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昭和に対する憧れ、そして平成初期

これまで昭和の時代をなぜよいと感じるのかわからなかったけど、なぜかわかった。それは過ぎた年月によって深みがでるからである。
懐かしさもそれには含まれるが、年月が経つというだけでそこには深みが生まれる。音楽も映画も樹木も人間も同じで、長く存在しているだけで価値が生まれる。

年月が経っているということは、それだけの年数を経験しており、その分の経験値があるということである。そして、時代も経験値を獲得している。それによって人々の畏敬の念が少なからず生まれる。事実、平成初期もこの時代は良かったと言われる対象にすでになりつつある。
そのためまだ生まれていなかった昭和の頃や、幼かった平成初期の映像や画像をみて、この時代を生きてみたかったと胸を苦しくする必要はないのである。今生きている令和を含めてどの時代もいずれは焦がれの対象となる。

つまりできるだけ若いうちに世の中に対してアウトプットをしたほうが良いと考える。なぜなら時が過ぎるだけで、その過ぎた年月分の価値が生まれるからである。若い頃にアウトプットをしておけば自分が老いた時にそれを懐かしく思い返すことができる。

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