耽美ではない2024総括。
今年の総括は「横浜日本一」と「人の人生を邪魔するやつと格付けするやつはすっこんでろ」である。流行病が上陸する少し前から抱えていたけれど、ご時世的に言い出せなかったメンタルの不調が火を噴いたのが去年から今年の前半、その結果後回しにせざるを得なかったことに全部決着をつけようと奮戦したのが今年の後半。その結果行きたいライブや試合に行けないということも多かったけれど、後悔はしていない。幸い命も未来も希望も可能性もしっかり残っているのでね。
家でのびていることが多かったからこそ、なんとか行けた場所というのは例年以上に尊かった。年明けの「ちいかわ星降るスカイツリー」で見た、昼と夜の境目の美しさ。その奥にある富士山を撮ろうとする観光客を「カメラが買えますようにーーーっ!」というハチワレちゃんの声と流れ星のオブジェの点滅が妨害するという、心温まる光景。オープン戦で見た度会選手の星のきらめき。葵さんが「今日は楽しみましょう」とSNSにポストした瞬間渋谷を襲ったゲリラ豪雨。wyseのインストアイベントでHIROさんに言われた「(湘南も浦和も)お互い残留しましょう!」というリアルすぎるサポーター目線。CLAMP展で見た青春の数々と、父に「ついに多摩川をこえられたよ」とLINEしたところ、返ってきた「しかも山手線の内側だ!」という「そこかよ」な返事。ご飯を作りに来てくれた母が「あんたの部屋いつきても可愛いものばっかりだわ」と言いながら、一番長い時間見ていた根岸八幡神社の横浜優勝記念御朱印。アメリカ山公園で見た「バタースコッチ」というなんか美味しそうな名前の薔薇。着る服に困ったときの味方、ワールドポーターズの古着屋ストリート。ご時世と不調を乗り越えて久しぶりに会えた友人たち。優勝パレードの日のみなとみらいで輝いていたルイ・ヴィトンのカルーセルと、コスモクロックにきらめいていたたぬき。なんだよ、動けないなりを通り越してめちゃめちゃ楽しんでんじゃねーかという話だけれど、そういうツッコミが自分自身から出てくることが救いなのだ。だって世の中、書けることばかりじゃないですからね。
夏からDaizyStripperが「少し長い夏休み」に入るので、久しぶりにピアノかエレクトーンか、とにかくどちらでもいいので再開しようかなと。自分が自分を取り戻す旅の最後のピースは、やっぱり鍵盤を弾くことが楽しくて仕方がなかった自分だった。練習する場所がないという問題はあるけれど、多分教室に通っている人の中には同じような境遇の人もいるだろうし、まずは話を聞きに行こう。とにかく動きたくても動けないのターンから、少しは動ける状態まで戻ってきたので、無理せずマイペースで私は私の人生を生きようと思います。極論、今を生きている人間を否定する権利なんて、誰にもない。それが過去に出会った人であろうが、現在進行形で関わっている人であろうが、名前も顔も知らない誰かであろうが、同じこと。