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北朝鮮人の部屋には私物らしい私物が何もなかった(2)

夜逃げしたような部屋

国交がある中国では「お隣さんが北朝鮮人」ということもありえるし、賃借人が北朝鮮人というケースもある。

部屋を貸した北朝鮮人夫妻が契約更新時に中国へ戻ってこれず期限を迎えてしまったため中国の規則に従い契約終了から1か月後、大家の劉さんは部屋に入った。

北朝鮮夫妻が残していたものは私物らしい私物はほとんどなかった。

夜逃げではないのに夜逃げした部屋のようだった。

大家所有の家具家電は一式そろっていたので劉さんは安堵したようだ。

海外在住でも人民班に属し生活総和を行う

北朝鮮以外に居住する北他朝鮮人も国内同様に人民班に属し、週1で集まり生活総和を行う。

そのため自由に暮らしているように見えても、組織上の監視者が必ず存在する。

その監視者は合鍵を持っており、定期的に入室して室内チェックしているという。

今回のケースは中国へ戻ってこれないことは早い段階で分かっていたので、大家が入ってくる前に問題がありそうなものは回収済みだったようだ。

劉さんからのシェアしてもらった写真を見ると金日成主席や金正日総書記の写真もなければ、北朝鮮っぽい書類もなかった。

北朝鮮にとっては、特に最高尊厳の写真がぞんざいに扱われるのはなんとしても避けなければいけないトッププライオリティだろう。

本記事の内容をさらに詳しくお伝えしています。ぜひご覧ください。
https://www.koreaworldtimes.com/topics/news/8005/

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