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ウスター展に行ってきました
上野東京都美術館『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』を観てきました。
私は美術の知識は皆無に等しいぐらいニワカなんですが、絵を見るのは好きなので2,3年前から美術展に通い始めて薄々「印象派って好きかも」と思えるようになり今回の美術展に足を運ぶこととなりました。
今思えば初めて印象派の絵を実物で見た時は「下手クソじゃん」というのが正直な感想でした。
身の程知らずで大変恐れ多い、タイムスリップしてスリッパで頭を叩きたいような、でもそう思うのも仕方ないよね当時の人たちも同じ感想を抱いていたよと叩かれた頭を優しく抱きしめたい、そんな感じです。
今回のコンセプトは、ヨーロッパからアメリカに印象派の技術が伝わりどのように変化していったのか、というものだったので大変興味深かったです。
中でも一番好きな作品はジュリアン・デュブレ『干し草作り』でした。
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画像ではイマイチ伝わらないですが、作品下部の干し草が本当に弾け飛んでいるように見えて感動しました。躍動感を味わうために是非実物を見ていただきたいですし、やはり画像と実物は違うんだなということが再確認できたのも収穫でした。
美術展で気に入ったものは作品リストに印をつけていく、という画商ごっこをしているんですが(皆さんやりますよね?)、通えば通うほどアンテナというかセンサーが敏感になっていきリストの印が増えていく気がします。
今回もリストが○だらけになってしまったので、いくつか絞って気に入った作品を紹介させてください。
エドマンド・チャールズ・ターベル『ヴェネツィアン・ブラインド』
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初めて知った画家ですが、ターベライトというファンの名称ができるぐらい信奉者がいたと聞いて他の作品も見たくなりました。
アンデシュ・レオナード・ソーン『オパール』
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木漏れ日が女性の肌にあたり本当に光って見えてとても綺麗でした。
久米桂一郎『秋景』
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135811034/picture_pc_b4494238e951854c11839cdfb85c0353.png?width=1200)
印象派の技術を学んだ日本人画家の日本風景画を初めて見たのでとても新鮮で衝撃でした。
この美術展では一際目立っていたと思います。
チャイルド・ハッサム『花摘み、フランス式庭園にて』
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135860124/picture_pc_be26b6f318a0732c7a919c27ecea495b.png)
木漏れ日と摘まれた花束がとても色鮮やかで画像より実物が遥かに綺麗です。
他にもハッサムの作品があったのですが、どれも精巧で写実主義と印象派ミックスのような、ため息が出るような作品ばかりでした。
ジョセフ・H・グリーンウッド『リンゴ園』
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作者名を見る前に作品を観るのですが、「好きだな」と思った作品が同じ作者だった時楽しくて嬉しいです。この作品もそうでした、他に『雪どけ』という作品があります。
まだ自分の知識や経験が足りなくて自分の「好き」がうまく言語化できません、色鮮やかな明るい画風が好きなんだなーという感じです。
芸術で自分の好みを語れる人は「大人」だと思っており憧れているので笑
自分の好みを語れるようにもっと色々な作品に触れたいと思います。<了>