーム
帰省した子どもが残していった化粧水←美容系男子
帰省した子どもが残していったパック←美容系男子
帰省した子どもが残していった美容液←美容系男子
いくつもあった日焼け止め
歯科医院で買った口腔洗浄剤
ほったらかしのサプリメント
そして試供品
新作コスメを飛びついて購入するタイプではない。数年に一度、思いつきで買うことがあるくらい。しかし、軽めにささっと済ませるタイプであると共に、熱心でもないため、手持ちは少ないが、減りは遅い。
この半端な数々を目の前に、使い切りたいという欲望が芽生える。消耗品なので使えば確実に減る。優先順位は残りが少ないものから。
とにかく数を減らしていくこと。ゴールが明確なのでブレずに突き進むだけ。
アイシャドウパレットも残された二軍で戦力を再組み立て。これまた意外と新鮮で、一軍にバンバン昇格していく。あの小さな区画の全てを空にし、処分するのが私の夢!
メイクブラシも義務的に使うのではなく、きちんと使ってみる。色のノリと持ちが格段にアップすることに驚きを隠せず、今までどんだけ雑に使っていたんだよと反省も加わる。
思えば、私の美容は、気まぐれそのものだった。
一定期間盛り上がっても、いつの間にか「身だしなみ」程度に戻っていく。面倒くさいが先に立ってくるのだ。しかし「使い切る」というバックボーンが加わることにより、この気持ちに変化が訪れる。
いい匂いはするし、爪も綺麗だし、メイクもきちんとしてるし、数はどんどん減っていくし。なかなか素敵じゃん自分!
ということで、とうとう「楽しい」が「面倒」を凌駕したのである。
ものを生かしたこと、再生させたこと、きっちり成仏させたこと。
ただ綺麗になるだけではなく、オマケがしっかりついてくる。
これこそが「使い切り美容」の醍醐味なのだ。