「会社勤め編」ワーママの理想と現実
「さぁ、仕事復帰まであと1ヶ月!」というママ。
今は不安でいっぱいなのではないでしょうか?
1年間一緒にいた子供を保育園に預けての仕事。
「育児と家事の両立はどうするのだろう?」と思う一方で「一人でゆっくりお昼ご飯を食べられる!」と嬉しい気持ちもあったり…。
今回は、私が経験した子育てをしながら働く理想と現実を「会社勤め編」と「在宅ワーク編」に分けてお話ししたいと思います。
前編は「会社勤め編」です。
元々は仕事人間だった私
先ほどお話ししたように私は、「会社勤めでのワーママ(ワーキングママ)」と「在宅ワークでのワーママ」をどちらも経験しています。
私には現在、2人の子供がいます。
会社に勤めていたのは上の子を出産して1年の育休後に職場復帰してから退職までの2ヶ月間です。
なぜ、そんなに早く退職してしまったかというと、タイトルにもある理想と現実のギャップについていけずに、体も心も疲れてしまったからだと思います。
私の前職は介護福祉士です。
子供を妊娠する前の私は、仕事人間でした。サービス残業もありましたが、好きな仕事をできて楽しい毎日を送っていました。
職場復帰する前も「まぁ、不安もあるけど家事と育児の両立は、頑張れば出来るさ」と前向きに考えていました。
何よりも子供のママとしてではなく、「○○さん」として会社で働けることはママの自分から社会人に戻れるような気がしました。それが、自分には嬉しいことでした。
バリバリ仕事して子育ても完璧にこなしてみせる!と意気込んでいました。
イメージの数倍も大変だった現実
現実は自分のイメージしていた何倍もハードでした。
まず違ったのは「子供が自分の中心」になったことです。
今までは好きな時間まで仕事をして、家に帰ってもご飯は何時になっても大丈夫でした。
しかし、ワーママはそうはいきません。子供の迎えがあるので仕事が中途半端でも迎えがあるから、帰らないといけません。そして、復帰後、子供が頻繁に熱を出すようになりました。
交代勤務の介護福祉士にとって日勤者がいないことの大変さを知っている私には、子供の心配よりも仕事を休むことへの申し訳なさの気持ちが大きくなってしまいました。また、そう感じてしまう自分に「母親失格だ」と自分自身でレッテルを貼ってしまいました。
そして、子供にも職場にも申し訳なくなり「なんで仕事をしているのだろう」と考えるようになっていました。
考えても答えの出ない毎日に疲れてしまい、いつしか仕事に行けなくなってしまいました。
あの頃の自分に会えるなら
もちろん打開策はあったと思います。
しかし、当時の私は自分がダメだと思い込んでしまい、何もできませんでした。当時の自分に言えるなら、戻れるなら今の私はどうしていただろうと考えました。
まず言いたいのは「全部が完璧じゃなくていいんだよ」という言葉です。
家事も育児も仕事も全部を完璧にこなすことは困難です。
だから、「全部ちょっとずつ気を抜いて気楽にすれば大丈夫!今日も一日頑張ったね」ともっと自分を褒めてあげられたらよかったなと思います。
あとはもっと周りを頼ればよかったです。
大人になると頼ることが恥ずかしいと思うようになり、何でも自分一人で出来ると思っていました。そのため、「大丈夫?」と聞いてくれる旦那や助けてくれる実母や義母に素直に甘えることができませんでした。
でも、その時素直に「助けて、お願い」と言えていたなら、私は今も会社勤めをやめていなかったと思います。
・ ・ ・
現代において共働きは当たり前になっています。
働いて、家事、育児をするのは大変だと思います。本当に毎日お疲れ様です。そんな時こそ自分を甘やかしましょう。ママだって一人の人間です。たまに息抜きしながら、また明日頑張りましょう。
私の経験が少しでも今から職場復帰するママへの頑張りになれば嬉しいです。
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