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【情報更新】疑惑深まる「桜を見る会」に大阪から参加した吹田市議

総理主催「桜を見る会」が大きな問題に


 安倍晋三総理大臣主催の「桜を見る会」が大きな問題になっていますね。

 「桜を見る会」というのは、「各界で功労・功績のあった人たちを慰労し、懇談すること」を目的に、各省庁が推薦して招待して開いているとしていますが、実際には安倍さんや自民党国会議員の後援会員や支援者などが大量に参加していることが明らかになってきました。しかも、安倍政権下で毎年予算も人数も増え続けており、どういう基準で誰が推薦されて参加したかも「廃棄している」と答えています。


 これに対して、公的行事を利用して税金で自身の後援会員・支援者に利益を提供していたとして「公職選挙法違反」だという批判が起こっています。首相は11月14日夜に会見し、来年の「桜を見る会」は中止すると発表しましたが、「意義のある行事」だと招待者と予算を毎年増やしておきながら、追及されるとわずか一週間も経たず中止していることに、さらに疑問が深まっています。

「桜を見る会」に"招待"された藤木えいすけ吹田市議はブログ削除


 さて、この疑惑深まる「桜を見る会」に招待され、大阪から参加した吹田市議会議員がいました。自民党の藤木えいすけ議員です。

藤木えいすけ

 藤木議員は2018年4月の「桜を見る会」に参加し、著名人と一緒に写真を撮ったことを大喜びで自身のブログやインスタグラムで報告していました。また、「4年ぶりに"総理と桜を見る会"に招待されました」という文章からは、2014年にも招待されていたことがわかります。

 では、藤木議員はどういう基準で招待されたのか?
 例えば、地方議員ということで吹田市議会議員には招待があったのでしょうか?

 吹田市議会事務局や他の議員に聞いてみたところ、吹田市議会宛に招待はなかったとのことでした。また2018年当時、藤木議員は吹田市議会議長でしたが、「議長公務でもない」とのことです。まして、議長でもなかった2014年に招待されたのは「どういう基準で?」という疑問がわきます。

 しかも、「段取りをして頂いた、とかしきなおみ代議士には感謝申し上げます☆」と、大阪7区選出の渡嘉敷奈緒美衆議院議員(自民党・前大阪府連会長)が口利きしていたことを自ら書いているのです。このことから、渡嘉敷奈緒美議員も自身の後援会員や地方議員を「桜を見る会」に推薦・招待し、税金で利益を提供していた可能性があります。

 藤木議員は「ヤバい」と思ったのか、それとも渡嘉敷議員に忠告されたのか、11月12日夜にブログやインスタグラムから「桜を見る会」の投稿をすべて削除しました。そして何ら説明をすることなく、新たにバスツアーの投稿をしています。

藤木えいすけ削除後


藤木議員の地元民に聞いてみた「どう思う?」


 たまたま藤木議員の地元・千里山地域の友人2人と会う予定があったので、「今、報道されている『桜を見る会』に藤木さんが招待されてたんだって」と話をしてみると…。

 「藤木さんって選挙の時に『やる気!元気!藤木!』しか言わない人でしょ?そういう人が招待される会なんや」「えー、これ行っていたらヤバイやつやろ」などなど、驚きの声が。

  藤木議員といえば、市議会質問でよく公共施設や公的行事について、「市民共有の財産」という言い方で、その大切さを訴えてきた議員です。まさに国民の財産である税金で接待されたご自身の行為をどうお考えなのか、きちんと説明する責任があるのではないでしょうか。大阪においても疑惑の解明が待たれます。


【11/15追加情報】
「桜を見る会」参加に合わせて公費研修の予定を入れた吹田市議も


 藤木えいすけ議員に続いて、別の自民党吹田市議会議員も2018年4月の「桜を見る会」に参加していたことがわかりました。
 白石とおる議員
です。

画像3

 白石とおる議員のフェイスブックには、「桜を見る会」に参加した様子とともに、「今日は新宿御苑で安倍総理と桜を見る会に参加したあと、永田町の全国町村会館で地方議会議員フォーラム2018に参加しました」と書かれてあります。

 そこで、吹田市議会のホームページで公開されている「自由民主党・絆の会」会派の政務活動費収支報告を確認してみると…。

20190411研修費(白石)

 なんと、白石議員はこの研修に公費で参加しているのです!
 まるで「桜を見る会」に合わせて都内での公費研修を組んだように見えます。
 自身の政治活動や私用に公費での出張・研修を重ねて入れることは大きな問題ではないでしょうか。


 総理大臣周辺はもちろんですが、身近なところでの「桜を見る会」に関わる様々な疑惑について、今後きちんと注視していく必要がありそうです。そして、藤木・白石両議員は、市民に対してきちんと説明を果たすべきです。

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