“哀れなるものたち”で学ぶ「ジョン・ハンター」
ジョン・ハンターってご存じですか?
彼は18世紀の解剖学者であり、外科医です。外科医と言っても当時はまだ根拠に基づいた医療 (evidence-based medicine, EBM)というものが行われていませんでした。
つまり、根拠はないけど、昔から伝わっている治療方法を妄信して施術してきたわけです。
代表的なのが瀉血です。これは患者の血を抜くことで体液のバランスを整えるという理屈ですが、これはなんの医学的根拠もないばかりか患者の寿命を縮める助けになっていました。
18世紀