【雑感】無題

人生で本当に知ってなければいけないことって、一体幾つあるのだろうか。

人と話していても、「これくらい知ってて当然だよ」みたいなことを言われる回数は、年々増えている気がする。僕自身、知らないことを知ることには非常に興味はあるが、なんだろう、そういう言い方をされると、それは本当に知っていて然るべきことなのだろうか、と思う。

「○○をするなら◆◆は知っていて当然だ」みたいなのも、何というか快くはない。「◆◆は知っておくと良いんじゃないか」なら、分かるのだが。
何かを始めたばかりの初心者は、大抵自分の知識がないことをどこの界隈であっても痛感するものだ。「分かってない」のは、自分が一番よく分かっている。わざわざ傷口に塩を塗るのはいただけない。

世界は広がり続ける。
「知っていて当然」のことは、増え続ける。それを知らない人を馬鹿にすることは、今よりずっと容易になっていくだろう。された側は、そこから意固地になって知識を得ることを拒むかもしれない。

言葉の使い方には、気をつけたいものだ。
他人へ忠告するときは、目線を下げ。
他人から忠告を受け取る時は、もっと素直に。
そう生きたいものである。

誰かに押し付ける気は、毛頭ないけれども。

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