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【Korecolor参加者Voice】大事をなすためには自分を知れ。

KOREWOKINIイベントの参加者体験を追うKOREWOKINI Voice。今回は2020年10月29日~2021年1月9日に開催された「Korecolor 自分を描く。世界を描く。(以下リンク)」の参加者のまっちさんにプログラムを通してどのような気づきや変化があったのかを綴って頂きました。

<まっちさんプロフィール>
大学では電気回路・プログラミングを専攻し、大学院では新しい通信方法について研究していました。その後、働き始めて社会人8年目になります。現在は自動車部品メーカに勤務し、会社のデジタル化(DX:デジタルトランスフォーメーション)を企画・推進する仕事をしています。
プライベートではNPOでプロボノや、コロナをきっかけに始めた子ども支援するボランティア活動や、それを持続可能な活動にするために、人材会社のインキュベーションプログラムに参加し、事業立案の検討を行っています。

参加したきっかけ/当初の自分の状況

~気が付いたら大切にしたいことに時間を費やせていなかった~
 30代に入ったことで仕事での立ち位置が変わり、担当として業務を推進していた立場から、上級職として開発に責任をもってリードする立場になりました。今までは上位方針に基づいて、それをいかに達成するかが重要だったわけですが、自分自身で方針や開発の立案をし、多種多様な人を巻き込んで業務を遂行するようになる中で、私は一体何がしたいのだろうと悩むことが多くなっていました。

 また、コロナの影響を受けて私の会社は大きく人事制度が変わり、成果主義・副業推奨という形に変わってきました。変な話なのですが、自分の技術で生きることを身近に感じるようになると、同時に自分が持っている技術やスキルはどう使えば正しいのだろうと感じるようになっていました。

 その中で、Korecolorに出会いました。最初は軽い気持ちで体験会に参加したのですが、その中で「自分の大切にしている軸」を考えるワークを行いました。やってみて驚いたのですが、いま大切にしたいと考えている自分の人生軸に対して、現状全くというほど時間を使ってなかったのです。そこで、先ずは何かを思い悩むよりも自分自身を正しく知ることが必要だと感じて、Korecolorに参加することを決めました。

印象に残っているコンテンツ

~左脳と右脳の異なる自分を見つめなおして~
 Korecolorは全6回のプログラムで構成されているのですが、それぞれのコンテンツが繋がるように設計されているため、どこかのコンテンツで急に何か大きな気づきがあるというよりは、全体を通して自分自身の全体像がどんどん明らかになってくるというような内容になっていました。とはいえ、その中でも取り分け大きな気づきがあったのは、第5回のコラージュ写真を作る回でした。

 この回では、左脳的な感覚に頼るのではなく右脳的な感覚で自分自身を洗い出すことによって、自分自身を別の角度から見つめなおすことにありました。コラージュを作成するということ自体も、学生だったころの美術の授業のような時間で、その作業自体が懐かしさとともに楽しいものでした。

 私はコラージュ写真を作るのに、スマホに保存されている過去に自分が撮影した画像を使ったのですが、コラージュ写真として映えそうな画像を選んで紡ぎ合わせてできた作品は、私が第1回目で「こうなりたい」と宣言した未来の自分そのものでした。私は今まで目標に向かって近づいていないと思っていたのですが、実際には少しずつ行動をしていて、結果を出していたのだと気づきました。それは別の参加者から指摘されて気付いたのですが、とても印象的な回でした。

第5回でまっちが作成したコラージュ画像。各参加者が想い想いの写真や画像を持ち寄り作成したコラージュは参加者の”色”がとても出た楽しいワークショップでした。

まっちさんでコラージュ

心に残っている一言

~事実と認識を分けて考え、適切な対応を導くこと~
 一番記憶に残っている言葉は「事実と認識は異なる」という言葉です。これは自分自身を振り返る上で一番難しかったことなのですが、どうしても辛かった過去や苦しかった過去の記憶が強く残っていて、それを強く思い出してしまいます。そのため、私がその過去を語るときの主観的な認識と、他の人がその話を聞いたときに感じる客観的な認識には大きな乖離がありました。

 例えば、私の場合はかなり遅くになってから、彼女ができて、そして失恋をしたのですが、私の認識では大きな出来事だったのにも関わらず、事実としては何回かある恋愛の失恋の一つにすぎませんでした。初めての経験は大きく記憶に残るものですし、だからこそ初めての経験は大切にした方がいいということにもなるのでしょうが、事実としては何回かある経験の一つでした。恋愛だけでなく、仕事の失敗、挫折、挑戦の数々、、色々なことが認識と事実で異なっていました。

 事実としての自分の過去を振り返ったときには、失敗ばかりしている人生だと感じていたのですが、事実はそれと異なり、成功もしているし、何か大きな失敗をした後には必ずそれを克服するために努力していて、数年かけてしっかり乗り越えて、そして別のことに新しく挑戦している自分の姿が浮かび上がってきました。

 自分自身を振り返る上で「認識と事実が異なる」、「認識と事実を分けて考える」ことの重要性に気づかされました。自分に対する評価や認識が間違っていれば、取るべき対応策も変わってきてしまうからです。

第一回のワークショップで書いて頂いたライフチャートでは、印象に残っている思い出を〇で囲っていますが、当初は3つともネガティブな経験に焦点が当たっている事が伺えます。俯瞰して見てみるとネガティブな事が起こった後に克服しようと努力をして乗り越えていっているまっちの人生も見る事ができます。

まっちさんライフチャート

どのような影響があったか/変化があったか

~悩み立ち止まっていたところから、一歩前へ~
 Korecolorに参加して得られたものとしては、自分自身がどういう人間なのかがおぼろげながらも明らかになったことです。どういうところに特徴があって、困難や課題に直面したときにはどのように行動する傾向があるのか、どういった課題を乗り越えることができて、どういった課題が残り超えることができていないのか、そういったことが少しわかったように思います。

 また、そのお陰で一見すると答えが見つからないような悩みが減りました。何ができないかが分かったということは、それをどう克服すればいいかもわかったということを意味します。悩んでどうしたらいいか分からないときって、たいていの場合は目の前の課題に対してどのように克服したらいいかがわからない時だと思います。そういう意味では、課題と課題を克服するための道筋が見えてきたので、悩みや気持ちがかなり楽になりました。

 さらには、課題だけでなく自分のモチベーションの源泉もわかったので、何か新しいことを始めるときに、自分自身をモチベートする理由が見つかってないときは、それをやるべきかどうか、心からやりたいことなのか、そういうことを立ち止まって考えられるようになりました。

今後について

~壁を乗り越える再現性の高い自分自身の勝ちパターンを作るために~
 今後の目標は、人を正しく巻き込み、社会課題を解決するようなイノベーションを生み出すことです。そのために、浮かび上がってきた自分自身の像から、先ずは1年後に達成したいこととして3つの目標を立てました。

1. 自分自身のマネジメント/チームを巻き込める人になる
2. 自分自身の使命を生み出すことよりは、スーパーフォロワーシップを発揮する
3. 友達のアドバイスに全力で従う

1. 自分自身のマネジメント/チームを巻き込める人になる
 これは、私が人を巻き込む以前に、自分自身のマネジメントが上手く出来てないというところからの気づきです。今まで理論的なプロジェクトマネジメントの方法を理解しておらず、独学で経験則的に習得した方法で実践していたため、不完全なプロジェクトマネジメントを行っており、それが私の仕事の障壁となっていたためです。今はPMPは勉強し、PMPだけでは足りない仕事固有のところは実践しながら学んでいます。

2. 自分自身の使命を生み出すことよりは、スーパーフォロワーシップを発揮する
 これは、私の過去のモチベートされた活動を振り返った時に、自分自身のやりたいことや自己実現するために力を発揮しているのではなくて、身近な人の困難や原体験化した社会課題を解決しようと試みているときに一番の力を発揮していたと分かりました。そのため、当面は自分自身の使命を見つけ出すことよりは、フォロワーシップを発揮して、身近な人が抱える課題を解決することに力を使いたいと思っています。

3. 友達のアドバイスに全力で従う
 過去困難に直面したときに、それを乗り越えられた裏には必ず友人の存在と助言がありました。決して自分自身の丹力や才能で乗り越えてきた訳ではありませんでした。なので、今後もおごらず、困ったときは抱え込まずにオープンに相談し、友人の言葉にはちゃんと耳を傾け、アドバイスに従い全力で行動していこうと考えています。

最後に一言

~大事をなすために自分を知る~
 もし、いま何かを変えたいとか、社会を変えたいとか、起業したいとか、大きな夢を抱えているのであれば、それに向けて一歩を踏み出す前に、一度自分自身を冷静に振り返ってみてください。大きなチャレンジには必ず困難があり、苦悩があり、葛藤があります。一過性のものではなくて継続することもしょっちゅうです。大きなチャレンジをして自分自身を省みる余裕がなくなる前に、その前にほんの少しだけ自分自身を俯瞰して客観的に眺めて、どういう人間かと知っておくことは、大きな一歩を踏み出すための大切な土台になると思います。

これから大きな何かを起こそうとしている人、何かに思い悩んでいて解決策が見えてこない人は、ぜひKorecolorに参加してみてください。

Inked第5回全体写真_LI

Korecolor第2期開催します!

ここまで読んで頂き「Korecolor気になる…!」となってくださった方、ぜひ第2期で一緒に皆さんの「これから」を描いてみませんか。
第1期参加者も運営に参画し、よりパワーアップしたKorecolor第2期を2021年5月15日~2021年7月31日にて開催致します。

まずはお気軽に事前説明会にお越し頂けると嬉しいです。3回の事前体験会を開催します。(※日程が合わない方は個別対応も行います)
お申込は"こちら"からお願い致します!
①4月22日(木)20:00~21:30
②4月24日(土)10:00~11:30 
③4月27日(火)20:00~21:30
皆さんにお会い出来るのを楽しみにしております!

Korecolorサムネ

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