VRの課題と組み合わせの可能性についてくそ真面目に考えてみた
最近何かと話題になるVRですが、oculus goというVR機器を1年程使ってみて感じたいい点悪い点、今後の展望について書いていきます。
結論だけ見たい人は一番下まで飛ばしてください!
VRって何ですか?って人向けの解説
Virtual Reality略してVR。
コンピューターにより描画された仮想世界を現実世界として体験できる技術のことです。ソードアートオンラインという作品などが特に有名です。
平たく言うとパソコンの画面をメガネのようなもので投影して、画面の向こう側の世界がその場にあるかのうように体験するものです。
そして、そのVRを個人でも手軽に体験できる機器の一つがoculus goというものです。
So what?(だから、何?)
VRの説明を受けてもだから何?ってなる人がまだ多いと思います。
それが何の役に立つの?私に何をどう提供してくれるの?
答えは、簡単です。まだ、そんな段階のものじゃありません。実用性や利便性の向上を追求している場合、費用対効果がうんちゃらと話し始めてしまった場合、その議論においてVRはおそらく現実的で実用的な答えを提示できないと思います。
少なくとも今はまだ。
一部不動産業者では顧客が現地で部屋を見る代わりにVRで体験してもらったとかもらってないとか。まだまだそんなものです。
そもそも現実での利便性という観点で言えば、道案内や現実情報の補完的な表示ができるARの方が向いていますし、VRの使いどころってどこがいいんじゃー!
それでもいいよと言う好奇心旺盛で優しい人へ
VRは実用的ではないよという話をさんざん書きましたが、全く価値がないかというとそんなことはないです。そんなこと思っていたらoculus go買ってないですし、1年も使ってないです。
ではVRのメリットって何でしょう?
1ユーザーとしてはっきり感じるのは没入感の高さです。これは、体験してもらわないと伝えようがありませんが、圧倒的に従来のデバイスと異なります。VR ZONE SHINJUKUとかその横のゲーセンで試してみてください。
エヴァンゲリオンのVRやってシンジ君見直しました。使徒とかあんなでかいの怖くて戦いに行きたくないです。
※現在は既に終了しているようです(遠い目)
VRやりたいという人は以下の施設から調べてみてください!
没入感が凄いので、ゲームとの相性はとても高いです。また、動画もすごく集中してみることができると思います。
YouTube VRをVR機器に入れてみると時間を忘れて見れますよ。
結論的にはVRはゲームに関する新しいハードウェアという位置づけが今は最も有用性が高そうに思います。
買う価値あるの?デメリットは?
買う価値があるかは人それぞれですが、デメリットというか欠点も知っておきたいですね。
まず、人によっては酔うと思います。これは試してみないと分かりません。利用するアプリによっても違うと思います。
次にVR中は他のことはできません。周囲に気を使うことすら見えないのでできません。動き回れば箪笥の角に足の小指をぶつけるでしょう。
そして、時間が経つのを忘れます。没入感が強く、時計もちょっと目を泳がせてみるということはできません。そのため入り込んで気づいたらこんな時間!みたいなことにもなると思います。
体験してみたいくらいの感覚で買うならoculus go、がっつり楽しみたいならHTC Viveやoculus quest辺りが良いように思います。
課題と今後の展望
さて、色々書いて来ましたが結論的に何が言いたいかというと、2つです。
VRの没入感を利用した広告の発展性と他のデバイス特にgoogle homeとの連携などの発展性を感じました。(もしかすると音声認識自体が大事で他のデバイスは不要かもしれませんが。。)
1,広告に関してですが、例えばVRゲームの世界で渋谷が舞台になっていればそこには現実世界のように広告があっても不自然ではないと思います。そこに現実と同じように広告を自然に差し入れていくことで広告に新たな可能性が広がっていくような気がしました。
渋谷が舞台のVRゲーム(かなり完成度高いです。)
2,音声認識については、VRがそもそも文字入力と現状相性が悪いという問題と関連しています。しかし、PCの場合わざわざ音声入力を使おうと思いませんが、VRなら必要性から音声入力を使うと思います。音声による入力は音楽をリズムで検索するなど音でしかできない特徴を発掘していく余地があるのではないでしょうか?
そのようなわけで、VRはまだまだ途上ながら途上だからこその発展性がまだまだあるのかなというのがこの土日に感じたことでした。